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キャンプ・シュワブ :沖縄タイムス
英ジャーナリストが見つけた米国による日米安保条約違反ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sp0eip
13th Aug 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
またひとつ、日米同盟関係の「不都合な真実」が明らかになった。
きょう8月13日の東京新聞「ニュースの追跡」が教えてくれた。
沖縄米軍基地で、米国の海兵隊が英国の海兵隊と合同訓練をしていたというのだ。
これの何が問題か。
それは、日米安保条約は日本の施設・区域を米軍に提供するものであり、第三国を対象にしていないからだ。
そのことを、1971年12月の衆院本会議で、福田赳夫外相(当時)ははっきりと答弁している。
「安保条約は我が国の施設・区域を米軍に提供するもので、第三国の人に対して提供するものではない」と。
「第三国の人の訓練をわが国において行うということは許されない」と。
ところが、2015年1月に沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブなどで、
米英両国の海兵隊が合同訓練を行っていたというのだ。
私がこの東京新聞の記事で驚いたのは、
このような重大な安保条約違反を見つけて問題提起したのが、
日本のメディアではなく、ジョン・ミッチェルという英国人ジャーナリストだったということだ。
そして、この英国人ジャーナリストの情報公開請求に対し、英国防省がその事実を認めたことだ。
ひるがえって日本政府の対応はどうか。
防衛省報道室は東京新聞の取材になんと答えたか。
「在日米軍による施設、区域の使用は日米地位協定に基づき行われていると認識している」
と答えるのみだという。
つまり米国が日米安保条約違反を行うはずがないと言っているのだ。
事実の確認をしないまま、米国を信用する、これ以上ない対米従属だ。
もう一つの対米従属の外務省は何と答えたか。
よほど答えに窮したと見えて、日米地位協定室は担当者の不在を理由に回答しなかったという。
この米英海兵隊の沖縄における合同訓練については、野党は、来るべき国会で徹底追及しなければいけない。
野党共闘は選挙だけではなく、国会質問でも行われるべきだ。
もし、日本の知らないところで米英海兵隊の合同訓練が行われていたとすれば、外交上の大問題となる。
もし日本政府がその事を知っていながら黙認して来たとすれば、これ以上の国民に対する裏切りはない。
そして日本のメディアもまたこの問題を徹底追及しなければウソだ。
英国人ジャーナリストに先を越され、しかもそのジャーナリストは英国政府にその事実を認めさせたのだ。
それでも動かなければ日本のメディアは死んだも同然だ。
すでに東京新聞が書いた以上、他のメディアが知らないという事は出来ない。
きょう8月13日に東京新聞が明らかにしたこの米英海兵隊の合同訓練という「不都合な真実」は、
またひとつこの国の対米従属の深刻さをわれわれに教えてくれたのである。
◇
イギリス兵が沖縄の米軍基地で訓練 法的に問題
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/54456
2016年7月18日 15:36 沖縄タイムス
9秒でまるわかり!
◆英国海兵隊の将校が在沖米海兵隊の訓練に参加していたことが判明
◆日本国内の基地で第三国の軍人を訓練していた事実を認めたのは初
◆訓練は国連と無関係で、国連軍施設以外で行われ、法的な問題がある
【ジョン・ミッチェル特約通信員】英国海兵隊の将校が、キャンプ・シュワブやハンセンで米海兵隊の訓練に参加していることが、本紙による英政府への情報公開請求で分かった。英国防省海軍司令部は、訓練が双方の合意に基づき2015年1月に始まったと説明。これまでに中尉2人が「ジャングル戦闘訓練と射撃訓練」に参加したと明らかにした。
米軍が日本国内の基地で第三国の軍人を訓練していた事実を、政府機関が公式に認めたのは初めて。こうした訓練は日米安保条約で想定されておらず、日本政府も禁じられているとの見解を過去に示している(1971年12月1日、参院本会議)。
朝鮮戦争で編成された「国連軍」が使用できる米軍基地は日本国内に7カ所あり、沖縄県内では嘉手納基地、普天間飛行場、ホワイト・ビーチの3カ所。法的には英国軍も使用できる。
一方、シュワブやハンセンは国連軍施設ではない。今回の訓練自体も国連とは無関係に実施されており、法的な問題がある。
英国海兵隊は「精鋭部隊」とされ、米海兵隊と行動を共にすることが多い。イラクやアフガニスタンの戦闘にも参加している。
米軍準機関紙「星条旗」が昨年8月、県内での訓練について報道した。「将来の共同作戦に向けて統合運用性を高める」ため、英国海兵隊の将校を1年半にわたって米海兵隊に従軍させる新たな取り組みの一環だという。
記事は今後、従軍は拡大する予定だと指摘した。しかし、英国防省は本紙の情報公開請求に16年と17年の従軍予定はないと回答し、見解が食い違っている。
今日の天木メルマガ-米国による日米安保条約違反(要約)
— 西村佳能(新党憲法9条) (@nishiy2006) 2016年8月12日
8月13日の東京新聞「ニュースの追跡」
沖縄米軍基地で、米国の海兵隊が英国の海兵隊と合同訓練
日米安保条約は日本の施設・区域を米軍に提供するものであり、第三国を対象にしていない
安保条約違反を見つけたのは英国人ジャーナリスト
天木直人メルマガ:日米安保条約違反 「安保条約は我が国の施設・区域を米軍に提供するもので、第三国の人に対して提供するものではない(福田赳夫外相(1971当時):8月13日の東京新聞「ニュースの追跡」が報道。沖縄米軍基地で、米国の海兵隊が英国の海兵隊と合同訓練をしていた。
— suminoe (@suminoe1) 2016年8月12日
8/13東京新聞 26面
— ミュー (@0720032maro) 2016年8月12日
ニュースの追跡
沖縄・米軍基地 英海兵隊員が訓練
第三国軍想定せず 安保条約に違反
日本政府 過去に禁止見解 問われる対応
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