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2016/09/17 17:31
公明党は何ともお粗末な代表を戴いているものだ。「安倍政権を支えて行く」と表明するとは、つまり公明党は何も考えていないし政治理念などといった高尚なものは何も持ち合わせていない、と発言したに等しい。
ただただ政権与党でいることが公明党の目的だということを露呈しただけではないか。巨大新興宗教(フランスではカルト認定されている)がバックに着いた「政党」は思考停止の宗教よろしく、思考停止の「政党」のようだ。
いい加減、日本国民も思想信条の自由の本当の意味と、宗教本来のあり方を学習してはどうだろうか。そもそも宗教とは似非・膏薬のようにベタベタと貼れば痛みが和らぎ、病が退散するというものではない。そうした「現生利益」を説く宗教はすべてマヤカシだ。
宗教とは魂の救済であり、来世の安逸を願うものだ。信じれば救われる、というのは薄っぺらな「現生利益」を指すのではなく、侵攻により魂の救済を表現した言葉だ。公明党を支持する最大の団体・宗教モドキにそうした高尚な教義があるというのだろうか。
岸和田のダンジリ祭りが始まったということで、大勢の見物人が遠藤信太郎に群がった中を山車が疾走するのをアナウンサーが絶叫して報じていたが、それは本来の宗教行事とは全く異質なものだ。神様が山車を失踪させることを希望し、命懸で疾走させた者に福をもたらす、としたら。その神様とは一体いかなる非人道的な神様なのだろうか。
しかし山車を失踪させて沿道の家の軒を壊し、時には人命を供える事態になることも辞さない「お祭り」が神社のお祭りであるはずがない。神様は決して氏子に「命懸でお祭りを行え」と希望しないはずだ。
彼らの熱狂ぶりに公明党を支える宗教団体の熱狂と同質なものを感じる。それはつまり思考停止の自己満足で何でも仕出かしてしまう狂気のようなものではないだろうか。
安倍政権を支える、と絶叫する山口代表は日本国民を米国の1%が誘導するグローバリズムへ陥れる企てに盲目的に協力する、ということだ。彼らは今は高揚した感情でマトモな判断が出来ないのだろうが、いつかこの時代を歴史として振り返ったなら、愚かな戦後史の金字塔として「戦争法」と共に「派遣業法の野放図な緩和」や「TPP参加」などといったこの国の主権・関税自主権を自ら放棄するという愚行に邁進した歪んだ姿を見ることになるだろう。
米国の核には抗議しないが、北朝鮮の核には抗議する、というご都合主義が安倍自公政権の実態だ。すべての核兵器に反対し、すべての戦争に反対するのが日本国憲法のあり方だ。しかし公明党は安倍内閣の一員として解釈改憲を行い、さらに戦争法により日本の国益とは何らかかわりのない場所で自衛隊員が戦死することも想定した「戦争法」を自民党と一緒になって成立させた。そのことだけでも万死に値する。何とも厭なものをテレビニュースで見てしまった。
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