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東電、遠のく経営安定化 米山氏は再稼働慎重 経産省幹部「全国に影響でなければよいが」 
http://www.asyura2.com/16/senkyo214/msg/568.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 10 月 18 日 00:07:19: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

新潟知事選
東電、遠のく経営安定化 米山氏は再稼働慎重

毎日新聞2016年10月17日 21時45分(最終更新 10月17日 23時45分)
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東電の経営はどうなる?
 16日投開票された新潟県知事選で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な米山隆一氏が与党候補を破って初当選した。同原発の早期再稼働を模索してきた政府と東電の立地自治体との調整は振り出しに戻り、東電の経営や政府のエネルギー政策の先行きが一段と見えなくなってきた。【宮川裕章、工藤昭久】

 17日の東京株式市場では、東京電力ホールディングス(HD)の株価が急落、前週末終値比7.89%安の385円で取引を終えた。原油安で燃料費が減り、2016年3月期に大幅な経常黒字を確保したものの、市場は原発再稼働が収益安定化の前提と見る。東電幹部は「燃料費が上がれば状況はまた変わる」と厳しい表情を見せる。柏崎刈羽6、7号機の再稼働で年2400億円程度の増益効果を見込んでいただけに、打撃は大きい。

 経済産業省幹部は「再稼働無しの経営再建は難しい」と断言。原発再稼働で収益回復の道筋を付けて16年度…


 

2016.10.16 22:49
【新潟県知事選】柏崎刈羽、遠のく再稼働…経産省幹部「全国に影響でなければよいが」 エネ政策・東電経営に影響大


東京電力柏崎刈羽原発の6号機(中央)、7号機(右)=新潟県柏崎市
 柏崎刈羽原発の再稼働反対を新潟県知事選の最大の争点に掲げた米山隆一氏が当選したことで、同原発の再稼働は一層困難になりそうだ。エネルギー政策や東京電力ホールディングス(HD)の経営への影響は大きく、政府は危機感を募らせている。

 米山氏が16日夜、柏崎刈羽原発の再稼働を「認めることはできない」と明言したことに対し、経済産業省幹部は「全国の原発再稼働に影響が出なければよいが」と顔を曇らせた。

 原発を「重要なベースロード電源」と位置づける政府にとって、福島第1原発と同型の沸騰水型である柏崎刈羽原発を再稼働することはエネルギー政策の立て直しの第一歩となるはずだった。

 政府が描く東電HDの脱国有化の道筋も不透明になる。再稼働しなければ、1基当たりで年間約1200億円の収支改善効果は得られない。国に肩代わりさせている福島第1原発事故の賠償費用を返済する財務体質改善も難しいままだ。原発で発電する安価な電気を生かせず、料金水準を引き下げられないため、電力自由化での競争にますます後れを取ることにもなる。

 東電HDは、米山氏の当選を受けて「知事選は県民の皆様が選んだ結果と受け止めている。福島第1原発事故の反省と教訓を踏まえて、柏崎刈羽原発で講じている安全対策などについて、引き続きしっかりと取り組んでいきたい」とのコメントを出した。

 しかし、東電関係者は「(与党が推薦した)森民夫氏となら建設的な話し合いができると思ったのに」とため息を漏らした。
http://www.sankei.com/politics/news/161016/plt1610160041-n1.html


 


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世田谷区長。ジャーナリスト。
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「原発再稼働を認めない」 新潟県知事選挙米山氏の勝利の意味は限りなく大きい
投稿日: 2016年10月16日 23時01分 JST 更新: 2016年10月16日 23時20分 JST PHOTO
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「生命と暮らしが守れない現状では、原発再稼働を認めるわけにはいかない」と、当選の瞬間の声が入ってきました。

新潟県知事選挙で新人の米山隆一氏(49)氏の当選確実が伝えられました。共産・社民・自由の野党3党が推薦し、すでに自主投票を決めていた民進党も14日に蓮舫代表が新潟市内で米山候補の応援演説に入り、ぎりぎりに事実上の方針転換で駆け込んだ格好です。一方、自民・公明の与党推薦の森民夫候補(67)には、二階俊博自民党幹事長が自ら業界団体をまわって引き締めをはかるなどの指揮をとりましたが、及ばなかったということになります。

新潟知事選、米山氏の初当選確実 再稼働に慎重姿勢:朝日新聞デジタル
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働が争点となった新潟県知事選は16日、投開票され、再稼働に慎重姿勢で、無所属新顔の医師の米山隆一氏(49)=共産、社民、自由推薦=が、同県長岡市の前市長の森民夫氏(67)=自民、公明推薦=ら無所属新顔3氏を破って初当選を確実にした。
柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)は全7基が停止しており、原子力規制委員会が適合審査中。米山氏は、原発が立地する道県では鹿児島県に続く「慎重派知事」の誕生となる。知事に再稼働を止める法的権限はないが、知事の同意が得られなければ、原発停止が長期化する可能性もある。
今回の新潟県知事選挙の争点は、「東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働」に他なりません。東京電力・福島第一原発事故の教訓から学ばず、ひたすら原発再稼働を追求している安倍内閣にとって、今回の新潟県知事選挙は「負けられない戦い」だったはずです。ところが、柏崎刈羽原発を地元に抱える新潟県民は、今回の知事選挙で「再稼働はNO!」の意志表示をしたのです。

今回の新潟知事選挙は、自民党が圧倒的に強い国政での状況に加えて、野党第一党の民進党も態度が煮え切らずに「自主投票」を決め、自民・公明のみならず連合も森候補を推薦するという構図で行われています。これに対して、野党は共産党・社民党・自由党が米山候補を推薦しましたが、 準備期間や知名度から言ってもハードルは高かったはずです。選挙戦に突入するまでは、与党内でも「森候補で楽勝だ」というムードさえ漂っていたと伝えられています。

柏崎刈羽原発:「再稼働ハードル下がる」泉田知事出馬辞退 - 毎日新聞
東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な立場だった新潟県の泉田裕彦知事が30日、10月の県知事選への4選出馬の辞退を表明した。東電は柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた手続きを進め、原子力規制委員会の安全審査待ちの段階にあり、泉田知事の不出馬によって同原発は再稼働に向けて一歩前進する。
泉田裕彦知事の不出馬は、突如として表明されました。「東京電力・福島第一原発事故の総括と検証」を粘り強く求め、なし崩し的な「再稼働容認」には毅然として対応してきただけに、東京電力をはじめとして政官財の「再稼働派」は、「再稼働にたちはだかる泉田知事というやっかいな障壁が消えた」として、近い将来、柏崎刈羽原発の再稼働への期待をふくらませました。ただし、泉田知事が繰り返し指摘してきた「福島第一原発事故の総括と検証」は脇に置いたままだったことを見落としてはならないと思います。新潟県民は、なし崩しの「原発再稼働」を認めなかったのです。

焦点:激戦の新潟県知事選、原発再稼働問題の天王山に (ロイター 2016年10月14日)
過去4回、国政選挙に立候補し、いずれも落選の憂き目にあってきた米山氏は「今回は違う。行く先々でふるさと、命、子どもたちの未来を守ってほしいと言われる」と強調。「東京電力が原発を再稼働して、もう一度事故を起こさないと信じることはできない。再稼働を認めることはできない」と断言した。

演説を聞いていた元長岡市議でコメ農家の杉本輝栄さん(77)は「本当は森さんを応援しないといけない立場だが、原発再稼働とTPP(環太平洋連携協定)はどうしても止めてもらいたい」との理由で米山氏を支持すると述べた。
「原発再稼働」に加えて「TPP」も懸念材料です。この臨時国会で、TPP国会承認議案も政府・与党は、数の力とスピード審議で強行突破しようとしているのです。「原発再稼働」は、今回の米山氏勝利を生んだ大きな結集軸でしたが、TPPや年金、福祉とこれからの社会のあり方に連なる政策課題が浮上してくると思います。私もまた、「脱原発」を高く掲げて、2011年と2015年の世田谷区長選挙で勝利しましたが、政策的な裾野は広いと感じています。

今回の新潟県知事選挙は、圧倒的に自民党が強い政治状況の中で、米山氏が「脱原発」「再稼働NO!」を明言することで、知事選挙の政策争点に提示し、知名度と組織のある森候補を下した画期的な結果を生みました。有権者が求め、感じていることを政治の側がしっかり発信すれば、短い期間で世論を結集することができるという好例でもあります。

ところで、野党第一党の民進党が低空飛行を続けている原因も、新潟県知事選挙の結果で明らかになったのではないでしょうか。民進党の「自主投票」に業を煮やした国会議員が自発的に米山候補の応援に入り、最終盤で蓮舫代表も新潟入りしてマイクを握りましたが、周囲からブレーキもかかっていたようです。

蓮舫代表:知事選、新潟入り 自主投票で異例の応援 - 毎日新聞
連合新潟も与党候補の支援に回っている。野田佳彦幹事長は周囲に「(蓮舫氏が)行くと言っても止める」と語っていたが、蓮舫氏自身は選挙戦の中盤以降の新潟入りを探っていた。
同党は13日、新潟入りを連合に通知。それに先立って蓮舫氏は神津里季生会長と会談して補選と次期衆院選の協力を確認したが、その場で知事選の話題は出なかった。連合幹部は14日、「了解できない。選挙が終わった後の関係をどうするんだ」と反発を示した。
泉田前知事が懸命に東京電力に「総括と検証」を問いかけてきたことは、周知の通りです。一方で、「再稼働」へと焦る東京電力と与党の推薦する森候補を連合新潟が支援するという構図は、新潟県民に受け入れられませんでした。この点を民進党は、肝に銘じるべきだと思います。安倍内閣をあげての「再稼働容認路線」に対して、毅然として「県民の生命と安全を優先する」「再稼働はしない」と政治の側が選択肢を提示すれば、不利な条件も克服して勝利できるという教訓として、今回の結果から学んでほしいと強く思います。

衆議院解散をめぐる解散風がしきりと報道されています。

「脱原発」は大きな政策的結集軸になることは明らかです。今からでも十分に間に合います。「原発再稼働は認めない」と選択肢を提示して、野党が結束してたたかえば、次の総選挙は、「原発再稼働を問う国民投票」となります。今回の新潟県知事選挙は、ひとつの県の首長選挙以上の大きな意味と意義があります。米山新知事のスタートにエールを送ると共に、次の政治転換の準備をしたいと思います。

『脱原発区長はなぜ得票率67%で再選されたのか?』(ロッキングオン)


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もっと見る: 保坂展人 政治 太陽のまちから 新潟県知事選 米山隆一 原発再稼働 柏崎刈羽原発 原発

議論
http://www.huffingtonpost.jp/nobuto-hosaka/niigata_b_12513424.html

    

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コメント
 
1. 2016年10月18日 09:08:24 : PqVWPJUdPg : tqDcWqVRoRk[4]
「 1基当たりで年間約1200億円の収支改善」−−こんなもの架空の数値だろが。
これで青森とか、宮城、福島第2、福井とか御前崎かな、再稼動は不可能の見込みが出てきた。造反有理。 

2. 2016年10月18日 09:17:05 : r0hFyT9Mmo : K3Mhx9bxHW0[2]
原発稼働で出て来る廃棄物の処理費用とか老朽化している原発の廃炉費用とか、すべてのコストを先送りして1200億の収支改善なんて言っても意味が無いだろう、今年の決算さえ良ければ後は野となれ山となれか。

3. 2016年10月18日 09:56:23 : cFhE5PJit6 : NTcAT3Ef4pk[9]
事故の後始末がグダグダなのによく言えると思う。
理屈がおかしいこともずっと聞かされるとおかしいと思わなくなるのが恐ろしい。例えば、
お客を病気にさせたり、死亡させた飲食店が収支改善とか経営安定化とか言っているのと同じなのだが。

4. 2016年10月18日 14:47:37 : riwgxq1iJ6 : Bd5Q3wVbe7A[666]
「全国に影響でなければよいが」とほざく経産省幹部とはいったい誰なんだ。こいつが亡国の国家反逆罪の張本人じゃないのか?? こいつの正体を知らしめるべきであり、それができないなら嘘の情報と言うことになる。消息筋だとか官僚の幹部とか抽象的な表現はもう止めて、堂々と名前を出そうじゃないか。公人である。姿の見えない男にこの国の重要な事柄を任せられない。また責任あっての地位であるはずである。いったいそいつの正体は誰だ。悪人だろう。

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