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2016年6月4日 日刊ゲンダイ
メディアが封印する杉山晋輔新外務事務次官の公金流用醜聞
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/06/26/post-4826/
26Jun2016 天木直人のブログ
岸田外相が杉山晋輔外務事務次官をEU本部があるベルギーと英国に急きょ派遣する事にしたという。
英国のEU離脱を受けて情報収集、意見交換を急ぐという。
笑止だ。
英国のEU離脱んついて日本に何が出来るというのか。
ましてや外務官僚に何が出来るのというのか。
仕事をしていますというパフォーマンスでありアリバイ作りだ。
しかし、私がここで言いたい事はその事ではない。
いつのまにか外務省の事務次官が斎木昭隆氏から杉山晋輔氏にかわり、その杉山新次官がすでに仕事をはじめていたということだ。
官僚のトップが交替する時は、いつもならメディアが「人」欄や「顔」欄で紹介記事を書くはずだがそれがない。
こっそり仕事をはじめているがごとくだ。
なぜか。
それは杉山新次官に注目が集まると、必ず彼の外交機密費流用疑惑が蒸し返されるからだ。
そして2001年大騒ぎになった外務省の機密費流用事件が蒸し返される。
おりしも舛添東京都知事の公金流用が一大問題となり、国民批判の大合唱になった。
官僚の公金流用なら国民はもっと怒る。
そうなれば安倍首相の任命責任が追及される。
外務省の崩壊、安倍政権の崩壊につながりかねない。
おりから選挙の真っ最中だ。
だから、オール安倍政権応援団のようなメディアは、知っていながら書かない。
杉山氏の機密費流用を十数年前に真っ先にスクープ報道したのは週刊ポストだった。
杉山氏の機密費流用を本にしてまで批判してきたのが鈴木宗男・佐藤優元外務省コンビだ。
しかし、週刊ポストも鈴木宗男・佐藤優コンビも、杉山氏のスキャンダルについては一切取り上げないし、語らない。
いま取り上げなければ、取り上げる時はないでしょ、と言うのにである。
まるで何事もなかったかのように杉山氏は新次官の仕事を始めている。
果たして杉山晋輔外務事務次官と彼を任命した安倍・菅政権は、このまま逃げきるのだろうか。
逃げ切れると思っているのだろうか(了)
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