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いやーただ券でシンゴジラ見てきたが、ガキ向け映画を大人が必死に見入っている図は3/11後のジャパン人の精神構造をジャストミートしたからと言うことで、大ヒットなんだろう。
しかし、庵野は確信的(無意識レベルまで行っているだけに恐い)ネトウヨだと言う事がはっきりした。以下、エバファン激怒のこの事実を説明しよう。
まず、庵野は風立ちぬの主人公の声を当ててたが、堀越二郎(実は零戦は英国の練習機のパクリだと言う事だ)同様の、アスペルガーで、メカやメカ同様の官僚機構、軍事機構、国家機構に対するオタクでもあるのだ。まあ、地球防衛軍とかネルフだっけ?とかそういうのが、大好きなのが証左だ。
このアスペルガー監督がそれを自己認識したのが3/11だ。この映画ののけぞりラストで生コンのポンプ車でゴジラに凍結材注入ってのが、いい証拠だ。おそらく庵野は3・11に政府の対応にわくわくしてテレビに釘付けになったはずだ。それが証拠に枝野に取材しているしな。
で、この映画が政治的に狙ったものであることは、企画にニコニコの川上のぶおがかんでいる事からもうかがえる。ついでにこいつの女房は経産省キャリアで今やゲッベルス世耕の部下となっている。もちろん、電通がフィクサーだが、麻生家も噛んでいるだろう。
それが証拠に長谷川ひろき演じる主役が副官房長官で、助演の武の内豊が安保担当主席補佐官だが、シンゴジラの製作時のそれはせこーと例の法的安定性無視発言の磯崎だ。いっかななんでもナルシストがすぎるぜ。東浩樹のいう細野とか小泉進次郎なんて,まとはずれもいいところだ。民主党の旧内閣を持ち上げてどうやって自衛隊の全面支援を得られるんだ。
では、次に庵野と映画秘宝トホホ大賞二冠の樋口しんじ(こいつもローレライとか無批判な保守映画が大好きだ)と制作サイドと電通の政治的狙いを分析してみよう。
まず、なんでこれだけの政治映画が政治的偏向を批判されず大ヒットしたかのしかけを前説しておこう。それは反米意識もからませて、反米右翼と反米左翼も上手く取り込んだ政治的計算の高さのおかげだ。もちろん、それらの引き算を加えても総体で国家主義を賛美する右翼映画であることは間違いないのだが、なんと、こばやしよしのりや宮台せんせが中立的で批判しない位、絶妙な政治的ポジショニングだったわけだ。それは形だけの反米で、反米左翼や反米右翼の批判をかわすためのレトリック(詭弁)、煙幕だ。最後の核兵器使用を冷却材攻撃まで延期する当たりはまるで、戦後の国挙げての米軍歓迎の偽装民主主義そのままだ。これにまんまと左翼と民族派右翼もひっかかったのだが、所詮日本人はこの程度の政治的民度しか無い全体主義的・伝統主義的ど民であることの証左だ。
このような政治的煙幕を張ったところで、この映画の政治的な目的がはっきり見えてくる。すなはち、緊急事態基本法とその後の安保改憲だ。これだけ、自衛隊をヨイショしているんだからあからさまだろうが、これを見えないのは逆に現在の日本人だけだ。それが証拠に海外での悪評トホホぶりを見よ。これは外人様には進撃の巨人と同じにしか見えないのだ。樋口映画だしな。おまけに避難遅れの市民がおんぶで逃げているのを発見して攻撃猶予とか、自衛隊の戦闘地域が多摩川河川敷とか、ご都合主義的に緊急事態法の無害性を演出している。当然、血の通った殺される市民の描写は無いがそれは庵野が殺される側の心理は全く関心がないのとともに緊急事態法導入に邪魔になるからでもある。
あと、特筆すべきは去年のシールズ達の国会前デモそっくりの映像で「ゴジラを救え」と合唱させている事だ。ようするに庵野は去年のデモも中国=ゴジラのような国難の大敵への安全保障をおびやかす愚行と捉えている事だ。この事実だけは見逃さずに拡散してくれ。
というわけで、庵野は現在の緊急事態法や改憲を狙う官邸の意向にジャストミートというよりはその意向を意識的に汲んだ映画を作った訳だ。したがって、欺瞞で美化していても死を描いていた永遠の0よりも政治的影響力では危険なネトウヨ映画だ。
で、結論から言えばこれを見た馬鹿国民は非常事態法導入に大股拡げて賛成だろう。安っぽい愛国心と民族意識なる出しでな。
だが、この国策映画を見て一つ教えられた事がある。将来、首相と大統領になりたいと臆せず語る主役と石原さとみ(あの下手な英語もECCのタイアップか)が地平まで見通せるような立川の旧飛行場跡(そういや砂川事件の場所でもあるが、あてこすりか)で「われわれ」と国とおのれを一人称で語るシーンがラストも含めて数カ所ある。そのとき、この掲示板に書き込む輩や国会デモをする連中もそのジャパン国の国民だが、その「われわれ」のうちに入っているのだろうか。おそらく主役達の認識では極めて少数の不逞な非国民だが、下流・下層でゴキブリやごみのような存在で、彼らのグレートな国家観の地平のはるかかなたの小さい暗雲でしかないのだろう。しかし、その暗雲は全ての専制君主が反乱者にいだくような不安をも内包していて、必要なときは容赦なく、叩き潰す対象なのだ。
こんな国策映画がネトウヨ温床となったアニメ文化、オタク文化の中心的人間から創られたということは必然ではある。アスペルガー庵野はそのような文化状況に意識的にのっかって、生きてきたが、仮に世の負け組のような人生を歩んできたら、こんな支配エリートに同化するような演出はできなかっただろう。まさしく、霞ヶ関の糞官僚、糞政治家とアニオタ映画監督と言うポジションがいかに庶民感覚から乖離した一種の特権階級であることがわかる。
まあ長くなったが、こんな国家主義、自衛隊賛美、民族意識称揚のあからさまな国策映画が大ヒットする時代はまさに80年前の第二次上海事変勃発の夏に相応しいのかもしれない。よりにもよって、援護射撃のように中国漁船が尖閣周辺に押し寄せてきたり、北のヒョロヒョロ弾頭が落下したしな。だが、ソ連もドイツ帝国、大日本帝国もも80年で幕を下ろした事を庵野や樋口や川上、せこーは思い起こした方がいいだろう。そして、かつて辻正信や土肥原賢二、永田鉄山、岸信介等の参謀や革新官僚と同じ役回りをおのれらメディアの寵児達が演じている事も自覚しておいたほうがよいだろうな。
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