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"池田離れ"?公明党"安倍派"は「あの時」起立したのか"
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2016/10/23/post-1179.html
サンデー毎日 2016年10月23日号
牧太郎の青い空白い雲 連載591
寝たきりの高齢者が点滴で殺される"ご時世"である。衆院議長に手紙を出し、堂々と障害者を大量殺傷する人間まで現れた。
「弱者」を排除する日本人が増えているのか? 恐ろしい。神も仏もいない!ような気さえする。
それに比べれば、どうでもよいことだが......安倍首相が「裸の王様」になっているのも恐ろしい。
安倍さんは所信表明演説で海上保安庁職員、警察、自衛隊員の働きぶりに触れて、「今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか!」と呼びかけた。すると、自民党議員が一斉に起立して拍手。約20秒間、続いた。
さすがに大島理森衆院議長が「ご着席ください」と注意した。異常だったのだろう。
それより、恐ろしいのは、その後の国会のやり取りで、安倍さんは「私が『スタンディングオベーションしてくれ』とはひと言も言っていない。敬意の表し方は議員個人個人が判断すればいい」と胸を張ったことだ。
安倍さん! 本気でアレが自然発生的な出来事、と思っているのか? もし、そう思っていれば、安倍さんは間違いなく「裸の王様」になっている。
× × ×
聞くところによれば、「立ち上がって拍手しよう」との指令があったという。萩生田光一官房副長官が自民党の竹下亘国会対策委員長らに「ここで盛り立ててほしい」と依頼。演説中に最前列から「国対の指示」が伝言。そして、あの「大げさな拍手の嵐」が演出された。
自民党議員たちの従順さに驚く。その指令を知らずに「自然発生的」と思う安倍さんにも驚く。まさに「裸の王様」ではないか?
北朝鮮並みの「拍手の嵐」の光景も異様だが「オレは圧倒的な支持を得ている」と悦に入る日本国のトップ。「北の独裁者」に近い、大馬鹿野郎ではあるまいか?
× × ×
テレビのニュースで「あの時」の映像を子細に見たのは、それとは別の興味があるからである。
自民党議員はほぼ全員立ち上がったが、公明党の議員は立ち上がり拍手したのか? それを見きわめたかった。
というのも、今や公明党は事実上"安倍派"である。これまで、公明党と自民党の「協力」は参院選の場合、1人区で自民党候補を応援する見返りに、比例区で自民党が公明党に協力する、というものだった。
ところが、この夏の参院選では埼玉、神奈川、兵庫、福岡などで、公明党候補が自民党本部から推薦を取り付けた。安倍首相と公明党公認候補がポスターに並んだ。『公明新聞』は安倍さんが公明党候補を応援した模様を一面で報じていた。
つまり、公明党は"安倍派"なのだ。とすれば「あの時」、公明党議員は立ち上がり拍手したはずだが......残念ながら、テレビ映像では、これを見きわめることはできなかった。
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公明党は「創価学会の池田大作名誉会長の党」と思っていた。いまでも、そう思っている人が多いはずだ。少なくとも、僕の親戚筋にあたる「古くからの創価学会会員」はそう信じている。
しかし、今の公明党は池田大作氏との距離を広げている? 「世界に恒久平和の礎を築く」という池田さんの願いと正反対に位置している。安倍さんの「安保法制」に賛成した。 集団的自衛権の行使には多くの学者が「憲法違反」と指摘しているのに委細かまわず! である。
記者会見で「池田名誉会長も理解しているか?」と質問されると、山口那津男代表は「それは直接、うかがう機会がありませんので、私には答えようがない」と無表情で話すらしい。
公明党は「池田離れ」しているのか。一方で、安倍さんに急接近。事実上、自民党のどの派閥より安倍さんと近い「存在」になっている。
もちろん、解散・総選挙の日程は、安倍さんはまず公明党に知らせるのだろう。
晩秋の頃、解散風は公明党から吹くはずだ。
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