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2016年 05月 21日
『沖縄女性殺害にアタフタする安倍官邸&米国帰り、翁長の新たな誓いhttp://mewrun7.exblog.jp/24394773/』のつづきを・・・。
19日、沖縄県警は元米海兵隊員の米軍族(32)、20歳の女性を殺害した疑い(現段階では死体遺棄容疑)で逮捕。容疑者の供述から、女性の遺体も発見された。(追記・報道によれば性的に暴行もしたと供述している。)
沖縄ではもちろん、全国に怒りの声が広がる中、安倍内閣は昨日に続いてアタフタしている。(@@)
昨日の記事にも書いたが。安倍首相は、来週には伊勢志摩サミットにオバマ大統領を迎える上、27日にはオバマ大統領の広島訪問に同行して、親密な日米同盟関係や平和主義への思いをアピールしたかっただけに・・・。また、6月には沖縄県議選、7月には参院選を控えており、辺野古移設や基地問題が大きな争点になる可能性が大きいだけに・・・。
何とか今回の事件による悪影響、よからぬイメージを払拭しようと、オモテ向き、抗議やら謝罪やらを示すのに必死なのだ。(-"-)
『安倍内閣の閣僚の一人は「タイミング的にまずい。大変なことになった」と嘆く。サミットやオバマ氏の広島訪問など重要な日米間の外交日程が続く中、友好ムードに水を差すことになるからだ。公明党幹部は「日米首脳会談でも触れざるを得ないかもしれない」とみる。(朝日新聞16年5月20日)』
『普天間基地の辺野古移設計画への影響については、菅官房長官は「まだ分析していない」と明言を避けたが、防衛省幹部は「影響は確実にあるだろう」と話している。
防衛省幹部は「沖縄で基地はいらないという声は大きくなるだろう。結果的に辺野古への移設も遅れることになる」と頭を抱えている。野党・民進党の岡田代表も米軍基地への批判が強まるとの見方を示している。
民進党・岡田代表「沖縄のみなさんに基地が存在することで多くの負担をかけている時に、こういう事件が起きるとさらにその負担感といいますか、基地に対する批判が当然出てくるわけです」
また今回の事件は、オバマ大統領の来日を来週に控えたタイミングで起こった。政府高官によると安倍首相は、オバマ大統領に直接徹底的な再発防止などを申し入れるということだが、ある官邸関係者は、アメリカ大統領の被爆地・広島訪問に向けた日米友好ムードに「水をさされてしまった」と話している。(NNN16年5月20日)』
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『政府は、米軍関係者が逮捕された沖縄県うるま市の死体遺棄事件が、基地問題に波及することを懸念している。駐留米軍への沖縄県民感情がさらに悪化すれば、普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に影響するのは必至。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて行われる日米首脳会談でも、安倍晋三首相がオバマ大統領に直接、綱紀粛正と再発防止を求める方針だ。
首相は20日、「非常に強い憤りを覚える。今後、徹底的な再発防止など厳正な対応を米国側に求めたい」と記者団に語った。菅義偉官房長官は記者会見で「こうした事件が二度と起こらないよう、ありとあらゆる機会を通じ米側に対応を求め続けたい」と強調した。
政府は20日、菅氏や岸田文雄外相、中谷元(げん)防衛相ら沖縄関係閣僚による会議を急きょ開催。米軍に対して綱紀粛正、再発防止策の徹底を求めることに加え、沖縄県警による捜査への協力も要請する方針を確認した。
中谷氏は21日、亡くなった島袋里奈さんの葬儀に参列する。23日には首相と菅氏が、沖縄振興審議会出席のため上京する翁長雄志知事と会談し、政府の対応を直接説明する。
政府側が神経をとがらせているのは、沖縄県側が「軍に付随する事件」(翁長氏)などと基地負担と結び付けて政府批判を強めているためだ。
辺野古移設を巡る和解条項に基づく訴訟で、埋め立ての是非について司法判断を仰ぐため、政府は一時的に工事を中断している。政府関係者は「反基地運動が大きなうねりになれば、すぐに工事再開とはいかなくなる」と懸念する。
菅氏は会見で沖縄の負担軽減に取り組む姿勢を重ねて示した。政府は6月5日投開票の同県議選や夏の参院選への影響も含め、沖縄の世論の動向を注視している。(毎日新聞16年5月20日)』
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米国側も大統領の来日前にコトをおさめたいと考えているのか、在沖米軍のTOPも、早速、沖縄県庁に謝罪に訪れたという。
『4月から行方不明になっていた沖縄県うるま市の会社員島袋里奈さん(20)が遺体で見つかった事件で、沖縄県庁には20日、米軍や日本政府関係者が謝罪に訪れた。
在沖米軍のローレンス・ニコルソン四軍調整官は安慶田(あげだ)光男副知事と面会。「米国政府を代表して謝罪する」と述べ、深々と頭を下げた。容疑者逮捕の翌日に在沖米軍トップが県に謝罪するのは極めて異例。ニコルソン氏は「非常に恥じている。軍人、軍属、すべての米国人が善良な市民として法を順守するよう努めていく」と再発防止を誓った。
安慶田氏は厳しい表情で応対。3月に那覇市で米兵による準強姦(ごうかん)事件が起きたことにふれ、「沖縄県はふつうの日本国なのかという疑問も出てくる」「数え切れないほど県民の生活を脅かしていることを十分認識してもらいたい」といらだちを隠さなかった。(朝日新聞16年5月20日)』
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安倍首相は、来週、サミットの際に行なわれる日米首脳会談で、オバマ大統領に強い遺憾の意を伝える予定だという。
『政府はこの日、首相官邸で沖縄関係の閣僚会議を開いた。会議では、岸田文雄外相と中谷元・防衛相が米政府に抗議と再発防止を申し入れたことを説明。参院沖縄選挙区選出の島尻安伊子(あいこ)沖縄北方担当相は「繰り返される事件・事故に憤りを感じる」と述べた。
27日には、オバマ米大統領が現職大統領として初めて被爆地・広島を訪問する。政府内では「日米関係を深化させる歴史的イベント」(官邸幹部)と位置づけ、その前にある日米首脳会談で「関係強化」を確認する予定だった。だが、事件の発生で両政府は会談内容の再調整を図っており、日本政府高官は「首相は首脳会談で事件を取り上げ、『非常に遺憾だ』と伝える」と話す。(朝日新聞16年5月20日)』
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実は、今回の日米首脳会談では、米国は膠着状態が続いている辺野古基地の工事の早期再開を促すつもりでいたのだ。安倍首相が、昨年4月の訪米時に、工事推進を約束したにもかかわらず、訴訟上は和解の道を選び、工事が中断したままになっているからだ。^^;
『日本政府と沖縄県との対立が響き、辺野古沖での工事が中断。オバマ大統領が安倍総理大臣に直接、計画が遅れる可能性に懸念を示し、「大きな支障がないように」と釘を刺していたところでした。アメリカ政府は「我々も怒っている」と事件を非難しています。
それとともに「移設計画は変わらない」と強調していて、事件の反発を最小限に食い止めたい考えです。しかし、ある政府高官は「どれだけ影響があるか分からない」と心配の声を上げています。(ANN16年5月20日)』
残念ながら、日米政府とも相変わらず、辺野古移設の計画は変わらないと言っているようなのだが。
ちょうど沖縄の県議選や参院選も重なる時期であるだけに、どうか県民の「辺野古移設はNO!」の意思をしっかりと示して欲しいと思うし。これは国政の問題なのだから、全国の国民もバックアップして欲しいと心から願っている。(・・)
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また、先述したように、オバマ大統領は27日に、広島を訪問する予定なのであるが。正直なところ、mewは、このオバマ氏の広島訪問をと〜っても複雑な気持ちで迎えようとしている。_(。。)_
いや、もちろん、オバマ氏が広島を訪問すること自体は、大歓迎なのだ。(・・)
米国には、今でも核攻撃は正当なものだった、核武装は必要不可欠だと考える人が多いだけに、現職の大統領として慰霊碑に祈りを捧げることは、勇気のいる行為だと思うし。
是非、世界に向けて、広島や長崎の原爆による残酷な被害、そして2度と惨劇を繰り返さないためにも核廃絶を目指すべきことを強くアピールして欲しいと願っているのだけど。
ただ、安倍首相が、オバマ大統領の訪問に同行して、あたかも自分も平和主義者であるかのように、世間にアピールするつもりでいるのかと思うと・・・。参院選を控えて、オバマ氏の訪問を利用する形で、国民に自分のイメージを誤信させようとしているかと思うと、ぞ〜〜〜っとしてしまうのである。(@@)
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だって、安倍首相は、本気で核廃絶を願っているわけではないのだから。(-"-)
安倍氏は02年5月に早稲田大学の講演で「自衛のための必要最小限度を超えない限り、核兵器であると、通常兵器であるとを問わず、これを保有することは、憲法の禁ずるところではない」「核兵器は用いることができる、できないという解釈は憲法の解釈としては適当ではない」と、核武装を是認する発言をしたことがあるし。
安倍内閣は、今年3月にも、「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているとは考えていない」という答弁書(閣議決定済み)を出したばかりなのである。
<超保守派の多くは、他国(とりわけ中国)が原発を持っている以上、日本も持つ権利があると考えている。原発を辞めない大きな理由の一つも、いざという時に核兵器を作ったり、軍事に原子力を利用したりするため。(-_-;)>
それに、安倍首相は、広島の原爆被害者に対して、決して心から慰霊する気持ちなど有していないのだから。(-"-)
14年8月の平和祈念式典で、堂々とコピペ原稿を読み上げたのがいい例だろう。(『安倍の広島コピペ挨拶に怒!&市長も集自権に触れず+小百合が核アレルギーの訴え』)
安倍首相は、13年8月に読んだ挨拶とほぼ同じ文章を、そのまま読んで、広島の犠牲者、式典の参列者を愚弄したのである。(>_<)
それもいわゆる挨拶の定型句の部分ならともかく、エピソードや誓いの部分なのだ。
14年8月の挨拶
『69年前の朝、一発の原爆が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風に浚わせ、廃墟と化しました。生き長らえた人々に、病と障害の、また生活上の、言い知れぬ苦難を強いました。
犠牲と言うべくして、あまりに夥しい犠牲でありました。しかし、戦後の日本を築いた先人たちは、広島に斃れた人々を忘れてはならじと、心に深く刻めばこそ、我々に、平和と、繁栄の、祖国を作り、与えてくれたのです。緑豊かな広島の街路に、私たちは、その最も美しい達成を見出さずにはいられません。
人類史上唯一の戦争被爆国として、核兵器の惨禍を体験した我が国には、確実に、「核兵器のない世界」を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。』
13年8月の挨拶
『68年前の朝、一発の爆弾が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風に浚わせ、廃墟と化しました。生き長らえた人々に、病と障害の、また生活上の、言い知れぬ苦難を強いました。
犠牲と言うべくして、あまりに夥しい犠牲でありました。しかし、戦後の日本を築いた先人たちは、広島に斃れた人々を忘れてはならじと、心に深く刻めばこそ、我々に、平和と、繁栄の、祖国を作り、与えてくれたのです。蝉しぐれが今もしじまを破る、緑豊かな広島の街路に、私たちは、その最も美しい達成を見出さずにはいられません。
私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、核兵器のない世界を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。』
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それが「ラッキー」とばかりに、ちゃっかりオバマ大統領の広島訪問に同行することに決めて。早速、こんなことを言いやが・・・もとい、クチにしたりしているわけで。
「原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう争う心と決別する。そのような歴史的訪問にしなければならない」「世界で唯一の戦争被爆国の首相である私と、世界で唯一、核兵器を使用した国の指導者が共に犠牲者に哀悼の誠をささげる。それが核のない世界に向けての一歩になると信じている」(毎日新聞16年5月14日より)
この安倍首相のあざとさを思うと。しかも、メディアの協力で、それにコロッとだまされる国民が少なからず発生するのかと思うと、おぞましささえ感じてしまうmewなのである。(@@)
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