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左・橋下徹の「問題解決の授業」公式メールマガジンより/右・松井一郎オフィシャルホームページより
橋下徹に公共工事めぐる公私混同疑惑、松井一郎府知事は政治資金規正法違反…お前らに舛添批判する資格ない!
http://lite-ra.com/2016/06/post-2318.html
2016.06.08. 橋下徹、松井一郎コンビに公私混同疑惑 リテラ
舛添要一東京都知事の政治資金問題についての調査結果に対し、案の定、批判の声が高まっている。もちろん、続投を決めた舛添都知事の図々しさは非難に値するものだが、しかし、「お前が言うな」とツッコミを入れずにいられない人物までが舛添批判にしゃしゃり出てきた。
それは、大阪府知事であり、おおさか維新の会代表の松井一郎氏だ。
「僕やったら辞めますね。恥ずかしくて、もう、表へ出てこられへんもん。どこかもうそれこそ、湯河原の温泉に隠れます」
血税が政治家によって不透明に使われている実態に国民が怒り心頭のいま、舛添都知事を批判することは格好のアピールとなる。だが、少なくとも松井府知事に、舛添都知事を批判する資格などない。
というのは、松井府知事にも同じように、政治資金規正法違反の疑いがあるからだ。
2012年10月、松井府知事は弁護士らから政治資金規正法違反容疑で大阪地方検察庁に刑事告発された。問題とされたのは、松井氏が府議時代に社長をつとめていた株式会社大通が、秘書2名の給与を支払っていたこと。こうした場合は松井氏の政治資金団体が政治資金収支報告書にその給与額を寄付として記載しなければならないが、07年1月〜10年12月までの間、記載を行わないまま収支報告書を提出していたのだ。その金額は、じつに1740万円にものぼる。
このような行為は政治資金規制法に抵触するものだが、「週刊文春」(文藝春秋)12年11月1日号は、松井氏が絡んだ大阪維新の会(当時)のさらなる政治資金規制法違反疑惑を報じた。
それは、松井氏の政治団体「松井一郎後援会」が、10年の収支報告書において、大阪維新の会宛てに「政治資金パーティ券購入費」として120万円を支出したと記載があるのに、かたや大阪維新の会の収支報告書の収入内訳には「松井一郎後援会」の記載がなかったのだ。政治資金規正法では、1回の政治資金パーティ当たり20万1円以上が支払われた場合は、支払った者の氏名もしくは団体名、住所、職業などを収支報告書に記載しなければならないと定められており、この大阪維新の会の行為は政治資金規制法違反の疑いが濃厚だ。
松井氏も、自身が幹事長をつとめていた大阪維新の会も、舛添都知事と同様に政治資金規正法に触れるような金の扱いをしていたというのに、全部なかったことのように「恥ずかしくて、もう、表へ出てこられへんもん」などと批判するとは、まさに笑止千万。おっしゃる通り、松井氏にはさっさと府知事を辞職して、有馬温泉にでも隠れていただきたいものだ。
だが、このように自分のことは棚に上げて、臆面もなく舛添批判に血道をあげているのは、松井氏にとって事実上の“御屋形様”である橋下徹おおさか維新の会最高顧問だって同じだ。
まず、橋下氏は08年の府知事時代、自身の政治団体「橋下徹後援会」が開いた政治資金パーティのパーティ券100万円分を橋下氏の叔父が購入したが、その叔父が府の公共事業を受注している建設業者の関係者だったことが発覚。さらに、橋下氏の知人が180万円分のパーティ券購入を斡旋していたのだが、彼が役員をつとめる建設会社A社もまた、パーティ後に約6億8000万円にものぼる府の公共工事を受注されていたのだ。
「週刊新潮」(新潮社)11年11月17日号によると、この知人とは、橋下氏の中学時代からの友人。友人は親族が経営するA社の代表取締役に就任しているが、そのA社が問題のパーティから3カ月後に府道の付け替え工事を一般競争入札で落札し、その後も防波堤の建て替え工事やダム応急工事などを受注。パーティ券購入の斡旋から約1年3カ月で、なんと5件も府の公共工事を受注されていたのだ。しかも、最初に落札した工事では、「A社と同じ入札額だった業者との技術評価点の差はわずか1点」だったといい、不透明さが感じられるものだ。実際、橋下氏やこの友人と同じ中学の同級生は、「ある建設会社の人から“A社は同級生の会社やから仕事もらえるんと違うか”て噂を聞いたな」と「週刊新潮」の取材に答えている。これは、地元で噂になるほどに工事受注が露骨だったということだろう。
くわえて「週刊新潮」は、パーティ券を購入したという建設会社関係者の叔父は元暴力団員であり、友人が代表をつとめるA社もまた“暴力団系企業”だと指摘。こうした疑惑を薬師院仁志・帝塚山学院大学教授は「これは不祥事にほかならない」と記事中で苦言を呈している。
だが、これらの疑惑について取材の申し込みを受けた当の橋下氏は、Twitterに言い訳を書き連ね、〈バカ新潮、バカ新潮の血脈論は、公衆便所の落書きと同じだ〉などと投稿。少なくともこの記事は血脈論などではまったくなく、橋下氏の府知事としての金をめぐる疑惑を暴いたものだったが、いつもの調子で煙に巻いてしまったのだ。
先日、本サイトでも記事にしたが、橋下氏は『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(テレビ朝日)で、経済評論家の森永卓郎氏に、やはり府知事時代に自身の権力を使って人気サッカー選手と自分の子どもを対面させたことを「公私混同しましたよね?」と批判された際、「僕が知事という仕事をやって家族に負担かけてるし、家族も犠牲になってるんだから、これくらい知事ファミリーとしては当然のことですよ」「サインもらいたいっていうんだったら、自分のお父さん知事になったらいいんじゃないですか」などと開き直っていた。しかし、この叔父や友人という親しい人間が絡んだ“公私混同”の公共工事受注問題も、“知事なんだから当然”とでも言うつもりなのだろうか。
ともかく、参院選の結果次第では改憲派として与党入りが確実視されるおおさか維新の会の代表たる松井氏にしても、“ポスト舛添”と言われる橋下氏にしても、舛添氏を批判する前に自身の疑惑をきちんと説明するべきだ。そもそも、こうした人物がのうのうと府知事や最高顧問などというポストに就いていること自体、おおさか維新の会の実相を物語るようなものだが、じつはおおさか維新の会をめぐっては、もっと驚きの疑惑がある。それについては追ってレポートしたいと思う。
(野尻民夫)
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