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象徴天皇の務めが途切れることなく、と天皇陛下
http://79516147.at.webry.info/201608/article_63.html
2016/08/08 半歩前へU
▼「お気持ち」に込めた天皇陛下の思い
天皇陛下は8日、国民統合の象徴としての務めについての「お気持ち」をビデオメッセージで表明された。その中で、皇太子さまに皇位を譲る「生前退位」の実現に強い思いを示された。
実にご立派なメッセージだった。特に私が印象深かったのは約11分の短いお言葉の中で、陛下が何度も、繰り返し「象徴」天皇を強調されたことだ。
「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇もまた、自らのありように深く心し、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました」。
「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」。
82歳のご高齢で、体の衰えを考慮し「これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じています」と話され、国民に理解を求めた。
陛下は最後に、象徴としての地位と活動は一体不離との信条があり、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じる」と力説された。
このように天皇陛下は「象徴」天皇を重ねて強調された。陛下がこれほど「象徴」にこだわったのは、現政権が推し進める改憲の動きを嫌いけん制したのではないかと私は受け止めた。
現行憲法では「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴」と規定してある。ところが安倍自民党は改憲草案で、「天皇は、日本国の元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴」と「天皇」を「元首」と変更している。
戦前は「天皇」を「元首」に祭り上げ、戦争遂行の道をたどった。
承知の通り、天皇陛下は、政治的発言は許されていない。しかし、幼少時代に学童疎開を経験するなど苦い思いがある陛下である。生前退位に絡む今回の「お気持ち」で、「象徴」への思いを伝えたかったのではないか。
日本全体が右傾化傾向にある中で、天皇・皇后両陛下は平和の象徴、最高の護憲派である。陛下の、このたびの「お気持ち」、軽んじてはならない。
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