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安倍晋三の祖父崇拝と神道
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【稗史(はいし)倭人伝】
金正恩が祖父の金日成を崇拝することただならぬものがあるようだ。
36年ぶりの開催となった北朝鮮の朝鮮労働党第7回大会の閉幕から一夜明けた10日午前、平壌の金日成(キム・イルソン)広場のひな壇中央に、最高指導者が手を後ろに組んで立っていた。党最高位の新設ポスト、委員長に就任したばかりの金正恩(ジョンウン)氏である。
後ろ手に組む姿勢こそ、祖父、金日成主席の得意のポーズだった。メガネの形も祖父とそっくりである。北朝鮮で高度成長を実現し「黄金の時代」と呼ばれた1960年代、つまり金日成時代のイメージを、広場の群衆の前で必死に体現しようとしていた。
安倍晋三にも同じ性向があるようだ。
安倍晋三もまた祖父の岸信介を崇拝すること甚だしいとか。
安倍晋三について目についた記事があったので一部だけ引用する。
岸信介と真逆...安倍晋三が一切触れない"もう一人の祖父"は反戦政治家だった!
安倍晋三首相が母方の祖父である岸信介を敬愛、心酔し、その祖父を追いかける形で、「戦争ができる国づくり」にひた走っていることはもはや知らない者はいない有名な話だ。4月29日、米議会で行った演説の際も、安倍首相は冒頭に岸の言葉を引用し、"おじいちゃんコンプレックス"を全世界に開陳した。
しかし、その過剰とも思える岸への思い入れの一方で、安倍が"もう一人の祖父"について口にすることはほとんどない。父方の祖父・安倍寛。岸と同時代に生きた政治家だ。しかし晋三は、インタビューや周辺の証言からは意図的にその存在を拒否している感じさえする。
晋太郎は周囲から見ると長男・寛信より晋三を可愛がったというが、しかし愛情表現は下手で晋三にもあえて厳しく接したという。さらに勉強が"好きではなかった"晋三に対し、晋太郎は自分の母校でもある東大に行くよう勉強を強いるようになった。一方、母方の祖父である岸は晋三を可愛がり、晋三も南平台にあった岸邸に喜んで遊びにいった。
寂しい幼少期を送ったことによる母・洋子への思慕というマザーコンプレックス、そして父・晋太郎に対する学歴コンプレックス。安倍首相はこうしたコンプレックスの反動で、「昭和の妖怪」といわれた巨大な存在である母方の祖父・岸への"憧れ"を募らせていった。…
そういう意味では、晋三はコンプレックスを乗り越えたわけではない。岸信介というもっと大きな権威にすがることで、自分のプライドを癒し、肥大化させてきた。
そして今、その権威と自己同一化をはかり、「おじいちゃんの悲願達成」という個人的な思い入れのために、集団的自衛権を容認し、安保法制関連法案を閣議決定し、そして憲法改正へと突き進んでいる。(引用終わり)
祖父への異様ともいえる崇敬は、祖父の”復権”、あるいは、道半ばで退陣せざるを得なかった祖父の理想の実現へと向かう。
それは多分、太平洋戦争開戦に踏み切った東条英機内閣の主要閣僚であった岸信介の時代への回帰でもあったろう。
明治新政府から太平洋戦争までは一直線の道だった。
戦前回帰は明治国家への回帰なのだ。
明治新政府がはじめに手がけたのは、神仏分離だった。
明治政府の神仏分離は日本の伝統破壊であった。
仏教伝来から徳川幕府消滅にいたるまで、この国は神仏習合の国だった。
明治新政府は五箇条のご誓文より先に神仏分離を始めた。
そしてその先には国家神道の創設があった。
それまでは神道にも様々な流派があった。
両部神道や山王神道などの仏教色の強い本地垂迹説、
伊勢神宮の外宮の神官によって創始された伊勢神道(度会神道)。
室町後期以後、朝廷内で力をふるった吉田神道(唯一神道)。
ちなみに豊臣秀吉も徳川家康も吉田神道で祀られている。
もっとも徳川家康は程なく天海僧正の山王一実神道に横取りされてしまったが。
江戸時代初期に山崎闇齋の始めた垂加神道。
そして平田篤胤の平田神道。
その他諸々の神道流派が存在していた。
そのうち垂加神道あたりから、神道と皇室崇拝が強く結びつき、尊皇思想の下地を作っていった。
しかし、それでも日本は仏教優位、神仏習合の国であった。
それがいきなり、神道優位の状況が作り出されてしまった。
明治新政府の宗教政策に当たった地方神官出身者たちは天皇の祖先を祀る伊勢神宮を頂点とする、全く新しい神社組織をこしらえあげてしまった。
国家神道である。
そしてすさまじい勢いで廃仏毀釈が勧められた。
我が国歴史上最大の伝統破壊である。
敗戦後、GHQによる神道指令が出されたのだが。
昭和20年 (1945年)、神道指令(国家神道、神社神道ニ対スル政府ノ保証、支援、保全、監督並ニ弘布ノ廃止ニ関スル件)により、神社と行政機関の接点が全て廃止される。
ところが、現状は?
衝撃的な図表があったので揚げさせていただく。
神社と行政機関との接点、などという生やさしいものではない。
行政、立法が神道勢力に丸呑みされている。
安倍晋三の『取り戻すべき美しい国』とは、千年以上続いた神仏習合の姿を捨て去って、明治元年から昭和二十年にかけて八十年間存在した明治国家のことらしい。
私は神仏習合を肯定したり賛美したりしているわけではない。
ただ、『美しい国、日本』とか、『日本を取り戻す』とかいうスローガンの的はずれを言っているのである。
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