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自民も公明も一蓮托生だぞ “目クソ鼻くそ”の安倍と舛添
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183098
2016年6月8日 日刊ゲンダイ 文字お越し
辞任する気なし(C)日刊ゲンダイ
どこまでツラの皮が厚いのか。日本中から「辞めろコール」が噴出しているのに、「全力を挙げて都民のために働きたい」と続投宣言をした舛添要一都知事。
弁護士2人による「調査報告」で改めて分かったことは、この男が何から何まで「政治資金」で飲み食いし、モノを買っていたことだ。
「事務所で金魚を買ったから」と、「楽しい金魚の飼い方」という本を政治資金で購入。「江戸流そば打ち」という本も、「そばを打ちながら政治談議をしたから」という理由で買っていた。自宅近くの天ぷら店での支出は「家族の誕生日」で、その原資は「政党助成金」。家族の誕生日くらい、自分のカネで祝うのが当たり前だろう。我々国民の税金を使って祝う必要があるのか。
なめているのは、この期に及んで、都民を騙そうとしていることだ。「けじめをつけたい」と別荘の売却などを表明したが、本人の懐はまったく痛まないのだから、ふざけるにも程がある。
「舛添知事は、不適切な支出と指摘された飲食代など125万円を返金し、政治資金で買った美術品(350万円相当)は美術館に寄付し、公用車の使い方が問題になった湯河原の別荘は売却すると表明しています。この3点セットを実行することで、けじめにするつもりです。
でも、家族で飲み食いした飲食代を返金するのは当然だし、別荘の売却益は本人に全額転がり込み、美術品も政治資金で買ったわけだから、寄付しても痛くもかゆくもない。これがどうして“けじめ”になるのか、さっぱり分かりません」(都庁関係者)
政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「舛添知事は、なぜ自分が批判されているのか、その理由に気付いていないのだと思う。批判されたから謝っているだけで、恐らく心の中では、“違法性はないのだから悪くない”と思っているはずです。都民は、違法性を問うているのではなく、道義的責任や人間性を問題にしている。“違法性はなかった”という第三者の調査結果を口実にして、舛添知事が続投を宣言したことが、民意とのギャップを物語っています」
実際、本人は辞任するつもりは、サラサラない。
自分には甘く、他人に厳しい(C)日刊ゲンダイ
よく似ている安倍首相と舛添知事
厚顔知事の「政治とカネ」の問題が大きくなり、安倍自民党は「このままでは参院選に影響してしまう」と大慌てしている。辞任させるべきか、続投させるべきか、どちらが傷が小さくて済むか、火の粉が飛んでこないよう必死だ。
2年前、安倍政権が誕生させた知事なのに、安倍首相は舛添の問題に触れようともしない。
しかし、今さら無関係を装っても、そうはいかない。自民公明と舛添は一蓮托生である。舛添が自分で“説明責任”を果たそうとせず、テキトーな“第三者”に調査を依頼して、一件落着にしようとしているのも、安倍政権が同じことをしているからだ。検事出身の弁護士に調査を依頼し、「違法性はなかった」とお墨付きをもらう手法は、小渕優子や甘利明のやり方を、そのままパクったものだ。
そもそも、舛添が居直っていられるのは、安倍が“道義的責任”や“説明責任”といった単語を“死語”にしてしまったからである。大臣室で汚いカネを受け取った甘利を「違法じゃないから」と許してしまったために、舛添も「違法じゃない」と開き直っている。一昔前なら、考えられなかったことだ。安倍政権以降、“道義的責任”を果たす政治家は消えてしまった。
実際、安倍と舛添は、目クソ鼻クソ、2人はよく似ている。
「処世術に長けている分、安倍さんは嫌悪感を持たれていないようですが、舛添さんと安倍さんは、驚くほどよく似ています。まず、2人とも他人に厳しくて自分に甘い。安倍首相は二言目には『だから民主党は』と、民主党政権の失敗を責めますが、自分が9年前、大失敗し国民に迷惑をかけたことは忘れている。誤りを認めようとしない点も同じです。たとえば、国民との約束を破って増税を再延期した時が典型です。アベノミクスが失敗したのだから、まず最初に『約束を守れず申し訳ない』と謝罪し、アベノミクスの失敗を認めるのがスジなのに、謝罪も説明もせず、『新しい判断だ』の一言で済ませている。なぜ、素直に自分の非を認めないのか」(政治評論家・森田実氏)
舛添は、安倍に対して、自分と同じ匂いを嗅ぎ取っているに違いない。
■有権者をナメているのが一番の共通点
それより何より、安倍と舛添の一番の共通点は、有権者をなめ切っていることだ。
舛添が辞任せず、居座っているのは、どんなに都民が騒ごうが、自分はクビにならないと高をくくっているからである。実際、都議会の自民党と公明党は、表向き“舛添批判”をしているが、引きずり降ろすつもりはまったくなく、続投させる方針を決めている。
国民との約束を破り、増税を延期した安倍が「新しい判断だ」の一言で済ませているのも、自分は何をやっても許されると国民を軽く見ている裏返しである。
国民など簡単に騙せると思っているのだろう。安倍自民党の参院選の「公約」はメチャクチャである。財源の当てもないのに、「保育の受け皿を50万人分増」「保育士や介護職員の処遇改善」「返済の必要がない給付型奨学金の創設」など、美辞麗句を並べ立てている。財源がないのだから、実現する可能性はほぼゼロだが、国民は“毛バリ”に引っかかるレベルだとバカにしているのだろう。政治学者の五十嵐仁氏がこう言う。
「この3年間、アベノミクスが失敗して格差が広がっても、立憲主義を破壊して安保法案を強行成立させても、自民党は国政選挙で3連勝し、内閣支持率も高い数字をキープしている。だから、安倍首相が、何をやっても国民の支持は変わらないと自信を深めても不思議はない。その点、状況は違いますが、都知事のイスは安泰と計算している舛添知事と同じです。しかし、有権者は本当にそれでいいのか。都知事選はしばらくないから都民が直接、舛添知事を辞めさせることは難しいが、国政を審判する参院選は7月10日に行われる。そろそろ有権者は、自分たちの力を見せつけるべきです。もし、ここで自民党を勝利させたら、安倍政権はますます国民を軽視し、暴走していくのは目に見えています」
舛添に対して国民が批判を強めるのは当然だが、厚顔知事を生み出した責任が安倍政権にあることを、忘れてはダメだ。
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