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今度こそ野党は安倍首相の敵前逃亡を許してはいけない
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26Sep2016 天木直人のブログ
きょう9月26日、臨時国会が開かれ、安倍首相は所信表明演説をするらしい。
代表質問は明日からだというから、きょうは、国会はこれで終わりだ。
初日はセレモニーでけで終わりだ。
政治家の仕事などこの程度だ。
嘘八百を並べた安倍首相の演説など、これまで至る所で聞かされてきた。
そんな安倍首相の演説を、衆参合わせて700名を超える政治家が雁首をそろえ得て聞くだけの国会など、何の意味があるというのか。
しかし、安倍首相の所信表明演説には一つだけ意味がある。
あの時も、今度と同じ9月の臨時国会の冒頭だった。
そうだ。2007年9月11日の事だ。
安倍首相が所信表明演説を行った日だ。
そしてその翌日の9月12日に、安倍首相は突然の辞任表明をした。
当時の報道を振り返ってみると、「インド洋での海上自衛隊の給油活動継続をめぐり、民主党小沢一郎代表に党首会談を断られたことを理由に挙げ『私自身が障害になっている。けじめをつけ、局面を打開したい』と説明。健康悪化も重なった」となっている。
しかし、それが本当の理由だったとは誰も信じていないだろう。
はっきりしている事は、衆院の代表質問が始まる直前に、首相が職を投げ出す前代未聞の事態であったということだ。
まさしく、敵前逃亡だった。
二度と政治家を名乗ることのできない安倍晋三という政治家が厚かましくも政治家を続け、こともあろうに再び首相になって所信表明演説をする。
それがきょう2016年9月26日の臨時国会の初日である。
まさか明日9月27日に辞任表明しないだろうな。
しかし、するのなら、あの時より今だ。
確かに今は、あの時より支持率も高く、野党も多弱だ。
しかし安倍首相の直面する問題はあの時よりはるかに多く、安倍首相では解決不可能なものばかりである。
仕事を投げ出し敵前逃亡するのはあの時よりも今なのだ。
しかし、野党は今度は辞任させてはいけない。
ここまで日本を行きづまらせた責任を取らせなければいけない。
野党は「安倍辞めろ」と言ってはいけない。
病気が再発して辞めると言い出しても、最後まで責任をとれと迫るべきだ。
きょうの安倍首相の所信表明演説に意味があるとすれば、まさしく9年前の出来事を思い出させてくれる事である(了)
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