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2016-07-29 03:11日本がアブナイ!
最近、あまり社会的な事件や問題について書く機会がほとんどなくなっていたのだが・・・。
このことだけは書いておかなければなるまい!(**)
それは、神奈川県の相模原市の施設で、重度障害者を40人以上殺傷した容疑者が、「ヒトラーが降りて来た」と語っていたということだ。(@@)
ヒトラーが率いていたナチスは、人種に優劣をつけ、優秀な遺伝子のみを残すという「優生思想」を主張。それに基づいて、ユダヤ人を収容所に集めて数百万人以上、虐殺を行なったのであるが。 実は、数十万人の知的障害、精神障害を持つドイツ人なども「生きる価値がない」「劣った遺伝子を残さないため」などの理由で殺害していたことが知られている。(-"-)
また戦前の日本には、心身の障害を持つ者は「お国の役に立たない者」とみなされて、強く差別されたり、ひどい扱いを受けたりしていたと言われている。
<いつか機会があったら書きたいけど、実質的に殺害されたり、人目につかないように隠されたりしていた例もあったときく。そのような障害者に対する差別意識や風潮は、戦後もしばらくの間、残っていたのも事実だ。今今は昭和よりマシになったけど。それでもかなり残っていると言えるかも。(-_-))>
しかも、残念ながら、このような発想や感覚は、民族的な差別も含め、国粋主義・国家主義的な保守思想を持つ人に多いのが実情だ。(ーー) <もちろん、全ての保守派、国粋・国家主義的な思想を持つ人が、このように障害者に対する差別的な意識を持っているわけではない・・・ということは、言うまでもない。(・・)>
日本がだんだん右傾化しつつある中で、このような歪んだ&偏った&誤った考え方がとりわけ青少年の間に広がらないように、このような行為を犯した者を英雄扱いするような風潮が広まらないように、メディアも含めて、私たちはそれこそ体を張ってでもぐらいの気持ちで、最大限の努力をしなければならないと思う。(++)
<・・・とかいうと、「人には思想や表現の自由がある」と反論するバカが出て来たりするのだが。あなたが内心で何を思おうと自由だが、他者の人権、ましてや生命や身体を侵害することは、決して許されないし。それを正当化する要素としては認められないんだからね!(`´)>
* * * * *
ちなみに、リテラの記事にはこの事件に絡めて、石原慎太郎元都知事のこんな発言が載っていたのだが・・・。
『石原慎太郎は、都知事に就任したばかりの1999年9月に障がい者施設を訪れ、こんな発言をした。
「ああいう人ってのは人格があるのかね」
「絶対よくならない、自分がだれだか分からない、人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状況になって……」
「おそらく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う」
「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」(リテラ16年7月27日)』
その長男である石原伸晃氏(現経産大臣)も、こんな発言をしてったっけ。^^;
『自民党の石原伸晃幹事長は6日のBS朝日番組で、病院で腹部に開けた穴から栄養剤を送る「胃ろう」の措置を見学した際の感想として「意識がない人に管を入れて生かしている。(病院で)何十人も寝ている部屋を見せてもらった時に何を思ったかというと(映画の)エイリアンだ。人間に寄生しているエイリアンが人間を食べて生きているみたいだ」と発言した。(スポニチ12年2月6日)』
さらに・・・『慎太郎の息子である石原伸晃・経済再生担当相は、12年9月に出演した『報道ステーション』(テレビ朝日)で社会保障費削減について問われた際、生活保護をネット上の蔑称である「ナマポ」という言葉で表現し、社会保障費の話の最中に“私なら延命治療などせずに尊厳死を選択する”という趣旨の発言を行った。さらに、麻生太郎元首相は今年6月、老後を心配する高齢者について「いつまで生きているつもりだよ」と発言している。(リテラ16年7月28日)』
日本をリードする政治家のこのような発言をきくと尚更に、mewは「日本がアブナイ」と叫びたくなるのである。(ノ_-。)
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『<相模原殺傷>容疑者「ヒトラーの思想が降りてきた」
◇緊急措置入院中、病院のスタッフに話す
相模原市の障害者施設殺傷事件で、植松聖容疑者(26)が緊急措置入院中、病院のスタッフに「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」と話していたことが、相模原市への取材で分かった。ナチス・ドイツは障害者を「価値なき生命」と決めつけ、「国家的安楽死」と称して大量に殺害したことで知られる。
市は2月19日、植松容疑者の措置入院の是非を判断するために神奈川県警津久井署で面談。植松容疑者は「世界に8億人の障害者がいて、その人たちに金が使われている。それをほかに充てるべきだ」などと話した。時折、いら立つような様子もみせながら淡々と述べたという。市によると、ナチス・ドイツを肯定する言葉は20日にあり、これが措置入院の決め手の一つとなった。
植松容疑者は22日、専門医によって「大麻精神病」「妄想性障害」と診断された。入院中の検査で大麻の使用を示す結果が出たことも明らかになっている。その後の3月2日に専門医の診察に対して「入院前の自分はおかしかった」と反省し、大麻による症状が消えたなどと判断されたため、市は措置入院の解除を決定したという。【水戸健一】<毎日新聞16年7月29日)』
* * * * *
『神奈川・相模原市緑区の障害者施設で、45人が殺傷された事件。犯人の標的となった方々の思いを取材しました。
相模原市の障害者施設で、入所者19人を刺殺した植松 聖容疑者(26)が、「ヒトラーの思想が降りてきた」と語っていたことが、新たにわかった。
アドルフ・ヒトラーは、第2次世界大戦で、ナチス・ドイツを率いた独裁者。
その思想の特徴は、「理想郷の建国」。
そして、人種に優劣をつけ、優秀な遺伝子のみを残すという「優生思想」。
ナチスのユダヤ人虐殺は、広く知られているが、ほかにも、およそ20万人の知的障害、精神障害を持つドイツ人を殺害している。
さらに、ヒトラー自身は、国家や法よりも上に立つ存在だと定義していた。
この危険なヒトラーの思想が、2016年2月、「自分に降りてきた」と、植松容疑者は、病院の医師に話していたという。
さらに、このヒトラー思想は、以前、「津久井やまゆり園」に勤務していたころからあったという。
津久井やまゆり園の入倉 かおる園長は、「具体的に言いますと、『(障害者は)死んだ方がいい』というような発言をし始めておりました。『あなたは、以前からそういうことを考えてたのか?』と聞いたところ、『最近、急に思うようになった』と。『その考え方は、ドイツ・ナチスの考え方と同じだよ』ということを言ったら、『そういうふうにとらえられても構わない』というような表現でした」と話した。
さらに、植松容疑者が友人に送ったLINEでも、差別的な言動を繰り返していたことが明らかになった。
植松容疑者は、「生まれてから死ぬまで周りを不幸にする重複障害者は、果たして人間なのでしょうか?」、「意思疎通ができなければ動物です」などと送っていた。(FNN16年7月29日)』
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『相模原事件、にわかに「ナチス」への関心 ツイッターで急増する「ヒトラー」
J-CASTニュース 16年7月27日
神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」に侵入し、入所者を次々と殺傷した男は逮捕前、「障害者は安楽死させた方が良い」などと語っていたとされる。
こうした報道が多数でたことで、今から約70年以上前、ナチス政権下のドイツで大量殺人の手段に用いられた「障害者の安楽死」という誤った考えに関心が集まることになった。「劣った遺伝子を抑え、優秀な遺伝子を継承させる」という「優生思想」に基づき、実に7万人もの知的・精神障害者が殺害された「暗い歴史」。ツイッターなどでは、ナチスドイツ時代の出来事を調べる人たちがにわかに増えている。(下につづく)
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■警察の調べに「(殺害によって)重複障害者を救った」
ナチス政権のもとで「T4作戦」とも呼ばれたのは、知的・精神障害者を「生きる価値がない」として社会から排除しようとしたもの。計画の中央本部が首都ベルリンのティアガルテン4番地の個人邸宅に置かれたことに由来する。
ナチス政権は全国の病院に障害者のリストを提出させ、年齢に関わらずガス室で殺害。車体を灰色に塗られたバスが、全国の病院から殺害場所まで障害者を運んだ。計画が始まった1939年から中止される41年までの間に7万人もの障害者が殺害されたといわれる。ユダヤ人虐殺「ホロコースト」が実行される前の話だ。
そんな暗い歴史は、16年7月25日に日本で発生した殺傷事件をきっかけに、再び注目されている。逮捕された同施設の元職員、植松聖容疑者(26)は在職中から「障害者を安楽死させるべきだ」と発言。衆議院議長宛に送った手紙にも「障害者470名を抹殺できる」などと書いた。
テレビ朝日の報道などによると、逮捕後も警察の調べに「(殺害によって)重複障害者を救った」と話しているという。
容疑者は「優生思想」に染まっていたのか
こうした容疑者の考えがナチスの優生思想、T4作戦に連なるものだと指摘するネットユーザーが増えており、事件以降、ツイッターにはナチスドイツと事件をからめたツイートが激増。
「ヒトラーの障害者虐殺を連想しました」
「ヒトラーや優生学思想の医者達が言っていたのとまるっきり同じ」
といった感想が相次いだ。また、
「お前はヒトラーか」
「ナチスの思想に染まっていたのではないか」
と容疑者をヒトラーになぞらえ、容疑者の思想にナチス政権の影響を指摘する声も寄せられている。
「テレビでドイツ語」(NHK)にも出演する翻訳家のマライ・メントラインさんも「実はナチズムのエッセンスは未だ古びず、様々な形で再来する」と指摘した。
16年7月27日付け東京新聞朝刊のコラム「筆洗」は、「灰色のバス」と事件をからめ、「なぜ容疑者は『灰色のバス』のハンドルを握ってしまったのか」と書いた。同紙は同日の社説でも「障害者を劣った存在として排除する優生思想も垣間見える」と容疑者の行為を分析している。
知的障害者とその家族らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」は事件を受けて7月26日、
「事件の容疑者は、障害のある人の命や尊厳を否定するような供述をしていると伝えられています。しかし、私たちの子どもは、どのような障害があっても一人ひとりの命を大切に、懸命に生きています。そして私たち家族は、その一つひとつの歩みを支え、見守っています。事件で無残にも奪われた一つひとつの命は、そうしたかけがえない存在でした。犯行に及んだ者は、自らの行為に正面から向きあい、犯した罪の重大さを認識しなければなりません」
との声明を発表した。』
そして、国政でも都政でも、障害者を含め、様々な人たちがいい形で共生できる社会を作って行くことを第一に考える人に投票したいと思うmewなのだった。(@@)
<自分だって、自分の家族だって、いつ大きな病気になるか、病気や事故で障害者になるかわからないんだからね。(・・)>
THANKS
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