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あらためて言う。小泉元首相のトモダチ訴訟支援は売国的だ
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10Oct2016 天木直人のブログ
きょう10月10日の毎日新聞「風知草」で、山田孝男氏がまたもや小泉元首相のトモダチ訴訟支援を応援する記事を書いている。
先週のコラムで書いたら読者から「応援したい」という申し出をいただいた、引き続きよろしくと。
小泉元首相にインタビューして小泉元首相の脱原発発言を世の中にはじめて紹介したのがこの毎日新聞記者OBの山田氏だ。
以来、それを売り物にして、小泉元首相の脱原発ばかりを取り上げている。
それにしても山田氏は、小泉元首相のトモダチ訴訟支援を、日本の総理までした政治家が最優先してやるべき正しい事だと本気で思っているのだろうか。
小泉元首相のトモダチ訴訟支援とはこういうことだ。
福島原発事故の時、トモダチ作戦に従事した元米兵らが被ばくさせられたとして東京電力や東芝、日立など日米原発メーカーを相手取って、訴訟を起こした。それがトモダチ訴訟だ。
それを知った小泉元首相が、日本のために貢献した米兵が被ばくの影響で様々な病気で苦しんでいるは見るに忍びないと同情し、わざわざ訪米までして元米兵に会い、元米兵の前で涙を流して謝罪して、支援を約束。帰国後基金をつくって募金を始めた、それがここでいうトモダチ訴訟支援だ。
この山田氏の記事で私はあらためて知った。
2012年12月に始まったこの訴訟は、最初は8人の原告だったが、いまや450人を超えたという。
訴状の請求内容は、医療検査や治療の為に10億ドル(約1000億円)の基金創出であるという。
元米兵らは米国での裁判を望み、東電は日本での裁判を求めているという。
2014年に米国議会に招致されたウッドソン米国防次官補(健康福祉担当)は、「被爆で健康被害が生じた客観的証拠はない」ときっぱりと否定したという。
私は当初から小泉元首相のトモダチ訴訟支援はピント外れだと一蹴した。
あたりまえだろう。
小泉元首相が真っ先に涙して謝罪し、支援すべきは、日本の被ばく犠牲者だ。
米兵が訴える相手はトモダチ作戦の命令を下した米国政府、米国防総省だ。
百歩譲って元米兵に補償をしなければいけないのなら、それは日米両政府の予算で行うべきだ。
我々の善意に頼るものではない。
ましてや訴訟社会の米国だ。
ウソまでついて莫大な損害賠償を求められる日本企業は、トヨタの欠陥車死亡事故訴訟でも明らかなように、不当な負担をさせられてきた。
ただでさえ潰れそうな東電が、この上1000億円もの損害賠償を払わされたらどうなるか。
結局は我々国民の負担で東電を救済することになるのがオチだ。
我々が払う税金や電気料金が元米兵に支払われることになる。
私にはどう考えても、この小泉元首相のトモダチ訴訟支援が解せない。
いや、日本国民なら誰が考えてもそうだろう。
山田孝男氏が小泉元首相の本当の友人なら、そして脱原発に心底から共鳴するのなら、小泉元首相に直言すべきだ。
トモダチ訴訟支援にうつつを抜かす暇があったら、新潟の知事選に行って脱原発派の野党統一候補を応援すべきだと。
それをしない小泉元首相も山田氏も、いかさま脱原発派に違いない(了)
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