http://www.asyura2.com/16/senkyo212/msg/890.html
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(判決文は)不愉快だ。全ての知事が拒否したら基地が作れなくなるという開き直り。この論理では国はほぼ自治体の意向を完全に無視できることに…/木村草太(報ステ)
(2016.9.16の報ステ)
〔国vs沖縄 初の司法判断『辺野古以外にない』〕
判決文の一部
『全ての知事が埋め立て承認を拒否した場合、国防・外交に本来的権限と責任を負うべき立場にある国の不合理とは言えない判断が覆されてしまい、国の本来的事務についての地方公共団体の判断が国の判断に優越することにもなりかねない。これは、地方自治法が定める国と地方の役割分担の原則にも沿わない不都合な事態である。
よって、国の説明する国防・外交上の必要性について、具体的な点において不合理であると認められない限りは、被告はその判断を尊重すべきである』
木村草太「この言い方はとても不愉快だ。というのは全ての知事が拒否したら基地が作れなくなるじゃないかということだが、米軍基地が警護?施設だからということで地元の話を聞いたらどうせ皆嫌がるのだから、基地を造れなくなるという開き直りである。
この論理で行ってしまうと、安全保障に関する限る事柄になれば、国はほぼ自治体の意向を完全に無視できると言っているようなもの。ここまで和解とかいろいろやってきた中で国・地方係争処理委員会も、きちんと話し合いをして双方納得できるところまで議論しなくてはいけないと言ってきたのに、こういう言い方をされてしまうと、国の側は話し合いを設けようというインセンティブがなくなってしまう。何もしなくてもいい、国は必要があれば余ほどのことがなければ進んで行く。だから手続きの法的処理もしなくていいし、国にとっては努力をしない方がいいんだみたいになってしまう。
今こそ憲法が地方自治を保証した意義に立ち戻る必要がある。…沖縄に基地があることで恩恵を受けているのは日本国民全体であるから、本当に沖縄でなければならないのかということをまず一人一人が考えなければならない。そのためには国会で基地の設置場所をどこにするか、どの自治体の権限をどの程度制限するのか、ということをしっかりと法律で決めるべきだと提案をしてきた(最近出した「憲法という希望」でも同じ主旨を指摘)。
場所を決めるのは政府任せにするのではなくて、全国民の代表が集う国会でしっかり議論をする。辺野古でなければならない理由が本当にあるのかということに議論を尽くして理解が得られたら国会議員全員で”お願いします”と頭を下げる、ということが沖縄の人々も納得を得る前提であるはずだだ、
今回は国会が決めたわけでもなく政府任せで政府が決めた通りという形で進んで行くので、沖縄の納得の行く十分なコミュニケーションも考えなくてはいけないと思う」
・基地設置によって、自治権を制限するのであれば国会が法律で決めて地元自治体の承認を取るべきだ/木村草太
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/284.html
投稿者 仁王像 日時 2015 年 9 月 15 日 20:44:02: jdZgmZ21Prm8E
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