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三原じゅん子を一刀両断 池上彰氏の“無双ぶり”今回も炸裂
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/185469
2016年7月11日 日刊ゲンダイ
切れ味抜群の池上彰氏(左は今井絵理子、三原じゅん子)/(C)日刊ゲンダイ
“池上無双”はこの日も健在だった。
10日に投開票が行われた参院選。各局はエースキャスターが開票速報特番を担当、そんな中、ダントツの存在感を見せたのはやはりテレビ東京系「池上彰の参院選ライブ」でキャスターを務めたジャーナリストの池上彰氏(65)だった。
当選に浮かれる議員や与野党幹部を鋭い質問できりきり舞いさせるのはもはやお馴染みの光景。この日も初当選した自民党の今井絵理子(32)から出身地である沖縄の基地問題について「12歳から東京で活動してきたので、沖縄の現状は家族や友人からしか聞いてきませんでした」「これからきちんと向き合っていきたい」という、にわかに信じがたい言葉を引き出すなど切れ味は抜群。
また、自民党内きっての保守派である三原じゅん子(51)に対しては憲法問題と歴史認識に関する質問を浴びせ、古事記や日本書紀に登場する神武天皇が“実在の人物”だとするトンデモ発言を引き出したりと、化けの皮を剥ぎまくったのだった。
いまや池上選挙特番では定番となった「政治と宗教」企画も見応え十分。今回は信濃町の創価学会本部を直接取材。最近は動向が伝えられない池田大作名誉会長(88)についても質問し、幹部からは「たいへんお元気で具体的には、聖教新聞なんかによく執筆している」というコメントも。また、共産党本部も訪れるなど、まさにタブーなき取材活動を展開。視聴者の満足度はかなり高かったはずだ。
「フジテレビ系の『みんなの選挙』は今回、はじめて創価学会と公明党特集を組むなど池上特番を臆面もなく模倣しているが、他局の追随を許さないレベルといっていい。池上さんでなければ成立しない特番です」(テレビ関係者)
前回(13年)の時も民放トップの視聴率を叩き出した池上氏の参院選特番は、今回も11・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で民放トップに立ち、安定した強さを見せつけた。
そして注目は早くも都知事選特番に移っている。池上氏は前回同様、TOKYO MXの特番出演が有力視されている。もっとも、都民としては「絶対にない」と断言しているとはいえ、池上サンに都知事選への立候補を期待したいのが本音かもしれない。
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