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≪築地移転問題≫「都から完全独立ならやる」 豊洲の盛り土、専門家会議(田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/senkyo213/msg/125.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 18 日 18:25:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

【築地移転問題】「都から完全独立ならやる」 豊洲の盛り土、専門家会議
http://tanakaryusaku.jp/2016/09/00014465
2016年9月18日 17:40 田中龍作ジャーナル



専門家会議座長の平田健正・放送大学和歌山学習センター所長(右)と「市場問題プロジェクトチーム(PT)」の小島敏郎座長(元環境省審議官・弁護士)。平田座長とはほぼ10年ぶりの再会となった。=17日、都庁 撮影:筆者=


 2007年に「4.5メートルの盛り土が前提」と答申を出した専門家会議が、問題発覚を受けて再結集した。座長の平田健正・放送大学和歌山学習センター所長が17日、都庁で会見を開き、今後の対策を示した。

 会見にはオブザーバーとして会議に参加する「市場問題プロジェクトチーム(PT)」の小島敏郎座長(元環境省審議官・弁護士)も臨席した。

 開口一番、平田座長は「前回と同じメンバーで、事務局も都から独立する形であればお引き受けする」と条件を都に突きつけたことを明らかにした。

 本来ならば、自分達が専門的見地から提言した事を頭から無視した東京都に、また協力する筋合いは無い。専門家会議は都からのフリーハンドを約束させた。

 再調査したデータも専門家会議で一元管理する。会議は全て公開の席上で行ない、答申の時期も制約はないという。

 平田座長は、メディアに対しても公平でない部分が多々あるとし、全て情報は会議を通すと明言した。

 この日、平田座長は冒頭発言だけでなく記者との質疑応答まで、会見の一切を取り仕切った。都に任せると都合のいい記者に都合のいい質問をさせるからだ。

 平田座長はまた、「築地市場の方々とのコミュニケーションができるような雰囲気作りが一番大事。会議の席上でご意見を伺って行きたい」と述べた。

 市場とは、東京都の市場担当者ではなく、今まで疎外され続けた仲卸業者らを指すことは明らかだ。そもそも彼らの声に真摯に耳を傾けていれば今日の問題は起きるはずもなかった。

 専門家会議の答申の性格について、平田座長は「提言になる。責任追及の場ではない」と断言した。

 しかし、石原知事が “新しい技術を使えば効果的” と過去に発言したことに対しては、「実績のない技術を使うのは難しい」と盛り土をしなかったことに疑問を呈した。



「空洞」が明らかになる前から仲卸業者の過半数は、豊洲への移転に反対だった。=2013年9月、移転反対デモ・都内 撮影:取材班=


 専門家会議の主な検討事項は、「なぜ4.5メートルの盛り土がされなかったのか?」の事実確認をすることにある。

 「全域に4.5メートルの盛り土があることが大前提・・・今の建物の中に改めて盛り土をすることは技術的には難しい」

 「豊洲は地下水の管理をすることが大前提・・・雨水が地下浸透する。地下水を管理しないと10年、20年で水浸しになる。必ず4.5メートル盛り土しないと」と、平田座長は盛り土の重要性を重ねて強調した。

 田中は07年に専門家会議が豊洲を視察した際、同行したことがある。地面に大量の水たまりが出来ていた。雨が降ったのでなければ地下水が染み出てきたことを示す。

 「平田先生が “東京ではここ2〜3日雨が降りましたか?” と私に聞くので答えようとすると、都の職員があわてて私を羽交い絞めにして、先生と私を引き離したんですよ」。

 情報隠しに なりふり 構わない都の姿勢を田中が話すと、小島PT座長は身をよじって苦笑した。平田座長は「ああ、そんな事があったね」という顔をした。

 16日、都は豊洲の空洞をメディアに公開したが、参加できたのは都庁記者クラブの加盟社だけだった。フリーランスや日刊ゲンダイなどは除外された。平田座長はアッケに取られた顔をした。

 2時間にわたる白熱の会見が終わり、筆者が挨拶すると、平田座長は「こんな形でお会いしたくなかった」と嘆息した。

 まさか自分が再び豊洲の表舞台に駆り出されるとは。その会見場で、自分と同じように煮え湯を飲まされた当時の記者と9年ぶりに会うことになるとは。

 石原知事と都庁の役人はお釈迦様でも気が付くまいとタカをくくっていただろうが、お天道様は見ていた。

 〜終わり〜



 

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コメント
 
1. 北の吟遊詩人[694] lmuCzIvhl1aOjZBs 2016年9月18日 18:39:20 : 2fQ2auhIpU : bw5E3Q8rtoo[46]
天網恢恢疎にして漏らさず?

>職員が羽交い絞めにして情報隠し・・

>築地にいたいんだ!!

そりゃあそうでしょう

盛り土のされていない、毒ガスの発生する謎の水溜りのある

超怪しい豊洲市場!

「築地」ブランドは崩壊、というか誰も買わないってそこのものは。

怖い怖い怖い東京都職員はこわい。

移転中止しかないでしょう??

なぜこのような汚染された場所に無理やり新施設を作ろうとしたのか。


2. 2016年9月18日 20:47:58 : Z0WXL5MEcs : JPASfJNGh@o[5]
豊洲市場の盛り土 専門家と都 認識ずれたまま議論終了
9月18日 11時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160918/k10010691441000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_006

豊洲市場の土壌汚染対策をめぐる問題で、対策工事の方法を検討する「技術会議」の場では、「専門家会議」の提言どおり、盛り土を敷地全体に行う前提で発言する専門家と、建物の地下には盛り土をしない前提で発言する東京都の担当者との間で認識がずれたまま、おととし議論を終えていたことがわかりました。

豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が「専門家会議」から平成20年に敷地全体に盛り土を行うよう提言を受けたにもかかわらず、その後、独断で、建物の地下には盛り土をしない方針を決めたことが分かっています。

都は、提言に反して独断で決めた方針を、別の専門家で作る「技術会議」で示しましたが、十分な説明を行わなかったため、都と専門家との間で認識がずれたまま議論を終えていたことがわかりました。

おととし11月の「技術会議」の最終回で専門家が、盛り土を敷地全体に行った前提で、取り除いた土砂の量に比べて新たに埋め戻した土砂の量が少なくなっていることについて理由を尋ねたのに対し、都の担当者は建物の地下には盛り土を行わないため、その分、埋め戻す土砂の量は少なくなるという趣旨の説明をしていました。しかし専門家は、都の回答に対しても、改めて、敷地全体に盛り土を行ったことを確認する質問を行っていて、都の方針を理解していなかったものとみられます。この認識のずれについては、有識者で作るプロジェクトチームでも着目していて、当時の都の対応の経緯を詳しく調べることにしています。

技術会議 最終回の議論は

豊洲市場の土壌汚染対策の柱である盛り土をめぐる「認識のずれ」は、6年間の議論の末、おととし11月の「技術会議」の最終回まで続きました。

議事録などによりますと、この会議で、専門家は、盛り土を敷地全体に行ったことを前提に、「これだけのもの(土砂)が出てきているわけですから、これだけの量が戻ってきているのかなと思う」と述べ、取り除いた土砂の量に比べて新たに埋め戻した土砂の量が少なくなっていることについて、理由を尋ねました。

これに対し都の担当者は「先生のご質問は、掘削した土の量に対して埋め戻しの土の量がちょっと少ないのでその差についてということですが」と質問の内容を確認し「建築敷地、それ以外のところを盛り土というところで」と述べて、「建築敷地」つまり建物の地下は盛り土をせず、それ以外に盛り土をするため、埋め戻す土砂の量は少なくなると説明しました。

ところが専門家は「2メートルの深さは全部掘削して、きれいな土と入れ替えて、さらに2.5メートルの高さまできれいな土を入れるということでよろしいわけですね」と、「専門家会議」の提言通りに、敷地全体に盛り土を行ったのか念押しの質問をします。それにも関わらず、都の担当者は、専門家の発言を勘違いして、「はい」と答え、ちぐはぐなやり取りになっています。

これを受けて専門家は、「土壌も入れ替えて、地下水についても最新の技術でいろんなものを組み合わせてきれいにしたということになります。人がこの豊洲で生活していく上で健康影響が生じることなく、生鮮食料品を扱う市場として安全性が確認できたと考えます」とまとめ、豊洲市場の敷地における土壌汚染対策が完了したことを確認しました。

そして最後に、都の責任者の市場長が、「世界に類をみない大変大規模な、かつ抜本的な対策を重ねてきたもので、都としては豊洲新市場の用地の安全性が確認できたものと認識します」と述べて、会議は終わりました。


3. 2016年9月19日 10:14:15 : HjCHbiL9yc : r66eSYUSdgw[37]
全くの素人だが、対策は地下からの水の浸入を防ぐ、防水型の下地を全般的に作ることで、建築物との境界は構造的にできるだけ弱くして、ガス抜き・水抜きなどを図る管を下地の下に配置して外部に誘導するようなものになるのではなかろうか。費用と時間が多く掛かっても当然であり、それで移転できるならば申し分なかろう。

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