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元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1906716.html
不良若者はいつの時代も絶えない。グレる理由はさまざまだろうが、不良には独特の様式がある。背景をたどれば、社会に反抗しているつもりでも、実は権力に隷属していることがほとんどではないか。
田舎生まれの私には、不良と言えば真っ先にツッパリ様式が浮かぶ。米国のヤンキーに倣い、リーゼントの頭髪にアロハシャツ。聴く音楽は米国のロックをぱくった和製バンドのもの。またがるバイクには、日の丸のステッカーが貼ってあった。日米安保条約への親近感を潜在的に刷り込んでいたのではないか。属国アメポチ意識を。
一方、大学に進んだ不良気取りが聴くのは、ボブディランなどのフォークかプログレやハードロックなど、少々世をすねてる米国流行音楽。そうしてマルクス主義に共感を抱いていた。そもそも「科学的社会主義」はロスチャイルド家が欧州の王室国家をさん奪するためにマルクスとエンゲルスに研究させたもの。レーニンとトロツキーは、「クーン・ローブ商会」のジェイコブ・シフから革命資金を援助されていた。
ファシズムと共産主義の対立は、新自由主義対グローバリズムの形で続いている。低学歴低所得の層は米国の安物ブランドのロゴの描かれたTシャツを自慢げに着て、イチローや田中将大選手の活躍を見て喜ぶ。中国や韓国が嫌いで、北朝鮮を笑ってストレスを発散する。社会に出れば、不祥事報道を見て「官僚はしょうがない」と怒る。「規制緩和でビジネスチャンスを広げるべきだ」などと受け売りの言葉を吐く。
少々反抗心のある若者が聞く音楽は、ヒップホップやラップなど、同じ米国だが黒人由来のもの。見るスポーツは欧州サッカー。若い市民活動家は演説のとき、レゲエやラップのリズムに乗せ、黒人ラッパーのしぐさをする。ヘイトスピーチに反対し、市町村合併と地方分権を唱える。ベーシックインカムや学費無償化が持論で、控除から給付への流れを促す。そうして警察への謝辞を欠かさない。ヒップホップは黒人を民族運動に向けさせないために普及させられたと思っている。議会の縮小はEUのような官僚化を進めるだけだし、差別の創造や家族の解体、給付金への依存は、西側に共産主義を広めるフランクフルト学派のアジェンダにすぎない。
規制緩和や関税撤廃を進めるのは、民衆を極限まで貧しくし、民の側から強力な管理社会を求めさせるのが狙いと確信する。つまり、新自由主義とグローバリズムを揚棄した先に用意されているのが世界統一政府(ニュー・ワールド・オーダー)であると。
体制に迎合しない不良様式を私は知らない。着物をまとい方言を話し、テレビや新聞を見ず、働きもせず、預金口座も持たない人間こそ、真の不良ではあるまいか。世界権力が利用する余地がどこにもないからである。
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