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2016年08月23日 「ジャーナリスト同盟」通信
<平和憲法に襲い掛かる元凶>
財閥のための新聞である日本経済新聞の読者は、悲しいことに極右のカルト宗教イデオロギー・秘密結社の「日本会議」のことを、今も知らない。知ったかぶりの専門家も、国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法についての理解が不十分である。新聞テレビで情報を得る日本人の多くは、日本会議を、今も知らない。不思議なことだが、これは事実なのだ。この日本会議と三井住友や三菱の財閥と日本会議が、共闘して平和憲法に襲い掛かっていることを知らない。無恥は犯罪なのだ。
<言論の自由を封じる元凶>
政治は金で動く。いかがわしい思想も、金があると、人々に影響を与えることが出来る。幸福の何とかという政党も、その資金力でもって何度も選挙に出ていると、その存在を国民に印象付けることが出来る。そういえば、生長の家信者のはずだった知り合いから、先の参院選において、この党をPRするハガキが届いた。これにはびっくりさせられた。
その金を握っているのが財閥である。自民党のスポンサーとして知られて久しいが、この財閥が動くと、新聞テレビを容易に操作することが出来る。新聞社や民放の編集幹部をした経験者であれば、即座に理解できる。
現在は、まさに財閥と日本会議が一体となって新聞テレビをコントロールしている。日本の言論の自由度は、世界で72番目というのは、間違いではない。もっと下かもしれない。報道すべきことを報道しない、報道できない日本のメディア界なのだ。すべてが読売・産経レベルになってしまっている。
新聞購読をやめて10数年になるが、特段、困ることなどない。危険すぎる極右団体・日本会議についても、ネット情報で十分理解できるし、一部の出版物の指摘の不十分さも認識できる。
宇都宮徳馬の「50、60は鼻たれ小僧」でしかないことも。老いても頭脳は衰えようとはしない。むのたけじさんの言うとおりである。人間は100歳までペンを握ることが可能なのだ。
言論の自由を封じ込める犯人は、財閥と日本会議である。民主主義の敵であろう。
<過去を正当化する元凶>
国家神道が日本会議の源流といっていい。戦前の日本人の精神・価値観の全てを支配して、侵略戦争の日本へと追い込んだ元凶である。その罪はいまも消えていない。反省・謝罪をしていないことから、それを証明できる。
それどころか、過去を正当化することに躍起である。国際社会では通用しない。
侵略・植民地支配の受益者は財閥である。財閥こそが、国家神道の恩恵を一番受けた。いまの日本会議との連携は、戦前の腐敗構造とそっくりなのだ。戦争勢力の一体化は、安倍内閣の下で結実したものだ。歴代の自民党政権とは全く異質である。自民党を少しでもかじったジャーナリストあれば、わかるであろう。
にもかかわらず、安倍に迎合する不埒なコメンテーターの存在には反吐が出る。
欧米のジャーナリストは、そんな怪しげな日本を分析・本国の政府に伝えている。過去を正当化する安倍・自公内閣が、たとえ野党がいい加減すぎたとしても、20年の東京五輪まで続くことはないだろう。リオ五輪での閉会式での子供じみた品性のない演技をしても、それは無理というものだ。
<覇権外交の元凶>
島の領有権問題に固執して、意図的に火の手を挙げる国家主義外交の狙いは、日本人の頭脳改造にある。NHKや民放と新聞が連日報道することで、茶の間のミーハー族だけでなく、若者にまで影響を与えて、見事な成果を収めている。そうして、米軍に加担するであろう自衛隊参戦の戦争法を、巧みに正当化させている。
ワシントンの覇権外交に便乗して、自らもその仲間入りすることで、日本を危険にさらしていることになるのだが。野党の無力がそれを助長している。
北朝鮮や中国も、まんまと極右の覇権外交に巻き込まれている。日本会議には寛容とか友好という観念はないに等しい。それは日本国憲法を敵視しているためである。
このことは、多くの日本人にとって平和憲法は誠に優れた基本法であることを教えてくれている。平和な世界にするためには、日本国憲法をワシントンに輸出することである。さもなくば、ワシントンは武器弾薬の重みで押しつぶされるだろう。これが歴史の教訓である。
<目的は戦後体制の破壊>
安倍は「戦後レジームの脱却」を、自らの政治の基本方針に掲げて、繰り返し吹聴してきた。わかりやすく言うと、敗戦後の日本政治を律した平和体制を崩壊させるという意味である。
日本占領の連合軍・東京裁判・平和憲法を、間違いだと決めつける。このことを、より明確に主張した狂人が、生長の家というカルト・天皇教を創設した谷口雅春という人物である。彼は国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法の戦前へ戻れ、と叫び続けた。
この教えに取りつかれた信者が、日本会議を動かしている。お話にならないが、彼らが安倍内閣を実質、牛耳っているから、とても怖い。この真実を、新聞テレビは報道しようとはしていない。
<国家神道の野望>
現在の日本人は国家神道をしらない。外国の日本研究者もよく勉強していないらしい。したがって、ことの深刻さと重大性を理解できていない。
天皇を神として崇めるカルトは、明治に確立した国家神道によるものである。人間の頭脳改造には、宗教が一番である。人間の知性と理性を抑え込むことが出来るからだ。
国家神道を継承した神社本庁は、かつて戦争神社で知られる靖国神社の国家護持に精力を注いだが、世論も野党も屈しなかった。以来、神社本庁は塹壕に潜っていたが、小泉内閣に続く安倍内閣誕生で息を吹き返した。
神社参拝に傾倒する安倍、靖国参拝を強行した安倍は、日本会議にとって、これを連発した小泉純一郎よりも高く評価している。閣僚のほとんどが日本会議メンバーである。国家神道復活への引き金を意味する。天皇を神とする、祭政一致の、時代錯誤もはなはだしいことはいうまでもない。
幸い、皇室がこれに抵抗している。天皇の生前退位に国民は大賛成だ。皇室は当たり前の道に歩み出している。日本会議は必死で食い止めようとしているが、これは無理だ。
<日本会議の暴走を支援する創価学会内部も暗闘>
日本会議に操られて走る安倍内閣も、もとをただせば創価学会による安倍・自民党支援にたどり着く。創価学会の自民党支持が、3分の2という改憲派議席を可能にした。
平和主義を放棄して、戦争国家支援にのめり込んだ創価学会である。当然、内部から批判が噴き出すことになる。
安倍の配下となった太田昭宏が信濃町を操る現状に、批判が噴出している。事情通は「信濃町の暗闘」と指摘している。戦争法強行に手を貸した創価学会が、このあとの安倍・日本会議・財閥の狙う9条解体による軍国主義日本に手を貸すのかどうか。いうところの、創価学会の生長の家化である。
そこでは、木更津レイプ殺人事件の被害者の戦争遺児の「池田先生は決して太田を許さないッ」という怒りの告発が、信濃町の現状に激しく抵抗している。
財閥・日本会議・創価学会の三つ巴の攻防が、安倍・自公内閣の水面下で繰り広げられている。
2016年8月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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