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二階幹事長が描く自民党永久政権のシナリオはこれだ
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/08/24/post-5225/
24Aug2016 天木直人のブログ
谷垣前幹事長が思わぬ自転車事故で交代やむなくなった時、安倍首相は困ったはずだ。
組閣人事構想が狂った。
ガス抜きのハト派がいなくなれば、バランスが崩れて改憲を強引に進められなくなる。
そう、当時のメディアは書いたものだ。
それが当たっていたかどうかは知らないが、結果的に安倍首相は二階氏を幹事長に据えて大成功を収めたようだ。
二階幹事長は安倍長期政権に向かって突っ走っている。
きのう8月23日の記者会見で、安倍マリオは素晴らしいパフォーマンスだった、よく頑張った、世界が評価した、と絶賛した上で、あれは東京五輪の布石だと、言わずもがなの事を言って、安倍首相の胸の内を代弁をした。
しかし、私が驚いたのは、その同じ記者会見で語った次の言葉だ。
小池百合子の議員辞職を受けて10月に行われる衆院東京10区補欠選挙で、小池氏を支援した若狭議員を自民党として擁立する意向を漏らしたという(8月24日産経)。
まさしく新党結成に動く小池氏を取り込む戦略だ。
それだけではない。
民進党の新党首が確実視されている蓮舫議員が、党首になるための不文律である衆院議員になるために、急きょ10月の衆院補選に立候補するらしいと取り沙汰され始めた。
その蓮舫議員に小池百合子の懐刀をぶつけて、更なる民進党潰しを図っているのだ。
いますぐ小池氏が自民党に復帰することは、さすがに、都民、国民の手前、小池氏も二階氏もはばかるだろう。
しかし、安倍首相が4年後の東京五輪を成功させた後で、小池氏を後継者に据え、小池首相の中継ぎを経て、小泉進次郎に首相の座を禅譲する。
このシナリオこそ、安倍にとっても、小池にとっても、そして小池が弟のように可愛がる小泉進次郎にとっても最善のシナリオなのだ。
いずれ機会を見て小池百合子は自民党に復帰し、主流派となる。
老獪二階は、かつての野中のように、自民党永久政権の為に、自民党内の権力争いを巧みに操る役割を担おうとしている。
負け続けても、民共の共闘にすがるしかない今の野党では、手も足も出ないということである(了)
◇
衆院東京10区補選、自民・二階俊博幹事長「都知事選で小池百合子氏支援の若狭勝氏を排除せず」
http://www.sankei.com/politics/news/160823/plt1608230014-n1.html
2016.8.23 13:14 産経新聞
自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、東京都の小池百合子知事の衆院議員辞職に伴い10月に予定される衆院東京10区補欠選挙の候補者について、党方針に反して小池氏を支持した若狭勝衆院議員が出馬に意欲を示していることについて「都連で考えることだ。党員であれば、いかなる人も排除せずに調整するのが当然だ」と述べた。自民党は若狭氏について、除名も含めた処分を検討している。
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