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4年後の東京五輪は安倍ではなく小池首相で迎える事になる予感
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23Aug2016 天木直人のブログ
感動のリオ五輪が終わり、きょうからニュースは東京五輪と小池東京都知事の事ばかりが報じられるだろう。
そして、その二つは限りなく密接に関係して動いていく。
安倍首相がわざわざリオ五輪の閉会式に出席し、恥ずかしげもなく安倍マリオのサプライズパフォーマンスまでしてみせた。
その事が見事に物語っている。
安倍首相は3期9年総理を続け、東京五輪のホスト首相を務めると宣言したのだ。
祖父岸信介首相の果たせなかった憲法9条の改憲より、やはり岸首相の果たせなかった東京五輪のホスト役のほうが、いまの安倍首相にとってははるかに重要であるに違いない。
評判の悪い憲法9条改憲よりも、誰もが感動、歓迎する東京五輪のホストを行う事の方が、ポピュリストの安倍首相としてはやりたいに決まっている。
ところが、「ブラジル五輪」ではなく「リオ五輪」と呼称されることから明らかなように、開催地である東京都の知事もまたホストだ。
オリンピックの旗を請け取ったのは、安倍首相ではなく小池百合子東京都知事だった。
安倍首相がわざわざ閉会式に出席し、安倍マリオのパフォーマンスをしたのも、その小池百合子東京都知事のパフォーマンスをしのぐパフォーマンスをして、本当のホストは日本の首相である自分だと世界にアピールするためだった、そう考えればすべてに合点が行く。
もし、小池百合子という政治家が、メディアが報じるような男勝りであり、野心家であるなら、そんな安倍首相を見て、それじゃ、4年後は首相になって東京五輪を迎えて見せる、と心ひそかに決めたとしてもおかしくはない。
すなわち、帰国後は東京都議会改革や東京五輪予算の無駄遣い削減や築地市場の豊洲移転見直しなどに集中し、それらを見事にかたずけて、任期を待たずに都知事の職を子分にゆずり、この国の首相を目指す。
それが、新党の党首となって安倍自民党と戦うのか、自民党に戻って反安倍派を糾合して総裁選で戦うのか、どちらになるかはわからないが、まさしく安倍首相と直接対決して、東京五輪のホストを自らの手で勝ち取る。
これこそが、男よりも政治を選んだ小池百合子の人生の総決算ではないのか。
劇場型政治を喜ぶメディアは喝采するだろう。
メディアが味方すれば勝機は小池百合子にある。
4年後の日本は、安倍首相ではなく、小池百合子首相の下で東京五輪を迎える事になる予感がする(了)
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