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安倍右翼反動内閣の本性を剥き出し。・・・『週刊文春』事件は白色テロである。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1795
16年07月23日 永田町徒然草
永田町徒然草No.1852において、『週刊文春』の“淫行疑惑”なるモノを、核として行われた鳥越候補への攻撃を「政府とマスコミの合作によって行われる政敵を抹殺する行為」と規定し、私は激しく断罪した。僅か1日半で500を超える“いいね !”があった。こんなことはこれまでなかったことである。多くの人々が、とてつもない“異常さ”を感じたからであろう。
私の脳裏に“白色テロ”という言葉が何となく過(よぎ)っていた。そんな折、沖縄県東村高江において、米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設を強行するために、全国から動員した多数の機動隊が、反対住民を暴力的に排除した。その過程で多くの住民に非常な暴力が加えられた。政府は、また沖縄県を相手取り訴訟を提起した。
私は、安倍首相率いる自公政権を“右翼反動政権”と呼んできた。参議院選挙で“大勝”したと錯覚するこの右翼反動政権が、いよいよその本性を剥き出しにしてきたのである。これはもう立派な“白色テロ”である。ちなみに、白色テロ(はくしょくテロ)とは、為政者や権力者、反革命側(君主国家の為政者あるいは保守派)によって政治的敵対勢力に対して行われる暴力的な直接行動のことである。【参照 白色テロ】
安倍首相が誇りにするのは、岸信介元首相の孫ということだ。岸元首相は、昭和16年東條英機内閣で商工大臣を務めたが、その頃はまさに右翼による反体制派に対する様々なテロが行われた時代であった。わが国における白色テロ全盛時代と言ってよい。多くの国民にとって、この時代はもっとも忌まわしい時代なのであるが、岸元首相を尊崇する安倍首相にとっては、陶酔を覚える特別な時代なのであろう。
あるマスコミ媒体を使って、政治的敵対者に都合の悪い記事を書かせる。そして全マスコミがこれを国民に向かって拡散させる。政府とマスコミに“ずぶずぶの癒着関係”があるからそういうことができるのだ。小沢事件では、情報の発信元は検察であった。ほとんどのマスコミは、何の検証もしないで容赦なく垂れ流した。今回の発信元は、『週刊文春』である。構図は少しも変わらない。
自民党もマスコミも、いま懸命に“世論調査”なるモノをやっているであろう。そして日曜日の遅くか月曜日中に、世論調査の結果と称して、世論誘導報道を垂れ流す。そのシナリオは、もう出来上がっているのだ。おそらく「小池候補、一歩リード」と打ってくるであろう。「鳥越候補は健闘するも及ばず、増田候補は遠く及ばず」というニュアンスを限りなく醸し出すというモノであろう。賢明な国民は、こうした政府与党とマスコミの世論操作・世論誘導にもう気が付かなければならない。
憲法改正を進めたい安倍首相にとって、都知事選で鳥越候補が当選したら絶体絶命の危機になるのだ。白色テロと言われようが、どんな手を使ってでも絶対に鳥越候補を落選させるなければならないのだ。それがいま行われている都知事選の悲しい現実なのだ。大変な世の中になったもんだ。しかし、このような状況を作ったのには、国民にも責任があるのだ。だから、覚醒した国民は、安倍首相が仕掛ける白色テロと闘わなければならないのだ。いま、命懸けで。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。
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