http://www.asyura2.com/16/senkyo210/msg/716.html
Tweet |
いよいよ、「若者が主役」になる時がやって来た!!
http://79516147.at.webry.info/201608/article_49.html
2016/08/06 半歩前へU
けさ(6日)の毎日新聞に青野由利の「一銭五厘の旗は今」が載っていた。安倍政権下で、徴兵制を平気で口にする女性の防衛大臣が誕生した。
そんなことさえ気付かない、世の中の動きの無関心な「若者」が主人公になる時代がいよいよ、やって来た。無関心のツケが今、彼らに回ってきつつある。「一銭五厘の旗は今」は鋭い警告文である。
***************
「一銭五厘の旗は今=青野由利」
ご多分に漏れず、我が家も「暮しの手帖」を購読していた。子どもの私も当然、めくって見る。
思い出すのは商品テストでダントツだったアラジン社の石油ストーブ。おしゃれな洋風お総菜。そしてタイトルしか覚えていない初代編集長・花森安治の詩「見よぼくら一銭五厘の旗」だ。
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」をきっかけに読んで、思わず執筆年を確かめてしまった。46年前の作品なのに、書いたばかり?と錯覚するほど現代的だったからだ。
一銭五厘は戦時中のはがきの値段。これで兵隊が召集できた。
「一銭五厘を べつの名で言ってみようか/<庶民>/ぼくらだ 君らだ」と花森は書く。
戦争が終わり、庶民が「主人」に、役所や大臣が「家来」になったのに、いつの間にか逆転する。
それは言うべき時に言うべきことを言わなかった自分の心のせいだと、自戒を込める。
そして新たに生じた「公害」問題。政府は、大企業は救うが、一個人は救わない。公害をつきつめていくと、倒してならない大企業ばかり。「公害」を「原発」に置き換えると、まさに今の話だ。
あれだけの事故を起こしたのに、再稼働を進める。「例外中の例外」だった老朽原発の稼働も既定路線とする。審査にあたった原子力規制委員長は、いみじくも「いくら投資しても動かしたいというなら、40年だから(廃炉)ということではない」と発言した。
原発1基を動かすとひと月で数十億円が浮く。だから安全対策に千数百億円かかっても電力会社は老朽原発を動かす。庶民の感覚とは遠い、大企業の経済の論理だ。
それに、老朽だろうとなかろうと、原発を動かせば使用済み核燃料がたまる。ここからプルトニウムを取り出し再び燃料とする政策を政府は変えない。
先週の発表では日本が持つプルトニウムは47・9トン。核爆弾5000発分以上。核武装の疑念を払拭(ふっしょく)するには消費しなくてはならない。
そのために原発を動かす。するとまた使用済み核燃料がたまる。これを悪循環といわずしてなんというのだろう。
花森は言う。「ぼくらの暮しと 企業の利益とが ぶつかったら 企業を倒す ということだ/ぼくらの暮しと 政府の考え方が ぶつかったら 政府を倒す ということだ/それが ほんとうの<民主々義>だ」
かんしゃく持ちの変人だったとしても、今を考える力がある。全文は日本ペンクラブのウェブサイト「電子文藝館」でも読める。(専門編集委員)
詳報はここをクリック
http://mainichi.jp/articles/20160806/ddm/003/070/184000c
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK210掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。