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2016年08月05日 「ジャーナリスト同盟」通信
<米服従・隣国とは対決>
8月3日の内閣の改造の途方もない人事というと、稲田という日本会議メンバーで、国粋主義者で知られる人物が、防衛大臣に任命されたことである。安倍晋三の分身としても有名だ。これからは、公然と二人は自由に会ったり、意見交換もできることになる。そこから何が飛び出すのか。平和国民・自衛隊関係者・隣国の政府は、早くも戦々恐々の体である。米国に対しては奴隷のように服従、国民には「血を流す覚悟を」とわめいてきた。そうした発言から精神異常者との指摘もあるようだ。
<タカ派・右翼を通り越す>
筆者が政治部記者をしていたころは、右翼議員をタカ派、その反対の平和主義者をハト派と呼んで、報道していた。タカ派に対して、新聞も平均的国民もやや軽蔑の思いを込めていた。少なくとも尊敬する政治家ではなかった。
タカ派とは、平和憲法に反対する政治屋でもあった。外交政策では、軍拡を主張する面々でもあった。要するに、軍拡で利益を手にする軍需産業からの献金目当ての政治屋だった。いうなれば、信念のない乞食議員のことだった。
<異常な精神の持ち主>
歴史認識について、国際常識に反する輩でもあった。安倍の所属した岸・福田派と中曽根派に右翼・タカ派が集中した。国家主義者・ナショナリスト派閥である。
しかしながら、それでも彼らはコートをまとって爪を隠すことに神経を使っていた。爪を見せつけると、こぞって新聞が強烈に批判した。大臣であれば、辞任に追い込んだ。これが正常な日本を証明していたのだが、今は一変してしまった。
反対に改憲を叫び、軍拡をわめく。公然と国民に向かって「血を流せ」「靖国神社は不戦の誓いをするところではない」といって、靖国参拝を連発した小泉純一郎にまで怒りの反撃をする。それが稲田防衛大臣である。
異常な精神の持ち主である。こんな発言をする政治屋は、おそらく戦後初めてであろう。
<安倍晋三と一体>
稲田を自民党関係者は「安倍の影」と断定する。「すい星のように飛び出してきた政治知らずの、掃いて捨てるほどいる弁護士の一人でしかない。自民党内の評判は悪い」とも指摘されている。
彼女を評価するのは、安倍側近の日本会議メンバーに限られている。
公然と東京裁判を批判、靖国の国家護持を叫ぶ、慰安婦制度は合法、強制はなかったと決めつける、核武装に前向きと、正に安倍の言いたいことをそっくりと発言する。稲田こそが安倍好みの一番手なのだ。
<谷口雅春の影響か>
安倍側近女性の中でも、稲田が突出している極右議員である。要するに、戦後体制の破壊を政治目標にしている。侵略戦争を正当化しようというのだ。ために、欧米ジャーナリストも腰を抜かして、稲田ら日本会議報道に力を入れている。
ネット情報の中には、生長の家との関係が出てくる。谷口雅春信者のようでもある。
国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法が大好きな極右政治屋と言っていいだろう。
<福井選挙区の民度>
問題は、このような極右の人物を国民の代表にする民度にある。かつて千葉県では、やくざを当選させる民度に注目した国民も多かったが、今では福井県にお鉢が回ったようなのだ。
確か、この近くには「日本は天皇中心の神の国」と信じる元首相も出ていた。
まともな民主的な教育を受けていない庶民が多いのだろうか。福井県の民度は変わらないものか。しかし、影はいずれ消える運命にある。大それた行動を起こさないように、国民あげて監視しなければなるまい。
<批判しない新聞テレビ>
恥ずかしいことは、新聞テレビの報道姿勢である。稲田入閣を許すような報道にこそ、重大な問題がある。
平和憲法についての認識のない新聞記者が多いのであろうか。憲法違反発言に対して、真正面から批判しない新聞テレビだから、稲田本人もつい調子に乗って、あらぬ見解を吹聴するのかもしれない。それもひたすら安倍を喜ばせるために?
彼女の出番をつくったところに、この政権の行く末を暗示している。
2016年8月5日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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