自衛隊は金かかるけど、核ミサイルは1発 3億円で装備できるから超お得なんだよ。 防衛費が今の自衛隊の 1/10 で済むからね:西部邁ゼミナール 「『核』が日本を沈没から救う」 伊藤貫 http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/523.html 弾道ミサイルはお買い得な兵器 北朝鮮と中国は米軍に唯一勝てる兵器として、弾道ミサイルに軍事力整備を集中させてきている。 弾道ミサイル以外に中朝が保有している兵器は、いずれも日米より大きく劣っており、通用しないと考えられる。 弾道ミサイルは技術的に簡単なうえ、マッハ5から20で落下するので迎撃の難易度が非常に高い。 中国や北朝鮮から日本まで届く中距離ミサイルノドンや、DF−16の価格は公表されていないものの、3億円から5億円ではないかと推測されています。 アメリカ軍の潜水艦発射核ミサイルは50億円くらいするが、地上発射型で射程1000キロの中距離ミサイルは数億円というところです。 これを迎撃するイージス艦のSM-3ミサイルは、一説には1発20億円程度と言われています。 つまり北朝鮮や中国は1発3億円か5億円のミサイルを発射して、日米はこれを1発20億円のミサイルで迎撃するわけです。
攻撃側は途中で撃墜されても被害は受けないが、日本側は1発迎撃失敗するたびに、数億円から数百億円の被害が地上で生じるでしょう。 さらにレーダーや航空基地、発電所など重要施設に着弾すると、防衛機能が停止したり、国家機能が麻痺するかも知れません。 弾道ミサイルは打つ側はリスクゼロで、防衛側だけに無限大のリスクを負わせることが出来る兵器です。
ミサイルやシステムの値段を比較しても防衛側は不利で、攻撃側は10分の1程度の費用で整備可能です。 弾道ミサイルは後進国でも安上がりに作れるが、迎撃ミサイルは先進国が先端技術を投入しないと作れない。 イージス艦だけでミサイル防衛は不可能 世界のほとんどの国は航空機を作れないが、自転車を製造出来ない国ですら弾道ミサイルを製造しています。 さらに核爆弾の値段も1発数億円と言われていて、北朝鮮の地下核実験は一回5億円しか掛かっていないと言っていました。 足し算するとノドンに核弾頭を詰め込んで(可能だとして)日本に発射する費用はたった10億円という事になります。 古来から続いてきた「盾矛論争」では結局盾が勝つ事が多いのだが、現在は盾が矛を圧倒しているといえます。
日米が進めているミサイル防衛システムでは、イージス艦のSM3ミサイルの迎撃率が、実験では80%とされています。 SM3、サード、パトリオットを組み合わせると理論上100%近い迎撃率に成るのだが、これは相手が単発で打ってきた場合です。 実戦では敵はなるべく迎撃されないように角度や高度や方角などを工夫するだろうし、同時に何発も発射します。
防衛関係者がチラッとマスコミに語っていたところでは、パトリオットやイージスは同時に3発程度しか迎撃出来ないとされています。 イージス艦に搭載しているSM3迎撃ミサイルも、何十発も搭載しているのではなく、一艦あたり8発程度とされています。 日本のイージス艦は現在6隻で、将来も最大8隻しか建造されないと見られています。
しかも軍艦は性質上、一度に保有数の半分程度しか出港しないものなので、同時に運用するのは4隻で、他にも任務があるので弾道ミサイル防衛に当たるのはさらに半分の2隻というところです。 アメリカはイージス艦を80隻から100隻まで増やすようなので、日本は10分の1に過ぎず、これではイージス艦でミサイル防衛は不可能です。 報復手段がないとジリ貧になる 現在検討中とされているのが「陸上イージス」で名前の通りイージス艦を地上に据え付けたような機能を持ちます。 移動出来ない代わりに稼働率が高いので、イージス艦よりは実用性が高いかも知れません。 サードミサイルや高高度ミサイル、パトリオット改良型、新型イージスなど次々に新たな防衛システムは導入されていくでしょう。 それでも弾道ミサイルは攻撃側は絶対に無傷で、防衛側だけがリスクを負う性格は変わらず、攻撃任務の必要性が検討されるでしょう。
日米安保では攻撃や反撃はアメリカ軍だけがするようになっているが、日本側はガイドライン改定の度に「日本の先制攻撃」の必要性を主張しています。 将来的に日本がどうやって反撃能力を保有するかは、真剣に議論されるようになるでしょう。 日本は尖閣諸島などが敵に占拠されたとき、地上攻撃できるように短距離弾道ミサイルを開発中です。
短距離ミサイルから始まって、いずれは敵のミサイル基地を叩く中距離ミサイルも、何らかの名目で保有しようとするでしょう。 技術的には短距離でも中距離でも違いはなく、北朝鮮や中国のも短距離ミサイルを改良したものです。 もし中国が日本を攻撃してくると、沖縄や本土の航空基地や民間飛行場、レーダーなどに集中してミサイル攻撃を行うでしょう。
一発でも迎撃失敗するとその機能は失われるので、99.9%迎撃に成功しても、徐々に自衛隊は機能を喪失していくと想像できます。 この場合、中国が攻撃すれば中国側も攻撃を受けるなら、抑止力になり攻撃を思い止まるでしょう。 現状は在日アメリカ軍の存在と米軍の核の存在が抑止力になっているが、日米安保で明文化されていないので、いかにも心許ない。
日米安保で日本が攻撃されたら米軍が核で報復するような条文を明記するか、日本自身が報復能力を持つべきだという議論がいずれ起きるでしょう。 http://thutmose.blog.jp/archives/66527555.html
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