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小沢一郎代表、崖っぷち回避?
崖っぷち回避の小沢氏 徳俵に足がかかる社民党〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160713-00000079-sasahi-pol
週刊朝日 2016年7月22日号
「小沢ガールズを1人でも残さないといけない、と小沢さんは必死でしたよ」(生活の党関係者)
副代表の谷亮子氏は7月25日に離党する予定で、いよいよ「ガールズ解散」かと思われたが、今回の参院選では全国比例で青木愛、姫井由美子、小沢一郎代表の美人運転手として脚光を浴びた北出美翔の各氏のうち、青木氏がかろうじて当選。新潟選挙区に出馬した森ゆうこ氏が大接戦を制し、辛くもしのいだ。
選挙を総括する会見で、朗らかな表情を見せた小沢氏。「森氏は無所属では」と報道陣に突っ込まれると「党籍はある」の一点張り。地元岩手で当選した木戸口英司氏についても、同様の主張を繰り返した。結果的に政党要件を満たす“5人”を死守した形となったが、「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表の山本太郎参院議員は言う。
「今一緒にやっているのは、政策的に共通する部分があるからです。それに、政党要件を満たせる。政党にいなければやれることは限られるわけだから。ま、先のことはわからないですけどね」
一方、福島瑞穂氏の比例区当選で1議席を維持し、心配されていた「党の顔」を失うことを回避した社民党。静まりかえった本部で未明に始まった記者会見に、福島氏の姿はなく、落選した吉田忠智党首が厳しい表情で敗者の弁を語っていた。
連立離脱後、凋落(ちょうらく)著しく、今回も2議席の獲得は困難と予想されていた。比例区で当選できたのは1議席。現党首と前党首、党内に大きな敵がいるような状況でもあった。
「初めての地べた選挙をやったんです」
と福島氏。
ピンクのジャケットに身を包み、汗だくでダッシュしてはチラシを配り、握手する。訴えるその声は、ガラガラに。
風前のともしびである党をなんとか救った福島氏だが、党初代党首の村山富市氏は、開票日を前にこう語っていた。
「日常の活動を国民の中に浸透させるには、やっぱり数ですからね。なんといってもこの数では弱い。そういう意味では従来の社民党とはだいぶ違います。各地区では一生懸命がんばってくれているとは思うのですが、厳しい戦況ですね」
「安倍総理の天敵」を自称する福島氏。天敵も少数では、ドン・キホーテにすら及ばないかもしれないが……。(本誌・吉ア洋夫、牧野めぐみ、永井貴子、上田耕司、太田サトル、小泉耕平、松岡かすみ、秦 正理、鳴澤 大/今西憲之、松元千枝)
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