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(回答先: Re: 参院選勝利 安倍1強の行方(上)改憲論議、時機探る 絡む任期延長論 経済政策、「個人」を重視 投稿者 あっしら 日時 2016 年 7 月 20 日 05:28:41)
参院選勝利 安倍1強の行方
(下)与野党「第2党」ジレンマ
公明が改憲前のめり懸念 共産は主張抑え連携維持
参院選で改選議席を上回る結果を残した公明、共産両党。公明党は自民党を支える与党第2党、共産党は民進党に続く野党第2党で、ともに選挙協力で第1党を支えた。参院選後は連携維持と独自色発揮のはざまでジレンマを抱える。
13日午前、公明党の支持母体、創価学会の幹部らが都内の総本部内で憲法改正を巡り協議した。自民党など改憲に前向きな勢力と公明党の議席を合わせると参院の3分の2を占め、衆参両院で発議ができる環境が整ったためだ。「支援者からの問い合わせが多い。どう答えればいいか」との声が上がり、「9条改正をしないと明確に主張する」との結論を出した。
公明党は憲法の3原則を堅持し、時代に応じて条文を加える「加憲」の立場。創価学会に改憲反対論は根強い。「安倍1強」態勢で安倍晋三首相が悲願の改憲に踏み込む事態を懸念。山口那津男代表は11日、首相に「国会で落ち着いて議論していくべきだ」とクギを刺した。さらに政権が強くなれば改憲論議が進みかねないとの声もある。
今回議席を伸ばしたおおさか維新の会と、首相官邸との協調が深まることも警戒。改憲勢力のおおさか維新と秋の臨時国会までに改憲論議を進める案がささやかれる。公明党幹部は「おおさか維新が近づけば自公の距離は遠くなる」と話す。
自民党が27年ぶりに参院で122議席に達して単独過半数になるのも不安要素になりかねない。両党の選挙協力が定着し「自公関係は変わることはない」(菅義偉官房長官)とみるのが一般的だが、ある学会幹部は「我々がいなければ安倍1強にはなりえない」と自民党幹部に念押しした。
山口氏は14日の会合で「生活者の幅広い支持があるからこそ役割が重要だ」と強調。消費増税の2年半延期に伴う社会保障制度の充実策などで存在感を確保する構えだ。
「党員や支持者は奮闘したが、党の力がいまの情勢に追いついていない」。11日、共産党の志位和夫委員長らは選挙結果をこう総括した。比例票が伸びたのに対し選挙区の当選は2013年の前回選挙を下回ったためだ。
32ある改選定数1の1人区すべてで野党共闘にカジを切った。大半で候補を取り下げ「初めて1人区で本気で勝利を目指した」(中堅議員)。民進党内の抵抗感に配慮し「日米安保の廃棄」「自衛隊の解消」といった主張を抑制。次の衆院選を見据え、志位氏は「共闘を第2、第3の段階に発展させたい」と語る。
独自色の抑制に課題もある。神奈川や埼玉では公認候補が無党派層の取り込みも意識した戦いを展開したが落選。陣営から「共産党の価値をもっと示せれば」との声が消えない。理論と継続性を重視する同党にとり、変化は党のアイデンティティーの問題でもある。
[日経新聞7月15日朝刊P.4]
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