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官房長官 普天間移設問題であす沖縄県を提訴へ
7月21日 12時01分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160721/k10010603121000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る政府と沖縄県の協議会が開かれ、菅官房長官は、沖縄県側が名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しを撤回するよう求めた国の是正指示に従わないことの違法性を確認するため、22日に沖縄県を相手取って訴訟を起こす考えを伝えました。
政府と沖縄県は21日に総理大臣官邸で、アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る「政府・沖縄県協議会」の3回目の会合を開き、政府側から菅官房長官や中谷防衛大臣らが、沖縄側から翁長知事と安慶田副知事が出席しました。
このなかで、翁長知事は名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しを撤回するよう求めた国の是正指示について、従う考えはないものの、是正指示の取り消しを求める訴訟は起こさず、協議を通じて解決を目指したいという考えを伝えました。
これに対し、菅官房長官は「あす国土交通大臣が福岡高等裁判所那覇支部に対し、地方自治法に基づき不作為の違法確認訴訟を提起する」と述べ、沖縄県側の対応の違法性を確認するため、22日に沖縄県を相手取って訴訟を起こす考えを伝えました。
普天間基地の移設計画を巡っては、政府と沖縄県はことし3月、裁判所が示した和解条項を受け入れ、双方が訴訟を取り下げました。
そして国が工事を中止したうえで、円満な解決を目指して協議を行いながら、沖縄県が、改めて是正指示の取り消しを求める裁判を起こし、その判決に双方が従うことなどで合意していました。
翁長知事「非常に残念」
沖縄県の翁長知事は協議会の後、記者団に対し、「県としては法廷闘争によることなく、真摯(しんし)な協議が行われるよう配慮を求めていただけに法律上、訴えが可能になる日を待っていたかのように、直ちに提訴の判断が示されたのは非常に残念だ。あす訴状が届きしだい、内容を確認して対応を検討したい」と述べました。
民進代表「訴訟合戦は避けるべき」
民進党の岡田代表は記者会見で、「参議院選挙が終わるのを待っていたかのような政府の動きだ。政府と沖縄県がお互いによく話し合うことが重要であり、訴訟合戦になるのは避けるべきだが、今回の政府の判断はその引き金を引くようなものだ。どうして、もっとしっかり話し合いが出来ないのか非常に疑問だ」と述べました。
国が沖縄県を相手取り、22日に訴訟を起こす見通しを示したことについて、那覇市内ではさまざまな声が聞かれました。
浦添市に住む40代の女性は「以前の裁判で和解という道を選んだのだから国は強硬な姿勢を取らずに話し合いをしてほしい。県民の気持ちをいちばんに考えてほしい」と話していました。
また、那覇市の60代の男性は「何度話し合いをしても国と県はお互いの意思疎通が出来ないのが現状なので、裁判を起こすことも1つの方法だと思う」と話していました。
このほか、横浜市から観光で訪れていた60代の女性は「国が裁判を起こすことで、かえって沖縄の人が反感を持つのではないか。裁判はやめて話し合いを続け、落としどころを探したほうがいい」と話していました。
これまでの経緯
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡っては、国が、翁長知事が行った名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しを撤回する代執行を求めて裁判を起こしていましたが、福岡高裁那覇支部は、ことし3月に和解を勧告し、双方がこれを受け入れました。
和解条項では、国が埋め立て工事を中止して、円満な解決に向けて協議を行うことが定められました。その一方で、法的な解決に向けた道筋として、国は、翁長知事に対して承認取り消しを撤回するよう求める是正の指示を行い、県は、これに不服があれば国と地方の争いを調停する「国地方係争処理委員会」に審査を申し出ることが定められ、双方はこれに従って手続きを進めました。
国地方係争処理委員会は、3か月にわたって審査を行い、6月、違法かどうか判断せず、国と沖縄県が真摯に協議するよう求める結論をまとめました。
これを受けて、沖縄県は裁判を起こさず、協議を通じた解決を目指す考えを示していました。県が法律上、裁判を起こすことができる21日までに提訴しない方針を決めたことから、国の対応が注目されていました。
官房長官「誠実に対応したい」
菅官房長官は午後の記者会見で、「協議の中で翁長知事との間で沖縄県に是正指示の取り消し訴訟を起こす考えがないこと、和解条項は有効であること、確定判決には従うこと、協議を継続すること、この4点について確認した。知事から『異存がない』との発言があった。いずれにしろ政府としては引き続き和解条項に従い、訴訟と協議の手続きを並行して進めるなど誠実に対応していきたい」と述べました。
さらに菅官房長官は、記者団が「訴訟の判決がでれば国と県との対立は最終決着できると考えるか」と質問したのに対し、「政府としては和解条項に基づく中で、訴訟と協議の手続きを並行して進める。誠意を持って行動していきたい」と述べました。
・普天間基地巡り 政府と沖縄県の対立再燃の可能性高まる〜菅長官「是正指示に不服なら沖縄県は早期提訴を」/nhk
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投稿者 仁王像 日時 2016 年 6 月 21 日 20:02:13: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
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