http://www.asyura2.com/16/senkyo210/msg/828.html
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「天皇陛下のお言葉、問題を考えるボールは国民の側に投げられたと思う。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20521.html
2016/8/9 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
>茂木健一郎 天皇陛下のお言葉、拝聴いたしました。最初に、「私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。」と言われたことが、強く印象に残りました。そして「天皇の終焉に当たっては、重い殯の行事が連日ほぼ2カ月にわたって続き」と、そのご負担を懸念されたことに、心を動かされました。
私も「個人として」というお言葉に強い印象を受けた。
意見表明にさまざまな制約が課せられる環境下でもなお、自らの行為を「個人として」と規定する、つまり「私もまた個人として私の人生を生きる」という権利は、何ぴとたりとも奪うことができない。
もう一つ、今回のメッセージで明らかになったのは「摂政では問題の根本的な解決にはならない」ということ。
驚くほど具体的な理由を挙げて、摂政という選択肢の限界を述べておられたが、特に家族や国民への負担軽減に思いを寄せられている意味は重い。
問題を考えるボールは国民の側に投げられたと思う。
>特務機関NERV 宮内庁のウェブサイトでも、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」の全文およびビデオを視聴することができます。 http://nerv.link/ajfRVh
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昨日作成した「今上天皇の『生前退位のご意向』問題について」http://bit.ly/2aCYIpQ の内容を整理し、天皇の生前退位メッセージが放送される前に主な論点を整理しておくと、まず
【1】天皇の生前退位は長い天皇の歴史において普通に行われていたことで、半数近くの天皇が、生前退位されている
【2】従って、天皇の生前退位は日本の伝統に完全に合致する行いである
【3】ところが、日本会議副会長の小堀桂一郎氏は「天皇の生前退位は日本の国体破壊に繋がる」として反対している
【4】天皇の生前退位が不可能になったのは、明治初期の大日本帝国憲法と皇室典範の制定で、国家神道を国家支配のイデオロギーと位置づけ、天皇を現人神に仕立てた明治政府による「伝統の改変」が発端だった
【5】安倍晋三首相と安倍政権に強い影響力を及ぼす日本会議は、国家神道の価値観を継承し、明治期に作られた「偽物の伝統」を「日本の伝統」であるかのように話をすり替えている
【6】つまり、この問題は天皇の生前退位を可能とする「本物の日本の伝統」と、天皇の生前退位を国家神道の政治的事情で認めない「偽物の日本の伝統」の対立という図式で読み解くことも可能
【7】憲法はそのままでも、皇室典範を修正すれば「偽物の日本の伝統」を「本物の伝統」に戻せる。
天皇陛下が「生前退位」の意向を持たれていることに関連し、現在の天皇陛下に限って退位を可能にする特別法を制定する案が、政府内で浮上(読売)http://bit.ly/2b0D3M1
なんとかして皇室典範改定のような「時間がかかる作業」を回避したい安倍首相の意向が滲み出している。
「皇室典範を改正して退位を制度化するには難しい課題が多く」とあるが、今の皇室典範が「長い皇室の伝統にそぐわない」上、人権や人道を重視する現代の価値観にもそぐわないのだから、全面的に見直して改定するいい機会だろう。
憲法をどうするかの議論は、安倍政権が終わってからゆっくりやればいい。
憲法改正はやりたいのに皇室典範改定は「懸念が払拭できない」と言うのは、明らかな政治的二枚舌である上、安倍首相やその取り巻きが日頃から口にする「天皇崇敬」とも矛盾する。
懸念と言うなら天皇を「国家元首」に位置づける弊害の方がよほど懸念材料が大きいだろう。
現に一度それで大失敗している。
>mw 陛下のお言葉は、我々国民が心に染み込ませれば良いのであって、お言葉を元に政府が政策決定してはいけないのではないでしょうか。国政選挙で信任を得た内閣が政策決定して、また次の選挙で信任を得る、というプロセスが民主主義と理解しております
何の話をされているのか意味がよくわかりませんが、もし今上天皇が「生前退位を望む」意志表示をされているのに、安倍晋三首相が「お言葉は拝聴しました。以上です」という対応でご意向を無視するなら、そんな人間の「天皇崇敬」は嘘だという話です。
安倍晋三首相が本当に「天皇崇敬」の思想を抱いているなら、あれやこれやと「実現できない理由」を探さず、誰よりも先に「陛下のお気持ちに最大限沿えるよう尽力いたします」「必要な皇室典範の改定を行い、日本の長い伝統に沿う形で、生前退位を復活させるよう取りはからいます」と述べているだろう。
天皇の生前退位についてのビデオメッセージが放送された後、間髪を入れず安倍首相のコメントを発表するのは、前者で国民の心に引き起こされる波紋を、先回りして一つ一つ打ち消す意図があるのかとも思う。
事実に基づかない主観的評価を、事実であるかのように錯覚させる詭弁を用いないか要注意だろう。
例えば「生前退位は現在の憲法では不可能」という決めつけは、法的根拠を欠く主観に過ぎず、皇室典範を改定すれば現行憲法のままでも生前退位は可能になる。
明日の朝刊では、天皇のメッセージ内容だけでなく安倍首相のコメントも併載されるので、後者が前者の意味を制限する形で機能する可能性がある。
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