http://www.asyura2.com/16/senkyo213/msg/339.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5694.html
2016/09/23 09:39
<政府は、ロシアとの北方領土問題の交渉で、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを最低条件とする方針を固めた。
平和条約締結の際、択捉、国後両島を含めた「4島の帰属」問題の解決を前提としない方向で検討している。安倍首相は11月にペルー、12月には地元・山口県でロシアのプーチン大統領と会談する。こうした方針でトップ交渉に臨み、領土問題を含む平和条約締結に道筋をつけたい考えだ>(以上「読売新聞」より引用)
今日の読売新聞の記事に驚いた。政府は2島返還で対ロ平和条約を締結するというのだ。平和条約とは戦争状態の終結を意味し、北方四島のうち大きな島の国後、択捉島の返還は永久に放棄したに等しいことになる。
それで安倍氏のいうプーチン氏との特別な友人関係の外交が終着するというのなら、安倍氏は何もしない方が良い。プーチン氏は特別な配慮をしなくても、日本から経済支援夜着じゅさ支援を引き出すためなら「2島返還」くらいのオプションは考えているはずだ。
2島返還を目論んでいるのが事実なら売国・安倍自公政権の面目躍如だ。ロシアは日本も欧米諸国と一緒になって経済制裁を行い、冷たく突き放して見守っていれば良い。
人口は日本とほぼ同じで、日本のGDPの1/2程度の国のロシアで現在の巨大な軍事力を維持するには他にロシア経済を牽引する産業のない状態では潤沢な資源輸出が欠かせない。その頼みの綱の荷資源輸出の原油価格が下落して、ロシア財政は逼迫している。もう少し待てば、ロシアの方から北方領土を買い取って欲しい、と願って来るだろう。
安倍氏の稚拙な外交にはうんざりする。二人の大統領候補の一人・ヒラリー氏としか会わず、しかもヒラリー氏が議会対策上TPPに反対の立場を表明するしかない状態にあるにもかかわらず、安倍氏は「日本政府はTPPを今国会で批准する」とやってしまった。バカもここに極まる。
世界は反・グローバル化の流れにパラダイムが変わっている、ということをお解りでないようだ。それは安倍氏だけではない、TPPに賛成の第二自民の民進党や、自民党補完勢力の維新の残党たちもそうだ。彼らには日本のマスメディアによる「英国のEU離脱」を英国民はリグレットしている、との誤った偏向報道により洗脳されている。
反・グロ゜パル化の流れはドイツでも起こり、EU統合の象徴的存在だったメリケル氏も苦境に立っている。米国の反。TPPも反・グローバル化の流れの一環だ。米国の1%による世界支配の野望は潰え去り、それぞれの民族が自決する方向になっている。
中東でも米国やロシアの介入による代理戦争に根本的な懐疑が起こり、民族自決の流れが起きている。その流れはやがて中国にも伝播し、中共政府の帝国主義による中国は解体の方向へ向かうのは避けられないだろう。
そうした世界の流れを見極めもせず、安倍氏は国連主義なのか彼の劣等感がなせる業なのか、どうしょうもない常任理事国入りに熱を上げている。現在の国連の運用が民主的で正当なものなのか、といった検証も国連改革の意欲もなく、国連構成の一員として大きな顔をしたいだけという卑しさが浮かび上がるだけだ。
2島返還でロシアと平和条約を締結して、当然のように要求される経済・技術援助を行うのに反対する。ロシアが逼塞し困り果てて日本に助けを求めて来るまで、冷たく突き放していれば良い。それが日本にとってロシアに対する最善の方法だ。71年も待ったのだ、あと百年くらい待っても良いだろう。外交とはそうした息の長い作業だ。いかにしてロシアがクルミア半島を併合したか、帝政ロシア当時からのえげつない長期戦略を学んではどうだろうか。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK213掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。