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2016年06月13日
以下は、現代ビジネスが“クソノミクス”とサミットにおける「日本の恥」の上塗り顛末記のまとめだが、多少のメディア・リテラシーのある人間であれば、わざわざ書くには及ばぬと云うことだが、このような、客観的記事でも、“誹謗中傷だ!”と、がなるのが、日本会議やネトウヨの殆どである。いや、さにあらず、昔通産省、今の経産省から主流の経済学者まで、「いや、アベノミクスは上手く行っている」と小声で言い続けている。日経新聞なんてのは、もう完全に日本経済の見通しについては“物語領域”に突入した。
しかし、中堅以上の企業の幹部連中は、日経新聞の記事をベースに雑談をすることが多い。多くの日本企業の社員はヒラメなので、その話に口裏を合わせる。出入り業者も口裏を合わせる。こうして、“物語領域”の経済見通しが、殊更経産省官僚らによって、ブリーフィングされ、更に全国紙に、それなりのボリュームで全国津々浦々に届けられる。富の再分配は地方の農漁村には行きわたらないのは当然だが、情報だけは行きわたる。そうか、国は増収なのか。だったら、社会保障も思ったほど悲劇的ならずに済みそうだ。そういう按配で、「物語」は伝播する。
相当離れた場所から、日本の世の中を眺めていると、“物語で、でっち上げられ”(古事記、日本書紀)たと云う歴史の原点を持ち、明治維新で、その物語性の上にペンキを塗りたくった。「脱亜入欧」という“物語を重ね”「廃藩置県」、「神仏分離」をおこなった。そこで、日本の歴史改竄が二重に行われた。そして、第二次世界大戦でボコボコにされるまで、“二重の物語”の中をほっつき歩いていた。そこで、「物語の中に生きる日本」が大きく是正されれば良かったが、アメリカンデモクラシーと云う香辛料を吹きかけられて、“手にも負えない”愚民を生むに至った。
その愚民度は、年年歳歳ブラッシュアップされ、遂には「物語しか口にしない内閣総理大臣」を生むに至った。しかし、愚民たちは、まさか内閣総理大臣や日銀の総裁や、日経新聞やNHKが、真面目な顔で「物語を読み聞かせている」とは露知らずなのも、ムベなるかなである。なにせ、話している内閣総理大臣が「物語ではなく真実だ」と思い込んでいるわけだし、次第に「物語を作る」事になれた、官僚もマスメディアも、土台に「物語がある」という記憶を飛ばしてしまうの、「物語が真実」になる。まあ、現代ビジネスの記事は、虚しい説教だと知りつつ、一応語っているのだろう。
誠実な経済学者であれば、安倍と黒田の経済政策は、時代を読み間違ったということだ。マネタリストらが主張する金融政策で、日本経済の危機は乗り切れると、グローバル経済も金融経済も、永遠に普遍だと考えて、FRBの真似をしたわけだ。ところが、リーマンショックを起点にして、馬鹿には見えない程度ずつ、変化している事にFRBは気づいた。しかし、EUも日本も気づかなかった。そりゃそうだ、起きたことを学び、キャリアを積んできたのが官僚なのだから、先の見通しは、常に、現在の延長線でしか予測できない。それが霞が関の長所であり短所なのだ。
時代の大きな変わり目では、中央集権国家の短所が如実に現れる。違う考えは「悪」と云うのが、中央集権国家の基本だ。つまり、異論が出ても、議論の場にさえ乗せて貰えない。日本は典型的な官僚制社会主義国家であり、国民の選挙権も、選ばれた政治家も、首相が強権発動して人事権を振り回しても、原理原則を大きく変えるのは無理なのだ。しかし、少なくとも、愚民か賢人か判らないが、国民に投票権がある。投開票事情に胡散臭さがあるとしても、劇的流れが大きければ八百長操作は出来ない。つまり、有権者が、この安倍政権が乗っかっている土台が、経済政策も一億総活躍云々も「倒錯物語」の上に乗っていると気づくか気づかないかだ。
幾分投げやりだが、「国民の生命財産」を「捏造物語」の餌にするのは万死に値すると気づくことだ。舛添は「天下一品のゲス」だが、舛添のセコ事件と比較参照すると、安倍は「極悪人」になってしまう。「極悪人」がこれ以上の罪を重ねないためにも、国民は罪を重ねない陣笠政治家に、安倍晋三をリリースしてやるのが、国民としての責務ではないか。ドジで、ヨタヨタしても良い、口から出まかせの物語を話させる為に、NHK公共放送があるわけではない。国民は、安倍にこれ以上の罪を重ねない親心をそろそろ見せないと「極悪人」の仲間に見られてしまう。
≪ 安倍総理「アベノミクス失敗」のお粗末な言い訳〜
「リーマン級の危機」発言で新たな暴走がはじまった
■予め用意されていた逃げ道
・消費増税延期の舞台裏から、安倍晋三政権の究極の暴走メカニズムが見えて来た。
・アベノミクスの効果が一向に表れず、経済の主役である消費が停滞するという状況下だから、消費増税が無理なのは誰でもわかる。しかし、安倍政権にとって、物事はそう簡単ではない。
・'14年11月に消費増税の延期を発表した際に、安倍総理は、増税の「再延期はない!」と断言し、しかも、アベノミクスで増税できる環境を作ると宣言した。今、単純に増税延期と決めると、「嘘つき!」と言われ、「アベノミクスは失敗だった」という烙印を押されてしまう。
・失敗した時は謝って過ちを正すのが世の常識だが、永田町や霞が関での常識は「他人のせいにする」ことだ。
・そこで、「アベノミクスは成功しているが、世界経済は危機にある。この危機打開のために増税延期によって世界景気浮揚に協力する」という理屈が考案された。主導したのは経済産業省から来ている今井尚哉総理秘書官と経産官僚たちだ。
・元々、安倍総理は、こういう時のために、「リーマン・ショックや東日本大震災並みの危機」が起きたら延期するという発言をすることで逃げ道を用意していたので、「リーマン級の危機」がキーワードになった。
・しかし、実際には、世界経済は、中国バブルの後始末や資源に頼る新興国経済の停滞などの不安はあるものの、「リーマン級の危機」と言うには無理がある。
・それでも経産官僚達は、サミットで「リーマン級の危機」を各国首脳に訴えるための資料を作成し、安倍総理にそれを説明させてしまった。首脳たちは、「馬鹿じゃない?」と思っただろう。
■経産官僚は「経済音痴」
・首脳宣言では、安倍総理の面子のために、「新たな危機に陥ることを回避する」という文言が入ったが、「リーマン」の言葉はおろか、「現状が危機だ」ということさえ否定された。
・それでも、厚顔無恥、いや、「無知」の安倍総理は、「リーマン・ショック」という単語を連呼し、世界経済危機を何とか国内にアピールしようとした。
・もちろん、各国メディアはこの顛末を強烈に批判し、安倍総理の思惑は完全にはずれた。
・なぜ、こんなお粗末なことが起きたのか。それは、官邸が経産官僚に支配されているからだ。
・意外かも知れないが、筆者の経験では、経産官僚の経済に関する見識は極めて低い。「経済音痴」だが威勢のよさだけで生きているというのが実態である。
・さらに驚くかも知れないが、これだけの失態を演じても、彼らは意に介さない。厚顔無恥ぶりでは、財務官僚と並ぶ双璧、いや、それ以上だろう。
・今回の騒動で見えてきたのは、官邸が完全に経産省に支配され、内閣府や財務省は完全に「蚊帳の外」状態だということだ。
・そして、元々勉強不足な上に安倍政権に完全に押さえ込まれているマスコミも、形ばかりの批判が精一杯だ。
・その結果、経産官僚がその途方もない無知により決定的な間違いを犯し、驚くほど傲慢であるため、それが正されなくてもそのまま放置されてしまう。
・「安倍政権、無知と傲慢の暴走」。これこそ今の政治状況をもっとも端的に表すフレーズではないだろうか。 ≫(現代ビジネス:オトナの生活・賢者の知恵『週刊現代』2016年6月18日号より)
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