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宮古島にミサイル配備する安倍政権を称賛した読売新聞−(天木直人氏)
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15th Aug 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
私は8月12日のメルマガ第618号で書いた。
役立たずの迎撃ミサイル防衛システムをさらに強化せよ、そのために予算を増やせ、
と書いた読売新聞は、戦争で犠牲になる前に生活苦で国民に死ねと言っているようなものだ、
我々国民の敵は外にあるのではない、内にある、と書いた。
どうやら読売新聞は本気で安倍政権のミサイル防衛システム強化策を支援しているごとくだ。
私の批判をあざ笑うかのように、きのう8月14日の紙面で書いた。
政府は尖閣諸島などの離島防衛を強化するため
沖縄の宮古島などにミサイルを配備する方針を固め、来年度の防衛概算要求にその開発費を盛り込むと。
その読売新聞は、同じ日の外交面で、ロシアがクリミアの軍備を増強し、
ウクライナ危機が再燃しつつあると報じた。
いうまでもなく、核兵器はいまの軍事技術の中で最大の破壊力を持つ、究極の大量破壊兵器だ。
そして、その兵器を運ぶのがミサイルだ。
ウクライナ内戦のきっかけになったのは、
米国主導の集団安全保障体制である北大西洋条約機構(NATO)が、
核ミサイル網でロシアを包囲しようと、やり過ぎたからだ。
中国が韓国を敵視し、北朝鮮支援に回ったのも、
高高度ミサイルシステムが中国ののど元に配備されたからだ。
これを要するに、ミサイルを配備するということは、これ以上ない脅威を相手に与え、
生き残りの為に抵抗せざるを得なくなるように追い込むことだ。
まさしく戦争を仕掛けるようなものなのである。
明白な憲法9条違反である。
それにもかかわらず、読売新聞はそれを進める安倍政権を批判するどころか称賛している。
そして、日本国民を、それを支持する国民と反対する国民とに、更なる分断に追い込んでいる。
読売新聞は日本の内に存在する敵である。
野党共闘は来るべき国会で安倍政権のミサイル強化策に断固として反対しなければいけない。
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