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結論ありき 極右団体「日本会議」が決める天皇の生前退位
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/192919
2016年11月1日 日刊ゲンダイ
「お気持ち」を述べられる会見を見入る国民/(C)AP
天皇の生前退位をめぐって政府が設置した有識者会議が、ヒアリングを行う専門家を決めた。メンバーは16人で、座長の今井敬・経団連名誉会長は「非常にバランスが取れているのではないか」と自画自賛したが、ちょっと待って欲しい。16人の中に、皇室典範改正に異を唱える右翼集団「日本会議」の関係者が目立つのだ。
そのひとりが、日本会議の理論的支柱の百地章・国士舘大院客員教授だ。週刊誌などの取材で「(皇室典範は)簡単に変えてはならない」と明言し、生前退位を特例法で対処するのがいいと主張してきた。日本会議と関係が深い「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表でジャーナリストの櫻井よしこ氏も「特措法もひとつの選択肢だ」との立場。シンパのひとりの所功・京都産業大学名誉教授は典範改正が望ましいとしながらも「まずは入り口として特措法で対処」するべきとしている。
中には過去の発言を拾ってみると、微妙に意見が異なるメンバーもいる。日本会議の会合でしばしば講師を務める八木秀次・麗沢大教授は「(生前退位で)皇位継承の安定性が揺らぎ、天皇制度の終わりの始まりになってしまう」と生前退位そのものに反対だ。日本会議の政策委員会代表で大原康男・国学院大名誉教授も同様で、「天皇陛下がいつまでもいらっしゃる“ご存在”の継続こそが最も重要」と語っている。
日本会議シンパの渡部昇一・上智大名誉教授は「皇室典範に安易に手を加えることは危険だ」「皇室典範を改正しなくとも、摂政を置けばすべてうまくいく」と発言。このほか平川祐弘・東大名誉教授も「美しい日本――」の代表発起人を務めている。
これではヒアリング作業を日本会議が浸食しているようなものだ。日本会議に詳しいジャーナリストの青木理氏が言う。
「日本会議にかかわる多くの右派は、生前退位を認めると天皇の神聖性が失われ、場合によっては天皇制の維持が困難になるのでは、という妄想にとらわれています。しかも皇室典範改定にまで広げると、また女性・女系天皇論議に火がつく可能性がある。安倍首相も日本会議もこれは何としても避けたいのです。ヒアリングの人選には“何が何でも典範に手をつけるのは避けたい”という安倍首相のもくろみがうかがえます」
最初に結論ありきということか。
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