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空自は悲劇的…輸入品の大量購入で「弾薬が足りない」 米国に召し上げられる日本の防衛予算
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190199
2016年9月20日 日刊ゲンダイ
例年に比べて迫力がなかった…(陸自総合火力演習)/(C)AP
防衛省が来年度の概算要求を決定した。今年度の当初予算から2.3%増の5兆1685億円と5年連続の増額だ。さぞ、防衛業界もウハウハと思ったら、そうじゃないらしい。「予算が増えても米国が持っていくだけ」(関係者)――との見方がもっぱらだからだ。米国に“召し上げられる”だけの日本の防衛予算のムダを検証する。
8月28日、静岡県御殿場市の東富士演習場。毎年恒例の陸自富士総合火力演習が行われた。10式戦車など新旧の兵器が山肌に向かって砲弾をガンガン打ちまくる。ドン、ドン、ドン……と爆音がとどろき、見物客の拍手と歓声が舞う中で防衛産業の幹部はため息交じりにつぶやいた。
「例年に比べて迫力がない。やはり砲弾が足りないようだ」
1機190億円といわれるオスプレイなど、米国から破格の値段で防衛装備品を購入している安倍政権。防衛予算内に占める輸入装備品の割合は、これまで10%前後で推移してきたが、安倍政権誕生後は急上昇し、現在は20%を超える。そのシワ寄せが他の装備品を“直撃”。とりわけ打撃を受けているのが「弾薬費」だ。
1990年に約890億円あった陸自の弾薬費は徐々に減り続け、08年度ごろから700億円前後に。さらに15年度には610億円、今年度は570億円となった。ある陸自幹部はこうボヤく。
「必要な弾薬量が確保できないから、弾を節約するしかない」
先の火力演習で「迫力がない」との声が漏れたのも、弾薬費が削減されて弾を“ケチった”とみられたからだ。最も「悲劇的」(防衛省職員)とささやかれているのが空自だ。今年度の弾薬費は37億円しか計上されていない。空自は今年度予算で米国製の装備品購入に1830億円以上も計上しているのに、だ。
「空自は満足な演習訓練をできるのか」。自衛隊内では空自に対し、こんな懸念がされている。空自幹部は「敵の攻撃を受けた際、『弾がないから応戦できません』なんて事態になったら、マンガだ」と憤りを隠さない。
米国から高額な武器を売りつけられるばかりの安倍政権に防衛業界の幹部が吐き捨てるように言った。
「まるで市ケ谷(防衛省)はペンタゴン(米防総省)の支部のようだ」
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