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2016-06-14 06:51
安倍首相(&自民党総裁)は、首相としての仕事はほとんどやらず。参院選の選挙活動のために全国を飛び回っている。(・・)
しかも、「民進党にもれなく共産党がついてくる」「気を付けよう、甘い言葉と民進党」などとしょ〜もないフレーズを使って、野党共闘の批判を展開しているという。(-_-;)
安倍総裁が特に力を入れて回っているのは、32の全ての選挙区で野党共闘が調った1人区、そして複数区でも野党候補が優勢と言われている選挙区だ。(@@)
先月末の時点では、この参院選も自公が絶対的に優勢だと見られていて。安倍首相もそれを信じて、衆参同時選挙を実施するのは控えたのであるが。<公明党も大反対していたしね。>
しかし、ここに来て、アベノミクスに期待が持てそうにないことを示すような経済状況が続いている上(円高株安、給料やボーナス上がらず。デフレ回帰(値下げ)ムードが広がっているなど)ニュースが多い上、自公推薦だった舛添都知事への批判が、特に自民党へのイメージダウンにもつながっているようなところがあって。官邸や党幹部は、自民への逆風(=野党への追い風)を感じて始めているようなのだ。(~_~;)
『共産党の小池晃書記局長も記者会見で「舛添知事を辞職に追い込んでいく」と強調。「首相も公明党の山口那津男代表も舛添氏と一緒に演説に立った。自民、公明両党の責任もしっかり追及していきたい」と指摘した上で、「参院選の大きな焦点になるのは間違いない」と訴えた。
野党が「舛添問題ではなく安倍問題だ」(枝野幸男民進党幹事長)と攻勢を掛ける中、自民党側でも「舛添氏が分かりにくい説明をぐずぐず続ければ、参院選に影響がないとは言えない」(中堅議員)と危機感が高まりつつある。(時事通信16年6月13日)』
<東京は自民党が2人、公明1人当選を狙っていたが。自民2人めの朝日健太郎氏は(候補選定にも問題があると思うけど)、当選がやや厳しい状態だとか。また、前回の参院選では自民党が29勝した32ある一人区も、今回は野党候補がほぼ5分5分まで迫っているなんていう予測も出ていたりするです。(・o・)>
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そんな逆風に対する焦りもあるのかも知れない。^^;
安倍首相は「人の批判はするな」と言われて育ったはずなのに、今年にはいって、国会でもネトウヨに近いような節操のない&えげつない野党批判を繰り返しているのだけど。
哀しいことに、今回の参院選の街頭演説では、さらに「一国の首相として、みっともない&恥ずかしいと思わないのか」とお説教したくなるほどの野党批判、特に民共批判を展開している。(~_~;)
でも、新聞はこのような安倍首相の暴言をちょこまかとは伝えてくれるものの、TVは全くと言っていいほど、国民が興ざめするかも知れないような安倍首相の発言を伝えようとはしない。^^;
『参院選 首相「人の批判はするなと育ったが今日は批判する」 民主党政権VS安倍政権
安倍晋三首相(自民党総裁)は12日、夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)を前に長野県塩尻市で街頭演説を行った。
首相は、野党が批判するアベノミクスをめぐって「私は母親から『人の批判はするな』と言われて育ちました」と聴衆の笑いを誘うと、「しかし、今日は分かりやすいから批判させていただく」と語り、民主党政権時代の経済状況を皮肉った。
首相は、民主党政権時代に雇用が10万人減ったことを指摘した上で、「私たちはそこから110万人増やした」とアベノミクスの成果をアピール。「アベノミクスは決して失敗していない」と訴えた。
そして首相は「私たちがやるべきことは、この道をしっかりと、もっと力強く前に進んでいくことだ」と強調。「アベノミクスのギアを上げてエンジンをもっと力強く回していくことだ」と呼びかけた。(産経新聞16年6月12日)』
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安倍首相&仲間たちは、野党共闘に共産党が参加していることから、共産党自体や同党との選挙協力を批判すれば、国民が野党に投票しないと思っているようで。ひたすらその点をアピールしている。(@@)
『安倍首相が講演 「民進党にもれなく共産党がついてくる」
安倍首相は「野党統一候補というものではなくて、共産党、民進党の統一候補。民進党には、もれなく共産党がついてくる」と述べた。
安倍首相は11日、愛媛・松山市で講演し、アメリカのオバマ大統領の広島訪問や、北朝鮮の弾道ミサイル発射への対処などにふれ、「助け合う同盟は絆を強くした。日本の安全は、より確かなものとなった」と強調した。
そのうえで、自衛隊解散を訴える共産党とともに、民進党が安全保障法制の廃止を訴えているとして、「日米同盟を根幹から揺るがし、絆と信頼を断ち切る」と述べ、民進、共産勢力に、力を与えないよう呼びかけた。(FNN16年6月11日)』
『「気を付けよう、甘い言葉と民進党」安倍首相“犯罪防止”標語で民共路線を批判
「気を付けよう、甘い言葉と民進党」。安倍晋三首相は13日、参院選の応援遊説で、犯罪防止の標語をもじって民進党を“危険視”するような発言で「民共」路線を牽(けん)制(せい)した。
首相は大分市内の演説で、民進党が自衛隊解消を党綱領に掲げる共産党と参院選で野党統一候補を擁立することを踏まえ、「統一候補といえば聞こえはいいが、だまされてはいけない。『気を付けよう、甘い言葉と民進党』だ。忘れてはならない」と述べた。
聴衆を盛り上げたが、安倍政権打倒を掲げる民共勢力を意識し過ぎたのか、発言もやや前のめりになったようだ。岡田克也代表は都内で記者団に「まるで非合法政党みたいな扱いだ。極めて遺憾だ」と反論した。(産経新聞 16年6月13日)』<産経にまで、前のめりの批判を受けるとは。^^;>
『「気をつけよう。甘い言葉と民進党」。首相は13日、大分市内のホテルに集まった自民党立候補予定者の支持者約200人を前に声を張り上げた。昨年成立し今年3月に施行された安保関連法によって「日米同盟は絆を強くし、日本の守りや抑止力は確かなものになった」と強調。北朝鮮の弾道ミサイル発射にも日米で連携して対応できたことを訴えた。そのうえで安保関連法の廃止を求める民進、共産両党などを「無責任」と非難した。
また、大分にも大きな被害が及んだ4月の熊本地震で自衛隊が救命救助や復旧活動に当たったことに言及。「その自衛隊の解散を綱領に書いているのが共産党だ」と訴えた。8日に始めた全国遊説で首相は日米安全保障条約破棄や自衛隊解散を訴えてきた共産党に触れたうえで、日米同盟を重視する民進党が共産党と選挙協力していることを「野合」と批判する演説を繰り返している。(毎日新聞16年6月13日)』
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この「気をつけよう。甘い言葉と民進党」という言葉や過度な共産党&野党共闘への批判には、岡田代表も呆れた様子。
『「首相、共産を非合法政党みたいな扱い」民進・岡田氏
■岡田克也・民進党代表 (安倍晋三首相が野党統一候補を、「実態は共産党と民進党の統一候補。気をつけよう、甘い言葉と民進党」と述べたことについて)総理大臣の言葉なのかと思ってしまいますね。
なんて言うんでしょうか、共産党に対する、ご本人の非常に大嫌いだという気持ち、ご自身はお持ちなのかもしれませんが、わたくしは非常に公党に対して失礼だというふうに思います。ちょっと度が過ぎていますね、総理の言い方は。まるで(共産党は)非合法政党みたいな扱い方。わたくしは極めて遺憾だというふうに思っています。(13日、羽田空港で記者団に)<朝日新聞16年6月13日)』
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確かに共産党は、「自衛隊は違憲な存在」だと。また「日米安保条約は廃止すべき」だと主張しているのであるが。
今回の選挙協力に当たっては、野党4党で「安保法案の廃止」などの共通政策は決めたものの、共産党幹部も言うように、「我々は野党共闘に日米安保条約廃棄や自衛隊解消は求めない」のである。(・・)
『首相の発言に対して、民進党の岡田克也代表は13日、東京都内で記者団に「共産党に対して失礼だ。まるで非合法政党みたいな扱いだ」と批判した。共産党の小池晃書記局長も記者会見で「共産党が付いていると怖がるだろうというお粗末な認識だ。時代遅れのレッテル貼りはやめた方がいい」と突き放した。
今年2月に4党(当時は民主、維新など5党)は、安保関連法の廃止法案を共同提出し、安倍政権批判で歩調を合わせる。一方で党内に保守系議員を抱える民進党は「現実路線」も訴える。領域警備法案など3法案を対案として同月に提出した。個別的自衛権の範囲内で日本周辺の有事に備えるほか、安保関連法でなくした「周辺」の概念を復活させ、自衛隊の海外活動に歯止めを掛ける内容だ。また10日には岡田氏ら党幹部がケネディ駐日米大使と面会し、「(安保関連法の廃止は)昨年の法成立前に戻るだけだ。日米同盟は非常に重要だ」と伝えた。
共産党も安保関連法廃止の一点共闘を強調しており、小池氏は「我々は野党共闘に日米安保条約廃棄や自衛隊解消は求めない」と民進党に配慮を示した。(
『民進党の岡田克也代表は「(安保関連法の廃止は)3月の施行前の状態に戻るだけだ。日米同盟が根底から崩れるというのは事実に反する」と反論。岡田氏ら民進党幹部は10日にケネディ駐日米大使と東京都内で面会し、こうした考えを伝えた。
ただ、安保関連法を巡っては当時の民主党内で意見の取りまとめが難航した経緯がある。今年2月に4党(当時は民主、維新など5党)は安保関連法の廃止法案を共同提案。一方で、保守系議員を抱える民進党(当時は民主、維新)は同月、領域警備法案など3法案も対案として提出した。個別的自衛権の範囲内で日本周辺の有事に備えるほか、安保関連法でなくした「周辺」の概念を復活させ、自衛隊の海外活動に歯止めを掛ける「現実路線」を訴えてきた。
また、共産党の小池晃書記局長は13日の記者会見で「我々は野党共闘に日米安保条約廃棄や自衛隊解消は求めない」として安保関連法廃止の一点で共闘する考えを強調。首相発言を「共産党が付いていると怖がるだろうというお粗末な認識だ。時代遅れのレッテル貼りはやめた方がいい」と批判した。(毎日新聞16年6月13日)』
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それに、今回は参院選のみなので、政権を担当する政党を決める選挙ではない。(**)
もし自民党が07年の安倍政権の時のように参院選で大惨敗したとしても、自民党&公明党が政権与党を続けることに変わりはない。ただ参院で野党多数のねじれ状態になるか、または限りなくねぎれに近い状態になるだけだ。(・・)
でも、そうなれば、安倍自民党の一強多弱状態を崩して、安倍内閣が勝手に国や国民にとって重要なことを閣議決定だけで勝手に決めたり、自公が好きなように国会運営&法案成立をしたりすることを防ぐ・・・つまりは安倍政権の暴走を阻止することができるのである。<さらに惨敗すれば、安倍総裁の責任が問われる可能性も出て来る)
しかも、この件は近日中に取り上げる予定なのだが。安倍自民党は今回の参院選は「経済政策(アベノミクス)が最大の争点だ」と主張し、安倍首相はあえて憲法改正に触れないにしているのだけど。(もし改憲を前面に出すと、公明党支持者(特に学会の婦人部?)が造反するおそれがあるらしい。)。でも、安倍首相&自民党が、早期の憲法改正を目指していることは明らかなわけで・・・。
今、日本がこのまま安保でも経済でもアブナイ方向に進んで行くのかを決める大きな岐路を迎えているだけに、今回の参院選は、本当に大事な大事な選挙だし。どうか多くの有権者が参院選に関心を持って、投票率もアップさせて欲しいと。切に願っているmewなのだった。(@@)
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