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左・安倍晋三公式サイトより/右・TBS『毒島ゆり子のせきらら日記』番組サイトより
前田敦子の『毒島ゆり子』よりエグい、NHK女性記者の安倍首相“籠絡”の手口! 安倍の近所にマンション購入
http://lite-ra.com/2016/06/post-2319.html
2016.06.08. 毒島以上、NHK女性記者の安倍“籠絡” リテラ
主演の前田敦子のベッドシーンあり、濃厚キスシーンあり、入浴シーンありと 過激な展開で話題になっているのが深夜ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)だ。
前田が演じる毒島ゆり子は大手新聞社の新人政治記者という設定だが、二股は当たり前という超恋愛体質。同棲相手がいるのにスポーツクラブのインストラクターに手をつけ、さらにはライバル新聞社のやり手記者とも不倫の恋が始まって―—というめちゃくちゃな恋愛模様が話題をさらっているのだが、もうひとつ密かな話題となっているのが “政治記者”の実態だ。
ドラマではゆり子は与党・誠心党の幹事長・黒田田助の番記者に抜擢され次第に信頼されていく様子や、大物政治家との会食、セクハラ、いじめ、議員との肉体関係の噂、ライバル社との関係、嫉妬などその実態などがリアルに表現されている。
実はこのドラマのプロデューサー・H氏はもともとTBSの政治部記者で、民主党政権時代には小沢一郎代表、さらに第二次安倍政権の初期には、自民党幹事長だった石破茂氏(当時)や官房副長官だった加藤勝信氏を担当していた。当時から、政治記者の間では「アイドルのような可愛い容姿なのに、すごいやり手」と評判の女性だったらしい。
そんなことから、「週刊新潮」(6月2日号)は、ドラマがHプロデューサーの体験をもとにつくられているのではないかと詮索し、彼女が政治部当時、国会議員と肉体関係をもっていたという噂があったことや、先輩政治部記者との不倫の噂を書きたてている。
「たしかに当時、政治家との付き合いも噂されていたようですね。それと、ドラマの主人公・毒島はライバル新聞社の大物政治家と癒着している記者と不倫している設定ですが、彼女自身は同じTBSの先輩政治部記者と不倫していたという噂もありました。その記者は、最近、TBSを辞めたあの人らしいです。たしかに、その人も癒着記者として有名でしたが」(全国紙政治部記者)
しかし、政治家番の女性記者といえば、このドラマの主人公や女性プロデューサーなんかよりもっとスゴい人物がいる。それは、NHKで2002年から安倍首相の番記者をつとめ、いまや同局政治部を牛耳っているといわれるNHK解説委員の岩田明子記者だ。実は、岩田記者と安倍首相の関係はドラマを凌ぐ露骨なものだという。
「安倍さんは一部の親しい記者を囲い込むことで有名です。第一次政権の頃は産経の石橋、最近、TBSを辞めた山口、第二次では産経の阿比留に時事通信の田崎…。が、岩田さんはその中でも別格です。15年前から、常に安倍首相のそばには岩田さんがいる。携帯やメールで安倍首相と直接やりとりできるのも岩田さんだけ、といわれています。NHKが露骨に安倍政権寄りの政治報道をしているのも、籾井会長の問題だけでなく、岩田さんの存在が大きい。安倍首相が節目節目で仕掛ける重要なスクープはすべて岩田さんが手がけているし、他の政治報道についても、安倍首相の意を受けて、コントロールしている」(官邸担当記者)
その象徴とも言えるのが、13年10月5日に放映された『NHKスペシャル』だ。この中で安倍首相を岩田氏がインタビューしているのだが、その場所はなんと総理の執務室。NHKのカメラが総理執務室に入るのはこれがはじめてだった。そんな前例のない取材をさせるくらい、安倍首相は岩田氏を特別扱いしてきたのである。
いったい、岩田氏はどうやって、安倍首相に食い込んでいったのか。岩田氏が本社報道局政治部に配属されたのは、森政権時代の2000年。これは、NHK内でも異例の早さだというが、その後、02年から当時、内閣官房副長官だった安倍番になる。そして、翌年に安倍氏が自民党幹事長抜擢されると、それに伴って自民党担当に異動になったのである。
「ドラマでも新人記者が幹事長番になったことが驚きを持って表現されていますが、安倍さんが小泉内閣で幹事長に抜擢された際、当時まだ政治記者歴が浅い岩田さんが幹事長番になり、周囲を驚かせました」(全国紙政治部記者)
幹事長は情報が集中する要職であり、政治記者になって数年しか経験のない岩田氏が担当するというのは普通ありえない。実は、この異動の裏にも安倍幹事長の働きかけがあったという。
「安倍さんは当時、NHKに圧力をかけて、震え上がらせていましたからね。その勢いを買って、上層部に『岩田さんじゃないと』とかけあったらしい。実際、幹事長になってからの二人の様子は露骨でした。ぶらさがり取材では岩田さんが必ず安倍氏にぴったりと寄り添い、会見では安倍さんが彼女を目で探すような素振りをみせる。そのため岩田さんは別格の存在として記者たちに知れ渡っていったのです」(前出・全国紙政治部記者)
さらに、岩田氏はもっと驚くべき行動に出ている。安倍氏が幹事長から官房長官になった頃、岩田氏は渋谷区富ヶ谷の安倍首相の私邸近くにマンションを購入、移り住んでいるのだ。まるでストーカーのようだが、安倍氏のマンションに岩田氏が出入りする姿も目撃され、一時は二人が愛人関係にあるとの憶測も流れた。ただ、安倍首相に近い政治評論家はこう否定する。
「たしかに、岩田さんは天海祐希似の美人だし、その様子を見ていると、もしかしたらと、思わなくもない。ただ、岩田さんは昭恵さんとも親しくしているし、安倍さん自体が女性にあまり興味がない人だからね」
そして、この政治評論家は、岩田氏が安倍首相に食い込んでいったのは「安倍首相本人との関係より、母親・洋子氏の存在が大きい」という。
「岩田さんは安倍さんが官房副長官の頃から、洋子さんのところに日参して、気に入られたんだよ。近くにマンションを買ったのも、洋子さんの世話をするため。岩田さんが安倍さんのマンションに出入りしているのも、別の階に住んでいるお母さんに会いに行っているんだよ。こうやって、洋子氏との関係を深めて、どんどん安倍首相と関係を深めていったんだよ」
実際、岩田氏は「文藝春秋」が安倍首相の母親・洋子氏をインタビューしようとした際、洋子氏から指名を受け、インタビュアーをつとめるくらい(16年6月号)、全面的な信頼を得ている。実際、洋子氏はことあることに、安倍首相に「岩田さんに頼みなさい」とアドバイスをしているとも聞く。
一昨年年5月に開かれた『安倍晋太郎氏を偲び安倍晋三総理と語る会』では、安倍首相が周囲に「岩田さんに怒られてしまった。彼女は怖いですよ〜」と笑顔で語ったことが話題になったが、おそらく、安倍首相にとって、岩田氏は、母親の代理人のような存在になっているのだろう。
取材対象のマザコンぶりを見抜いて母親を籠絡する――その手口は見事としかいいようがないが、しかし、感心してはいられない。ドラマなら「すごい」ですむが、岩田氏は現実の政治で、権力者と癒着し、公共放送で世論誘導を行っているのだ。
たとえば、安保法制の強行採決の際もそうだった。国論を二分した安保法案が参議院で可決された後の局内討論会でも、岩田氏は「安倍首相は説明を尽くしてきた」などと強弁。さらに70年談話発表の後に放送された『解説スタジアム』では、“日本の指針に影響を与えた出来事は何か”という質問に対し、ほかの解説委員は「政権交代」や「イラク戦争」と答えたが、岩田氏はただ1人「安倍首相の米国での議会演説」と回答するなど露骨な安倍ヨイショを口にした。
「しかも、岩田さんは安倍首相の意を受けて、報道局全体に圧力をかけ、上層部と通じる形で人事にも口を出している。局内では、安倍政権に批判的なキャスターや記者がかたっぱしから外されているのは、岩田さんのチェックが上に上がっているのでは?との声まであるほどです」(NHK関係者)
さらに、最近の岩田氏はフィクサーのような役割まで演じている。“ネトウヨ脳”津川雅彦と安倍首相を引き合わせ、津川氏を「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」座長に抜擢させたのも、岩田氏らしいのだ。
こんな記者が公共放送にいるのだから、公共放送が“安倍サマのNHK”と化しているのも当然だろう。しかも、その裏には、本人だけでなく、母親との癒着がある。そういう意味では、ドラマなんかより、現実のほうがずっとおぞましい、というべきかもしれない。
(田部祥太)
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