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http://31634308.at.webry.info/201608/article_10.html
2016/08/12 16:31
東京電力福島第1原発事故から5年5カ月経つが、これだけ全国猛暑であるのに、未だに電力会社から節電警報などは聞かれない。この意味することは、原発が無くても、電力は十分足りているということである。原発廃棄物の中間貯蔵地、ましてや最終貯蔵地も決まっていないのに、また原発を再稼働しようとしている。
四国電力は伊方原発3号機をきょうにも再稼働させる。鹿児島県の川内原発は三反園知事が、中止を申し入れる。その理由の一つが、住民の避難経路等の調査である。伊方原発も30キロ圏内の住民を対象とする避難計画では、命を守るという最低限の保証さえ得られていない。
なぜなら、伊方原発は、瀬戸内海の内海であり、地図のように九州側に細く突き出ている半島の中間にあり、何か事故があれば、半島先の住民は完全に孤立するからだ。記事によれば5千人が孤立するという。道路が分断され、海路が荒天では伊方町周辺は寸断され、避難すらも出来ない。
さらに言えば、伊方原発は福島のように太平洋に解放していない。事故があれば、核物質は瀬戸内海に拡散する。大平洋のように核汚染物質は拡散しなく、いつまでも瀬戸内海に留まる。考えただけでもぞうっとする。もし、こんなことが起これば、四国電力は責任を取るというのか?個人的には、日本の原発の中で、最も危険な場所と思っている。
何か事故が起これば、知事、四国電力は責任を取るのか?稼働を認めた原子力規制委も国も責任は取らない。
避難計画、実効性に疑問=半島5千人、孤立の恐れ―道路寸断、海路荒天で・伊方町
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160812-00000135-jij-soci
瀬戸内海に突き出た愛媛県・佐田岬半島。
長さが約40キロあり、「日本一細長い」とされる半島の付け根に、四国電力伊方原発は位置する。重大事故が起き、大量に放出された放射性物質で付け根に「ふた」がされる形になった場合、半島に住む約5000人は孤立する恐れがある。道路が寸断されたらどうするのか、荒れた海を船で逃れることはできるのか。避難計画の実効性に疑問を残し、原発は動きだした。
◇国道は片側1車線
県の避難計画によると、伊方町の住民約1万人は原則として、自家用車や県が手配したバスで避難する。半島を貫く国道197号を通り、渋滞を緩和するため途中から複数のルートに分散。原発の半径30キロ圏を抜け出し、松山市の西隣にある松前町に避難する計画だ。
〔写真特集〕世界の原発〜解体の瞬間も〜
197号は半島の山あいを通る片側1車線の道路。「本当に大丈夫か」。伊方町中浦の漁師矢野善平さん(67)は「土砂災害で道が寸断したら大変だ」と不安を抱く。
県砂防課によると、伊方町には豪雨や地震で土砂災害を起こす恐れがある警戒区域が計206カ所あり、うち15カ所は197号が通っている。矢野さんは「伊方町は危ない所が多い。放射性物質が漏れる前に逃げられるだろうか」と疑う。
◇港へ細い道
土砂崩れで道路がふさがった場合、計画では半島先端の三崎港などから船で避難する。住民は県内から集まったフェリーや海上自衛隊の艦船などに乗り、県内のほか海を挟んだ大分県や山口県に逃れる。ヘリコプターの活用も想定している。
ただ、三崎地区で日用品店を営む池田豊美さん(71)は「いろんなハードルがある」と懸念する。
船で逃げるには、多くの人を港に集める必要がある。だが、中には半島最先端の正野地区のように、細くて狭い県道をたどって三崎港へ向かう所もある。
池田さんは「港までの道は寸断していないか。乗り物の手配はできるのか。時間帯や天気に関係なく、しっかりできるか疑問だ」と力説する。
地元フェリー会社によると、冬の三崎港は北西の風の影響で時々、高波が発生する。船が出せないこともあるという。地元で暮らしてきた池田さんは「海の避難は不安。同じ地区の人も表立って言わないだけで、みんな思っている」と打ち明けた。
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