http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/260.html
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「参院選について少し前に「赤旗日曜版」の取材を受けました。インタビュー記事:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20340.html
2016/7/10 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
おはようございます。
神戸は今日も雨。
参院選まであと1日となりました。
メディアは「関心は低い」「争点が不分明」と参院選の歴史的意義を切り下げる報道に徹しているようです。
SNSはホットですけれど、これは「同種の政治的意見」がダマになって流れてくるので、全体の動向はわかりません。
最終的には大新聞とテレビがつくる「雰囲気」に投票行動はつよく影響されると思います。
でも、この二つのメディアはビジネスモデルとしては破綻に向かっています。
高齢者の「退場」とともに市場が消失するからです。
参院選は「古いメディア」が影響力を持つ最後から何番目かの選挙になるでしょう。
参院選について少し前に「赤旗日曜版」の取材を受けました。
そのインタビュー記事を掲載しておきます。
>メディシス 大抵の人の認識って、せいぜい「自民党って憲法改正して自衛隊を軍にしたいんだね」ぐらいだと思う。まさか個人主義が削除されていたり、憲法から直接国民に義務を課せるようになっていたり、治安維持法よろしく社会秩序で市民の権利自由を制限出来るようになっているとは夢にも思っていないでしょう。
>sarah 現行憲法では3つしかない義務が30以上に増えていて、その中には婚姻維持義務なんてのもあり、離婚もおちおちできなくなると言ったら、自民党支持の人驚いていた。読んでないんです。自民党の草案。読まずに自民党に投票しようとしている。
読みさしだった萩原延壽『自由の精神』をめくっていたら「リトリート」について記された箇所がありました。
ちょっと引用。
「日本人を考えるうえで、僕にとってイギリスが非常に参考になるのは、どうもうまい日本語の表現がまだみつからないのですが、”リトリート”(retreat)、つまり、”撤退”とか”後退”の”先進国”という意味においてです。」
「世界のトップランナーの地位から徐々に撤退していくイギリスの姿、これが僕の念頭を去りません。」
「やはり憲法第九条は撤退だろうと思うんですね。」
「日本はもうそろそろリトリートして、分を知る段階、分にふさわしいところまでリトリートした方がいいんじゃないかという気がするんですがね。」
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http://blog.tatsuru.com
2016.07.09
「赤旗日曜版」の参院選インタビュー
先週の赤旗日曜版インタビューを再録しておく。
参院選の最大の争点は改憲です。与党は争点を隠していますが、これは自民党の改憲草案が参院選の議論の場で議論され、有権者の眼にさらされることを忌避するためです。あれを読んだら、自民党支持層の相当数が拒否反応を起こすことを与党は知っている。だから争点にしないで、選挙が終わってから「信認を得た」と言っていきなり最優先の政治課題に掲げる。そういう策略です。
安倍政権の次のねらいは自衛隊の海外派兵だと思います。治安の悪い地域で自衛隊員が死傷すれば「彼らの死を犬死にしてよいのか」という感情的な言葉がメディアを覆い尽くし、国民的規模で好戦的な気運が高まる。そういう事態を回避するためにも、何としても戦争法案を廃案に持ち込まなければならないと思います。
共産党は今回野党共闘を牽引しています。綱領的立場の違う政党同士でも、政策の一部が一致すれば一時的に共闘できることは民主主義の最もすぐれた点です。これを「野合」と否定する自民党ははしなくも彼らが理想とする体制が「全国民があらゆる政策で一致している状態」であることを露呈させました。国民全員が同じ顔つき、同じ口ぶりで、同じ政治的信条を棒読みするような全体主義的「ディストピア」を政治体制の理想と見なすような人々が政権の座にあり続けていることにこそ僕は深い恐怖を感じています。
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