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甘利前大臣を不起訴にした“黒幕” 法務省幹部の名前と前歴
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183074
2016年6月9日 日刊ゲンダイ
甘利前大臣疑惑追及チームでも名前が飛び出した(C)日刊ゲンダイ
検察史上に残る「大汚点」となるのは間違いない。東京地検特捜部が不起訴処分とした、甘利明前経済再生担当相の“口利きワイロ”疑惑。現職閣僚が大臣室で怪しいカネを受け取り、その秘書は業者へのタカリを繰り返した揚げ句、UR(都市再生機構)に「イロをつけろ」と恫喝――。
誰がどう見てもリッパな犯罪なのに、そろっておとがめナシとは唖然呆然だ。もはや特捜部は「法の番人」でも何でもないが、永田町では甘利放免の「黒幕」として、ある法務省幹部の名前が取り沙汰され始めた。
「黒川さん、その辺りのラインで全てを決めて、法を歪めているのではないか」
民進党が6日、国会で開いた「甘利前大臣疑惑追及チーム」の会合。議員のひとりが出席した法務官僚に向かってこう叫んだ。
「黒川さん」とは、法務省の実務責任者である黒川弘務官房長のことだ。東大法学部卒で、1983年に検事任官。東京や新潟、青森などの地検勤務を経て、法務省の秘書課、刑事局などを渡り歩き、省内では「次期事務次官候補」(事情通)といわれる人物だ。
黒川氏が注目を集めたのは、2010年に大阪地検特捜部の証拠改竄事件を受け、法務省内に発足した大臣の諮問機関「検察の在り方検討会議」の事務局に入った時だ。当時、取り調べの全面可視化を求める世論が高まり、窮地に立たされた法務・検察は、松山地検検事正に着任して2カ月の黒川氏を急きょ呼び戻す異例の対応を取った。「検事出身で実務に精通し、与野党議員とのパイプも太い」(事情通)というのが理由だったらしいが、その結果、全面可視化案は骨抜きにされただけでなく、今国会では法務・検察にとって悲願だった、盗聴法や司法取引などを含む改正刑訴法案が成立した。
「改正刑訴法は昨年の国会で継続審議となり、今国会でも法案成立が危ぶまれていました。ところが、甘利問題が浮上すると、あれよあれよという間に審議が進み、法案は成立。この法務・検察の“焼け太り”法案の成立に関わったのが黒川官房長と囁かれています」(司法記者)
黒川氏が特捜事件で「時の政権」寄りの動きを見せるのは今回だけではない。09年の小沢事件でも、その影がチラつくのだ。前参院議員の森ゆうこ氏が小沢事件を振り返った「検察の罠」(日本文芸社)では、第5章の「対決―真犯人は誰か」の中に「黒川弘務官房長との対決」というくだりが出てくる。森氏が描いた黒川氏はざっとこんな感じだ。
〈不都合な情報は巧妙に隠そうとし、時には調査を止めさせるための妨害を仕掛けてきた〉〈彼等が組織として動いている以上、どこかで指揮をとっている『黒幕』が必ずいる〉
黒川氏と検事任官同期である郷原信郎弁護士はこう言う。
「今回の不起訴処分は許し難い。法務・検察は自民党のご用聞き集団に成り下がったと言っていいでしょう。そもそも、まだ捜査できる時間が十分あるのに、なぜ、結論を急いだのかが分かりません。(黒川氏の黒幕説については)詳しいことは分からないが法務官僚は知っているはず。交渉術に長けた人だったと記憶しています」
こうなったら何が何でも、甘利氏を国会に参考人招致すべきだ。
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