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2016/08/09 04:33
<宮内庁は8日午後3時、天皇陛下が「象徴としてのお務め」についてのお気持ちを示したビデオメッセージを公表した。社会の高齢化が進むなか、自身も82歳になったことを踏まえ、陛下は「次第に進む身体の衰えを考慮する時、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなるのではないか」と懸念を表明。憲法上の立場から直接表現することは避けながら、「私が個人として」と強調し、天皇の位を皇太子さまに譲る将来的な退位の願いを強くにじませた>(以上「朝日新聞」より引用)
終身天皇制度は明治維新以後に確立されたものだ。それは天皇在位と退位が政治利用されるのを防ぐためと、天皇退位後に上皇となり院政を敷いた過去の歴史に鑑みて二重支配を防ぐためでもあった。
しかし象徴天皇となった現行憲法にあって、終身天皇制度は天皇陛下にとって日々の公務は過酷なものであることも確かだろう。八十歳を超えられた今上天皇にそうした激務を強いることにご配慮をすべきではないだろうか。
天皇陛下のご遺志に沿って生前退位を容認するならば皇室典範の改正が必要となり、皇室典範が憲法に定められているため憲法改正が必要となる。そのため天皇陛下は「生前退位」のご意思をにじませるだけに止められたビデオメッセージとされたのだろう。
しかし天皇陛下もまた人間である。ご高齢になられても国内はもとより世界各地へ出掛けられているお姿を拝見するとき、お痛ましさを感じていたのは私だけではないだろう。天皇陛下のご公務が「一般労働」とは異なることは十分に承知したうえで、それでも「定年」の考え方が皇室典範に採用されても良いのではないだろうか。
そして天皇陛下は天皇ご自身だけでなく、皇后陛下に対しても「定年」を差し上げようとお考えではないだろうか。そして老後をゆっくりと天皇と皇后としてではなく人として夫婦で過ごす時間を持たせてあげたいと思われたのではないだろうか。
生前退位に関して政府は皇室典範の改正を真剣に検討し国民に改正案を早急に示すべきだ。それが今生天皇のご意思に沿うだけでなく、象徴天皇の人としての在り方の回復でもある。
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