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航空自衛隊と英空軍が初の共同訓練へ 青森 三沢基地 :NHK
英国空軍と自衛隊の共同訓練は完全な憲法9条違反であるー(天木直人氏)
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22nd Oct 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
きょう10月23日朝6時のNHKニュースが、英国空軍と日本の空自の共同訓練が始まったと報じた。
その意義を語る空自幹部の次のような趣旨の言葉が紹介されていた。
英国空軍との共同訓練はアジアの平和実現にとって有意義だと。
これをNHKは、一切のコメントをすることなく、当然のように報じるだけだった。
これこそが、なし崩し的な憲法9条違反だ。
ここまで憲法9条の精神が無視、否定されるような日本になってしまったのだ。
在日米軍基地は憲法9条違反だと断じた、1959年のあの有名で明快な東京地裁の伊達判決。
それを、国の安全保障政策は司法の判断になじまないとして統治行為論を持ち出して、
すかさず差し戻しした田中耕太郎最高裁長官(当時)。
この戦後史の最大の出来事は、裏を返せば、日米安保条約は憲法9条と矛盾することを認め、
その上で、この矛盾を飲み込むしかないという政治的判断が下されたということだ。
これを私なりに、さらに一歩踏み込んで解説すると、
日本の戦後は憲法9条と日米安保条約という相反する国策を、
昭和天皇の戦争責任免責による天皇制の維持という、もう一つの国策のために受け入れた。
だから、憲法9条違反である安保体制(すなわち在日米軍容認)は、
法的判断を棚上げして、政治的判断で受け入れろ、
さもなければ戦後の三位一体の国家体制が崩れるという事である。
さらにつけ加えて言うならば、徹底した反共主義者であった田中耕太郎最高裁長官にとっては、
日本を共産主義の脅威から守ることは司法の判断を超えた、これまた絶対的な国策であるという信念があった。
この田中耕太郎の判断の適否を私はここでは議論しない。
百歩譲って、日米安保体制と憲法9条の矛盾を受け入れるとしても、
今朝のNHKニュースが報じる英国(もっといえば米国以外のあらゆる外国)との軍事協力は、
どう考えても憲法9条違反なのだ。
そして、さらに百歩譲って(二百歩譲って)、
今度の英国軍と空自の共同軍事訓練を日本のあらたな国防政策として憲法9条と両立させるのであれば、
日米安保条約と並んだ新たな条約を英国と結んで、
それを国会で批准し、日本国民の承諾を得なくてはいけない。
日英共同軍事演習を日本の領土で行うということは、
そこまで大きな日本の基本政策の変更を意味するのである。
それを、時の政権の考え一つで決定し、自衛官が当然のようにコメントする。
それをメディアが何の疑義もなく、既成事実のように流す。
これでは国民は気づかない。
護憲政党はこの重大な憲法9条違反を国会で一切追及しない。
私は絶望的な気持ちを抱かざるを得ない。
絶望的な日本をもう一度、正常な日本に取り戻す。
この私なりの、かすかな希望を求める最後の試みこそ、
誰もが言い出そうとしなかった新党憲法9条の結党宣言である。
それはまた、憲法9条を、その他の二つの国策、
つまり日米安保体制と象徴天皇という国策よりも優位の国策としたいという、
私なりの天皇陛下のお言葉の解釈に従った、私なりの天皇陛下の生前退位の意向に応える試みである。
これに護憲の国民が動かなければ、これ以上私にできることはない。
私が残された人生をかけて政治的な言動を続ける意味は、もはやなくなる。
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英空軍タイフーン戦闘機、日本初飛来=4機が日英共同訓練に参加
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航空自衛隊と英空軍が初の共同訓練へ 青森 三沢基地
動画→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161023/k10010740631000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_013
10月23日 8時35分 NHK
航空自衛隊がイギリス空軍と初めて国内の基地を使って共同訓練を行うことになり、22日夜、イギリスの戦闘機など5機が青森県の三沢基地に到着しました。
青森県の三沢基地に到着したのは、イギリス空軍のタイフーン戦闘機4機とボイジャー空中給油輸送機の合わせて5機です。
航空自衛隊とイギリス空軍の共同訓練は、ことし1月に開かれた日英両国の外務・防衛の閣僚会合での合意に基づくもので、航空自衛隊が国内でアメリカ以外の国と訓練を行うのは初めてです。航空自衛隊からはF15戦闘機など合わせて8機ほどが参加し、東北や北海道沖の太平洋上空の訓練空域で、日英がそれぞれ二手に分かれて戦闘訓練を行うということです。
到着したイギリス空軍の部隊の指揮官を務めるエリオット中佐は「古くから日本とイギリスは共通の価値観を持ってきた。今回、中東を経てマレーシアで訓練を行ってきたが、日本でもすばらしい体験ができると確信している」と述べました。また、航空自衛隊三沢基地の今城弘治司令は「今回の訓練を通じて両国の隊員の技量を高めていきたい」と述べました。航空自衛隊とイギリス空軍の共同訓練は24日から来月3日まで行われます。
国内基地使用の根拠と狙い
航空自衛隊とイギリス空軍の初めての共同訓練で使われる青森県の三沢基地は、ふだん、アメリカ軍と航空自衛隊が共同で使っています。
三沢基地をアメリカ軍以外が使うことについて、防衛省は、日米地位協定の2条にある「アメリカ軍が施設を一時的に使用していないときは日本政府は臨時にみずから使用できる」という規定を根拠に、アメリカ以外の国とも共同使用できるとしました。
また、今回の狙いについて防衛省は「安全保障の面で大きな力を持つイギリスが、アジア太平洋地域の情勢に注目することになれば、大きな意義がある」として、イギリスとの訓練によってヨーロッパの国々からのアジア太平洋地域への関与を高めたいという考えを強調しています。
イギリス空軍の部隊は、日本に到着する前にマレーシアで訓練を行っていて、航空自衛隊との訓練のあとは、さらに韓国に移って訓練を実施するということです。
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