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2016年07月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<NHKの煽りも課題>
安倍チャンネルのNHKが、当人が夏休みゴルフに興じる7月18日に、憲法改正論議を急ぐような報道をして注目されている。右翼新聞の産経・読売をやり過ごす勢いである。官房機密費に慣れきってしまったような、NHKの政治記者にあきれるばかりである。先行するNHKに、読売と産経がどんな報道をするのか?政治記者に言いたい。今一番大事な政治記事は、不公平極まりない選挙制度を抜本改革する時である。合わせて選挙事務の一切を扱っている民間独占業者「ムサシ」の排除問題である。真っ当な対応を期待したい。
<1票の格差抜本是正>
全国で1票の格差についての裁判が起きている。このままでは、衆参とも、必ず選挙制度に対して、国民の怒りが爆発するだろう。
選挙制度そのものに欠陥があるのが原因である。有権者の1票に格差を前提としたような選挙制度は、制度として大きな欠陥を抱えている。制度に問題がある選挙で選ばれた国会議員は、真の国民の代表ではない。国会・行政府・司法までが、正統性を欠いたものになっている。
1票の格差をゼロに近づける必要がある。そうして同じ重み・価値ある1票とする区割りにしたうえで、審判を仰ぐべきである。この視点からの道州制の議論もいいかもしれない。
しなければならないことは、鳥取の有権者も東京の有権者も、同じ価値ある1票にすることである。こんなことは民主主義の基本であろう。これへのメスをしないことから、農村政党である自民党が選挙以前から有利な選挙制度になっている。これは公正ではない。
日本人の価値が、居住地で格差がある、というのは、憲法に違反している。
<落選者が当選する衆院制度>
小選挙区制の導入者は、小沢一郎と言ってもいいくらいだ。細川護煕・土井たか子・河野洋平も同罪である。小沢は当時のメディアを駆使して、これを強行した。いまどう考えているのか。間違いを認めて、中選挙区制に戻す責任があろう。河野・細川の意見も聞きたいものだ。
この制度の最大の受益者は小泉純一郎と安倍晋三の二人、そして結果的に自民党支援の創価学会ということになる。
ひどいのは、小選挙区で落選した候補が、比例で当選する小選挙区比例代表制で、これは余りにも問題がありすぎる。
<政治記者劣化を食い止める国民運動!>
国民の意思が正確に反映されない、民意が伝わらない制度ゆえに、政治的無関心層がはびこってしまい、投票率を下げる原因となっている。1票の格差から「誰がやっても政治は同じ」という無気力有権者を作り出している。このさい、1票の格差をゼロにする一大改革を実現しなければならない。これ抜きの改憲論は正統性がない。
放置すると、経済的大格差に比例して、いつか爆発するかもしれない。
その点で、NHK報道の改憲への煽り報道は、日本の混乱混迷に拍車をかけるだけで、正しい報道とは言えない。
政治記者の劣化を食い止める国民運動が必要かもしれない。犬畜生にも劣る人間が、メディア界に多すぎないか。
2016年7月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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