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2016-08-24 14:1
22日でリオ五輪が閉幕。東京の小池知事は、次の開催地の代表として五輪旗を受け取る「フラッグハンド オーバーセレモニー」を行なうために、閉会式に参加した。(・・)
リオ五輪の閉会式における東京都側のパフォーマンスは、それなりに評価できるものだったのではないだろうか?(++)
知人いわく「オレ椎名林檎、ず〜っと好きなんだけど。やっぱ最近、Wカップの国粋主義的な応援歌や、旭日旗っぽいデザインのものを多用して、ウヨ・保守に評価されているから、総監督に起用されたのかな〜」と半分喜べない様子。確かに、いきなり「君が代+日の丸」で始まっちゃったしね〜。(ダンサーの髪型が皆、椎名林檎ぽかった・笑)細かい感想は後ほど。)>
そして、小池知事は、勝負服として、自前でもしかして計1千万円ぐらいしそうな品X2(しな、ひん)のいい着物を用意して来たのだが。残念ながら、あの広くて暗い会場&どしゃぶりの雨の中、着物の色が淡すぎて、金糸の帯や鶴の刺繍の素晴らしさが伝わらず。
<脚を踏ん張っての旗振りも見た目がイマイチで、着物の色、衣装選択を誤ったかも。^^;旗振るなら、おしゃれっぽい羽織袴とかでもよかったかもね。(・・)>
しかも、何分にも「安倍マリオ」の出現のお陰で、本来、主役であったはずの小池知事の存在が、ほとんど目立たなくなってしまったのは、本人としても残念だったに違いない。(~_~;)
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小池氏も安倍マリオの影にかすんだのことが面白くなかったのか、こんな発言をしていたです。(・・)
『小池知事が首相けん制 費用負担もっと国が関与して
東京都の小池百合子知事は22日、ブラジル・リオデジャネイロ市で会見し、安倍晋三首相がリオ五輪の閉会式で、マリオ姿で登場したことに「大活躍されていた」と触れた上で「今後もっと、(大会の費用負担で)国が関与してくださるのかなあと感じました」と皮肉まじりにけん制した。
膨張を続ける運営費をめぐり、都がさらなる負担を求められていることを念頭に置いた発言とみられる。五輪旗を受け取った自身への注目以上に、アベマリオが注目されたことも背景にありそう。小池氏は24日、五輪旗とともに帰国した上で五輪旗の到着歓迎セレモニーに臨む。(日刊スポーツ16年8月24日)』
『東京都・小池百合子知事:「きのうの閉会式では安倍総理が大活躍をされて、もっと国が関与して下さるのかなと。その意思表示ではないかと受け取った」
東京オリンピックの仮設会場は、整備費用が当初の4倍にあたる約2800億円に上る可能性があり、大会組織委員会が東京都にも負担を求めています。小池知事は、「利害関係者と虚心坦懐(きょしんたんかい)に話したい」と述べ、費用分担などを巡り、国や組織委員会と改めて協議する考えを示しました。(ANN16年8月23日)』
<安倍マリオ首相が前に立って宣伝の場にしている分、お金も出してよねってことだよね。・・・丸川珠代五輪大臣が『これから「安倍・マリオ・晋三」とミドルネームを「マリオ」にすると、世界の皆さまにすぐ分かっていただけていいんじゃないかと思う』と言ってたし〜。(~_~;)>
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小池氏が、こう言いたくなったのも、ムリはない。(~_~;)
だって、2020年に開催されるのは東京五輪なのだから。主催するのは「東京」、主催の責任者は「都知事」。(あえて言えば、主役は「選手」。)
日本の総理大臣は、単に東京のある国のTOPとして、バックアップすべき役割を担っているに過ぎないのである。<閉会式でも、ふつうはちょこっと映って、挨拶するだけだよね。>
スポーツ評論家の玉木宏氏も、このように言っている。
『玉木正之氏(スポーツ評論家) 閉会式で安倍首相が登場したことには大いに違和感があった。スポーツは政治から独立したもので、主役は選手。政治家はあくまで応援する存在であり、首相は出てくるべきではなかった。東京五輪・パラリンピックを、政治色を排して開催できるのかは今後の課題だ。(スポニチ18年8月23日)』
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しかし、安倍首相は、(森元首相の提案に応じて?)マリオ役を引き受けることで、見事にセレモニーで一番印象を残す存在に。
しかも、ゲームのキャラクターを演じて、茶目っ気を示すことで、国内外で評判になっている国家主義者、タカ派の戦争好きというイメージを打ち崩し、親近感を抱かせることに成功したのである。(・o・)
さらに言えば、安倍首相自身も「2020年に東京で会いましょう」と呼びかけていたことから、今回のパフォーマンスで、首相自らも総裁任期の延長への意欲を示したのではないかという見方も広まっている。(~_~;)
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こうなっているのも、当ブログにも何度も書いているように、今度の東京五輪は、実際には森喜朗元首相などが99年ぐらいから当時の石原都知事に誘致の話を持ちかけて始まった、半ば国策と言っていいような日本政府主導のものだから。<景気低迷打破、インフラ、競技場建設、カジノなどなどの利権込みで。>
肝心の石原知事は五輪招致に失敗したものの、次の猪瀬知事時代に、安倍首相がアベノミクスの一環にしたいと考え、(汚染水はアンダーコントロールとウソまでついて)熱心に招致活動に加わり、開催権をゲットしたわけで。
安倍首相&周辺にしてみれば、いかのこの2020年の東京五輪を国政面でおいしく利用するか、それしか考えていないのである。^^;
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しつこく書くが、安倍晋三氏の政治家としての最大の目標は(HPを見ればわかるように)、今でも「憲法改正」「教育再生」を2本柱とする「戦後レジームからの脱却」&「美しい日本づくり」なのである。(**)
また、安倍首相&超保守仲間たちの大きな目標は、富国強兵を進め、日本を経済的にも軍事的にもアジアTOPの国に、ひいては欧米諸国と肩を並べて世界をリードする国にすることにある。(・・)
そこで、彼らは経済面では、この東京五輪の開催で、失敗に終わりそうなアベノミクスを再浮上させるような経済効果を得ることに期待。<終わったあとにボロボロになることは、考えない?>
同時に、五輪開催を国威発揚のきっかけにすると共に、教育再生(という名の改悪)の一環として愛国心&国旗・国歌普及や、伝統文化・道徳教育の強化を行なうことを計画。
さらに、
国政面で言えば、失敗しつつあるアベノミクスを再浮揚させるための経済効果にも期待をしているのであるが。
安倍首相&超保守仲間的な見地から言えば、国威発揚、愛国心教育の強化や国旗・国歌の普及のための絶好の機会であり。そして、できれば安倍晋三氏を2020年の五輪開催まで首相を続けさせ、何とかそれまでに憲法改正を実現させる(or道筋をつける)ことなわけで・・・。
今回の安倍マリオ・パフォーマンスも、それを具現化するための第一歩として行なわれたと言えるかも知れない。(@@)
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早速、日刊スポーツも、総裁任期延長の布石を示唆するような記事を出していた。(・・)
『安倍晋三首相「東京で会いましょう」任期延長想定か
リオデジャネイロ五輪閉会式で21日夜(日本時間22日午前)に行われた次期開催都市のプレゼンテーションで、安倍晋三首相(61)が人気ゲームキャラ「スーパーマリオ」の姿で登場するサプライズ演出が行われた。国のトップ自ら現れるのは異例だが東京大会組織委員会・森喜朗会長の発案という。18年秋に自民党総裁の任期が切れる首相は「東京で会いましょう」と20年東京五輪での“再会”まで宣言。総裁任期延長10+ 件を意識した形だ。東京都の小池百合子知事(64)は着物姿で五輪旗を受け取った。
小池知事が五輪旗を受け取った後、東京を紹介した約10分のプレゼン映像で意外な演出が飛び出した。
アテネ&北京五輪の競泳金メダリスト北島康介氏から赤いボールのリレーが始まり、キャプテン翼やハローキティなど、世界的な日本の人気キャラクターに続き、安倍首相が登場。車の中で「リオに行かねばならないが、時間がない」と述べ、マリオに変身した。
首相マリオは渋谷のスクランブル交差点で、ドラえもんがポケットから出した土管に飛び込み、リオへワープ。競技場の中心に土管が出現し、カウントダウンがゼロになると、なじみの電子音とともにマリオの格好をした首相が現れ、服や赤い帽子を脱ぐと、スーツ姿で観衆に手を振った。政府関係者は「あの首相が『かぶり物』をするなんて」と驚きを隠せなかった。』
首相は、マリオになった理由を「日本のキャラクターの力を借り、日本のソフトパワーを示したかった」と述べた。リオで取材に応じた20年東京大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は、森氏が「マリオ役は、総理にお願いしよう」と発案したと説明。森氏が直接首相に交渉、快諾を得たという。
次期開催国のトップがプレゼンの「顔」になるのは、極めて異例。近年はスポーツ界の大物が続いており、今回も米大リーグのイチロー、ブラジルに縁があるサッカー三浦知良らの名前が取りざたされていた。
首相が、マリオ役を受けた意図について、与党関係者は「小池知事のハンドオーバーも、すっかりかすんだ。東京五輪の『顔』は自分という、首相のアピールだ」と指摘する。首相はプレゼンの最後に「SEE YOU IN TOKYO(東京で会いましょう)」と宣言。自身の自民党総裁の任期は18年9月までだが、首相周辺では任期延長論が拡大中だ。ただ慎重論も根強く「任期延長の既成事実化を意識したのではないか」と警戒の声もあり、今後波紋を広げそうだ。
首相は先月13日、都内の広告代理店・電通本社で「海外広報戦略の説明会」に出席したが、準備は極秘に進めた。「東京五輪を首相として迎えたいか」。報道陣の質問に、首相は「どんな立場でも五輪の成功に汗を流したい」とけむに巻き、帰国の途についた。(日刊スポーツ16年8月23日)』
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ちょっと時間がなくなってしまったので、東京五輪開催の意図に関しては、また改めて書きたいのであるが・・・。
もし日本の国民の中に「安倍首相って意外にユーモアがあるのね」「東京五輪まで、安倍さんが首相のままでもいいや」と思うような彼らの術中にハマった人たちがかなりいたとしたなら、彼らとしては、今頃まさに「シメシメ」なんだろうな〜と・・・ブ何だかル〜になってしまうmewなのだった。(@@)
<トウキョウショー・・・折角、被災地の子どもが人文字を作ったのに、そのことが伝わらなかったのが残念。PERFUMEなど担当するナカタヤスタカ氏のアレンジ、のMIKIKOさんの振り付けもよかったし(女性ダンサーの外見がみんな椎名林檎に見えたりして。^^;)箱枠をうまく使ったパフォーマンスもステキだった。(エンブレムは苦労した割に、わかりにくて残念。てかエンブレム自体、地味で残念?)>
THANKS
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