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戦争体験に耳を閉ざす中学校。時代の空気を忖度か <追記>
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/ca0f289b3a65316fa4ded4e4f9f63b40
2016年08月20日 のんきに介護
キジトラニャンコ @kijitora0510さんのツイート。
――ずっと悲惨な戦争体験を伝えてきた生き証人の元海軍兵士が中学校に突然講演依頼をキャンセルされた。
安倍政権か教育委員会か「何かを忖度している」感じたという。戦争する国にしたい安倍自公政権によって平和が言えない日本になりつつある。〔8:50 - 2016年8月16日 〕——
<追記>
この記事を読んで、
最も衝撃なのは、
「ミッドウェー海戦では『本当のこと』を伝えず、
負傷兵を隔離した」の
件でした。
ところで、
この毎日新聞の記事とは別に、
元海軍兵の
瀧本邦慶さんのインタビューに基づく
アジアプレス・ネットワークの記事があります。
そちらも紹介します
(下記〔資料〕参照)。
ただ、この記事に関して一言コメントしておきたいのは、
ブルー色で表記した
「戦争が近づくと、特高警察が700人近くの反戦主義者を次々と検挙していきました。今の政権はそれと似たことをやると思いますよ。当時よりも戦争に反対する人は多いから取り締まりも大掛かりにやるでしょう」
と証言されている箇所です。
瀧本さんという、
この方が新聞の世論調査や
選挙の結果につき、
不正がないと信じていらっしゃることは
納得できました。
しかし、この前提そのものが彼の勘違いと思います。
したがって、
これを前提とした
「反戦主義者を次々と検挙」という事態は、
起きません。
僕の見方は甘いでしょうか。
ただ、大多数が
「電通」や「ムサシ」が作り出した
虚構を現実と認めた瞬間、
時代は、
本当に悪い方向へ転がり出すでしょう。
我々に必要なのは、
同朋(在日の方も含めて)を信じる力です。
我々は、
愚民じゃありません。
いつまでも世論調査に惑わされて、
不正選挙と闘わないと思ったら大間違いです。
2016年8月20日昼 記
〔資料〕
「平和への関心、忘れないで〜94歳元海軍兵の訴え(矢野宏/新聞うずみ火)」
アジアプレス・ネットワーク(2016年8月15日)
☆ 記事URL:http://www.asiapress.org/apn/author/japan/post-49368/
◆時代はますます悪い方向へ向かうのでは…
元海軍兵の瀧本邦慶さん(94)は、「お国ために死ねと教えられ、信じてその通り行動してきた。結果、南洋の小島で餓死しそうになったとき、国に騙されていたと気づいた」と話す。(撮影・新聞うずみ火)
「事前の新聞報道などを見て、ある程度、予想はしていたとはいえ、今回の参院選の結果には大きなショックを受けました。日本人の国民性でしょうかねえ、あまりにも関心がなさ過ぎる。お上は絶対的な存在で、逆らってはいけないと今でも思っているのではないでしょうか」
瀧本邦慶(94)さんは一気にまくしたて、嘆息を一つこぼした。
「太平洋戦争以上の思いを繰り返さないとわからんのやろうか……」
瀧本さんは1921年、香川県生まれ。将来の進路を職業軍人と決め、17歳だった1939年に海軍を志願。2年後の41年12月、一等航空整備兵として空母「飛龍」に乗り組み、真珠湾攻撃に参加した。
その半年後、瀧本さんが乗った飛龍はミッドウェー海戦で米軍機の猛攻を受け沈没。乗員1500人のうち、戦死者は1000人余り。瀧本さんも米戦闘機の機銃掃射で弾丸の破片を肩甲骨に受けていた。
佐世保に帰還した負傷兵は一つの病棟に収容され、外出も面会も一切禁止された。当時の大本営はミッドウェー海戦での戦果を大々的に伝え、
損害については、
“我が方の損害は航空母艦1隻喪失、同一隻大破、巡洋艦一隻大破、未帰還飛行機三十五機”(42年6月11日付朝日新聞)と過小報告していた。
実際は、瀧本さんが乗艦した飛龍を含め、4隻が撃沈、300機以上の飛行機が空母に着艦できずに海へ沈んだ。
ミッドウェー海戦の大敗は、当時の「特定秘密」。生き残った兵士たちは新たな部隊に配属されて最前線へ送られていく。瀧本さんは44年2月、トラック島(現ミクロネシア)の竹島基地へ配属された。南方作戦の重要な補給基地だったため、連日にわたって米軍の大空襲を受け、補給路が断たれてしまう。食べる物も武器もない。仲間や部下が栄養失調や疫病で次々と亡くなっていく。
「食べ物がないためにやせ死ぬほど、苦しい死はありません。お国ために死ねと教えられ、心からそれを信じてその通り行動してきた。その結果、南洋の小島で人知れず餓死してヤシの肥やしになって消えていくのかと思ったとき、国に騙されていたと気づいたのです」
ミッドウエー海戦の戦果を大々的に伝える当時の新聞。だが、元海軍兵の瀧本さんが乗った飛龍はミッドウェー海戦で米軍機の猛攻を受け沈没した。
トラック島の守備隊4万人のうち2万人が犠牲となった。奇跡的に生還した瀧本さんは生き残った者の責任として、小中高校などで「戦争の語り部」を行っている。
瀧本さんは、「太平洋戦争前の世相」「ミッドウェー海戦の実相」「トラック島駐留」を紹介したあと、自らの考えを語る。押し付けることはない。どう考えるか、自分で考えることが大切だと語りかける。そして、こう締めくくる。
「これから生まれてくる子どもさんの命を守る話です。少しでも心に響くことがあれば、ご家族やお友達に伝えてください」
平和講演の多くは、真夏の体育館で児童・生徒たちに向かって1時間余り。瀧本さんは一度も座ることなく、どんな質問も立ったままで答える。今年で94歳、まさに命を削るような活動である。
その平和講演を、瀧本さんは8月末で止める。理由は二つだという。
一つは、今回の参院選。瀧本さんは「いくら講演活動を続けても何も変わらない。いや、時代はますます悪い方向へ向かっています」と嘆く。
二つ目が、参院選の結果を受け、近い将来、集会の自由が奪われる時代が来るだろうと思うからだ。
「戦争が近づくと、特高警察が700人近くの反戦主義者を次々と検挙していきました。今の政権はそれと似たことをやると思いますよ。当時よりも戦争に反対する人は多いから取り締まりも大掛かりにやるでしょう。平和講演をやっていることで逮捕されたら、息子夫婦に迷惑をかけることになりますからな」
大げさな話だと一笑に付すことはできないようなことがすでに起きていた。
瀧本さんが大阪府内の高校で講演したとき、後日、学校から感想文が送られてきた。その中に、「左巻き(左翼の意味)のじじいが政権を批判するなんて許せない。話を聞いて無駄な時間を過ごした」と書いた一文があった。語り部活動を始めて10年以上になるが、そんな感想が寄せられるのは初めてのことだった。
さらに、数日前、大阪市内の中学校から依頼された講演をキャンセルされた。講演担当の女性教諭が打ち合わせに来てくれ、どのような話をするか説明した。その教師から報告を受けたのであろう校長が電話で「政権を強く批判したら困る。瀧本さんの話は都合が悪いので」と説明したというのだ。
「誰が困るというのでしょうか。校長自身なのでしょう。大阪市内はかなり締め付けが厳しくなっています。校長が『事なかれ主義』から断ったとしたら、生徒たちに戦争とはどういうものか、人が死ぬとはどういうことか、想像力を働かす機会を奪ったことになりませんか。秘密保護法が成立し、安保法制が施行され、戦場へ行かされるのは今の若者です。米軍の『弾除け』にされかねないのですよ」
参院選の最中、毎日新聞の川柳欄にこんな一句があったという。
「戦争は年寄りが決めて若者が死ぬ」――。
瀧本さんは、腹が立ちすぎて眠れない夜があるという。
「国は国民を騙す。国のウソを見破る力をつけないと、また騙されてしまう。国のウソを見抜く力を投票にあらわさなければならないのだが、忘れてしまうのか。日ごろから関心が薄いのか……。もっと賢くならないと、子どもや孫たちを守れませんよ」(矢野宏/新聞うずみ火)
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