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尖閣侵入で空気一変 日中首脳会談前に思惑外れた安倍首相
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188255
2016年8月23日 日刊ゲンダイ
会談を何度やろうが意味なし(安倍首相と習近平国家主席)/(C)AP
協調路線どころか、キナ臭さを増している。
21日、中国海警局の公船4隻が、およそ1時間にわたって尖閣沖の日本の領海に侵入。外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が中国大使館の公使に電話で抗議した。
先週は米太平洋軍がグアムの空軍基地にB52、B1、B2の戦略爆撃機3機種を初めて同時展開し、南シナ海の作戦活動に参加させたと発表した。今回の中国船の尖閣侵入は、その意趣返しのようだ。
「戦略爆撃機は核爆弾や巡航ミサイルなど大量の武器を搭載でき、航続距離も長い。そんな兵器を米軍が展開したことに対し、中国は“ナメられるわけにはいかない”と考え、牽制に動いたのだと思います」(軍事関係者)
8月上旬まで中国漁船や公船の領海侵犯が多発したが、最近は沈静化に向かっていた。今月11日に尖閣沖の公海上で、ギリシャ船籍の貨物船と中国漁船が衝突。投げ出された中国人の乗組員を海上保安庁が救助し、すぐに中国側に引き渡す「外交的配慮」を示したこともあり、融和ムードに傾きつつあった。
「2週間後の9月4日から中国・杭州でG20首脳会議が開催されます。そこで安倍首相と習近平国家主席は約1年4カ月ぶりの首脳会談を調整しています。経済界からの要請でもあるため、安倍首相もG20が終わるまで中国を挑発するような言動を控えるつもりのようです」(外交関係者)
ところが、米軍の“示威行動”によって中国側の強い反発を招き、空気が一変した。
元外交官の天木直人氏が言う。
「安倍首相の困った顔が目に浮かびます。今さら、G20から逃げるわけにはいかないし、習近平国家主席と会談したからといって、日中関係の改善が望めるわけでもない。最初から中身がないことが分かっているのに、日中首脳会談をしようとしているのは、形だけでも“成功”を演出するのが目的でしょう。しかし今、尖閣問題が再燃したら、安倍首相は中国の外洋拡張について何かしら言及せざるを得なくなるかもしれません。タイミングが悪いと思います」
防衛省は来年度予算で過去最高の5.1兆円を計上する。いつも安倍首相なら、尖閣侵入を防衛費の積み増しの口実にしそうだが、それもできない。長い夏休みが終わったばかりだが、早速ストレスをため込みそうだ。
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