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舞台裏が教えてくれるオバマ広島訪問実現の不誠実ー(天木直人氏)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/867.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 12 日 13:00:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

舞台裏が教えてくれるオバマ広島訪問実現の不誠実ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1som19v
12th May 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


きょう5月12日の各紙は一斉に今度のオバマ広島訪問の舞台裏を書いている。

 そして、その舞台裏をもっとも端的に表現していたのが、きょう5月12日の読売新聞の次の見出し記事だ。

 「オバマ米大統領の広島訪問が決まった背景には、

日米両政府の周到な準備とオバマ氏、安倍首相の政治的な思惑があった
(ワシントン支局小川聡、政治部今井隆)」

 まさしく、私が指摘して来た通りだ。

 しかし、この舞台裏を書くのは早すぎた。

 なぜならば、その舞台裏を知れば知るほど、

日米両政府の外交的努力の成果よりも、外交的不誠実さのほうが目立つからだ。

 いうまでもなく今度のオバマ広島訪問のキーワードは「謝罪」と「核廃絶」だ。

 安倍首相はオバマ広島訪問を何としてでも実現したいために、

日本側から率先して「謝罪はしなくてもいい」と迎合した。

 各紙が報じる舞台裏がこの事を教えている。

 これは、あたかも吉田茂が日米安保の時に、

米国が言い出しにくければ日本側が米軍駐留を求める形にしてもいい、と米国側に伝えた事を彷彿させる。

 しかし、この日本側から率先した謝罪放棄こそ、末代まで語り継がれるオバマ広島訪問の汚点となるだろう。

 安倍首相は自らの政権浮揚のために、

唯一の被爆国である日本国民の悲願や被爆者の心を犠牲にしたからだ。

 その一方で、舞台裏はオバマ大統領の汚点も浮かび上がらせた。

 それは謝罪の拒否と、核廃絶宣言という偉業(レーガシイ)づくりだ。

 今のオバマにとって最大の課題は就任直後に行った核廃絶演説を、どう「成功裏」に終えるかだ。

 それにはどうしても広島に行って核廃絶演説を完結させなければいけない。

 だから広島行を決断したのだ。

 単に広島を訪問するだけならオバマにとってはメリットはなく、行かなかったと思う。

 謝罪をするか、しないか、だけが焦点になるからだ。

 今度の舞台裏をオバマ側から見れば、自らの核廃絶演説を成功させながら、

如何にして謝罪の為に広島に行ったのではないという事を米国内に示すことができるか、

それこそがオバマの最大の腐心点であったことがわかる。

 これを要するに、メディアが一斉に書いた舞台裏は、

日米双方の指導者が、自らの政治的野心を優先し、

謝罪問題に正面から向かい合うことなく、

人類への核兵器使用という最大の歴史的悲劇を曖昧決着しようとした事を明らかにした。

 私が、舞台裏を明かすのは早すぎると書いた理由がここにある。

 しかし、まだ最終評価を下すのは早い。

 まだオバマにはなすべき事がある。

 今度のオバマの広島訪問の評価を決めるのは、オバマが被爆者に面談することだ。

 そしてオバマが広島でプラハ演説を超える演説を行うかどうかだ。

 明示的な謝罪がなくても被爆者と面談する事は、これ以上ない謝罪の気持ちの表現だ。

 任期中の核廃絶は出来なかったけれど、

必ず米国は核廃絶の先頭に立つと演説する行う事が出来れば、それこそがプラハ演説を超えるものだ。

 これが出来れば歴史に残る米国大統領の広島訪問になる。

 不誠実な広島訪問が誠実な広島訪問となる。

 結果的に安倍首相はよくやったということになる。

 すべては5月27日に明らかになる。

 水面下で、この二つについて日米間で協議が進められることになるだろう。


 

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コメント
 
1. 2016年5月12日 13:34:13 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[3065]
安倍首相による改憲の実現=戦後の吉田体制の否定、という考え方からすれば先の慰安婦問題を巡る日韓合意もオバマの広島訪問への随行もその動きに逆行する行為に当たる。これで極右派の支持を失い拉致問題の解決も強硬路線で押し通すことが難しくなる。マイナス面は思ったより大きそうだが。

2. 2016年5月12日 13:38:42 : 91avpxHHG1 : 26HlK1e07MM[120]

 100点満点は あり得ないでしょう

 一歩一歩なのだ

 


3. 2016年5月12日 15:34:44 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[3068]
オバマ氏来訪、県警幹部「マジかよ」 急きょ警備対策室

朝日新聞デジタル 5月12日(木)12時37分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000038-asahi-soci.view-000
観光客や修学旅行生が訪れる中、警備に立つ警察官=11日、広島市中区、青山芳久撮影

 主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせ、米国のオバマ大統領が27日に訪れることになった被爆地・広島。決定から一夜明けた11日、広島県警は警備やテロの防止にあたる対策室を急きょ設けた。残された時間は半月。大統領はどんなルートで行動するのか。警備が難しくなる大勢の前でスピーチをするのか。歓迎ムードのなか、多くが不透明なままの始動となった。

【写真】修学旅行生らが訪れる中、警備に立つ警察官=11日、広島市中区の平和記念公園、青山芳久撮影

 「マジかよ」。10日夜、自宅にいた県警幹部はテレビニュースを見ながら思った。「明日は早く出てこいよ」。スマホを取りだし、LINE(ライン)で部下へ指示を送った。翌朝には、オバマ大統領が訪問した際には立ち寄ると伝えられている平和記念公園(広島市)を制服姿の警察官が巡回。日ごろとは異なる雰囲気に包まれた公園内を観光客や修学旅行生が行き交っていた。

 オバマ大統領が広島を訪れる可能性が浮上した段階から、警察庁は警備計画の検討を進めてきた。伊勢志摩サミットの警備と広島での警備を両立させる必要があるからだ。伊勢志摩サミットでは都道府県警の特別派遣部隊を含めて現地で大規模な態勢を取り、8年前の北海道洞爺湖サミット時の約2万1千人を上回る見通し。並行して広島で相当の規模の態勢を構えることになる。警察幹部は「部隊をやりくりし、万全の態勢で臨む」と話す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000038-asahi-soci


4. 2016年5月12日 15:37:08 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[3069]
〖3.リンク洩れ、追加〗
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20160511004314.html?ref=yahoo

5. 2016年5月12日 18:13:59 : GrAcgzPEJK : s2E@PN8YM5w[24]
http://ameblo.jp/yonshama/entry-11905743650.html
広島の原爆慰霊碑の碑文は

「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」
と、あります。

コレに抗議をし変わる碑文を依頼され新しい碑文をおくったあのパール判事のお話を紹介します。
戦後広島で行われた「世界連邦アジア会議」にパール判事はゲストとして出席しました。

ノーベル賞受賞者を含む多くの白人出席者を前に45分の特別講演が行われました。
 
「広島、長崎に投下された原爆の口実は何であったか。日本は投下される何の理由があったか。

当時すでに日本はソ連を通じて降伏の意思表示していたではないか。それにもかかわらず、この残虐な爆弾を実験として広島に投下した。
同じ白人同士のドイツにではなくて日本にである。

そこに人種的偏見はなかったか。しかもこの惨劇については、いまだ彼らの口から懺悔の言葉を聞いていない。
彼らの手はまだ清められていない。
こんな状態でどうして彼らと平和を語ることができるか。」

…つづく


6. 2016年5月12日 19:05:22 : nEFeSrLZjY : geTBqVJiIKM[1]
5さんに同感 

広島長崎被ばく者の思いを
コメントしています。


7. 2016年5月12日 21:37:02 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[3083]
米国の核政策の真剣な再検討を――オバマ米大統領の広島訪問について

2016年5月12日  日本共産党幹部会委員長  志位和夫

(1)

 オバマ大統領が、アメリカ大統領として初めて被爆地広島を訪問することになったことは、重要な前向きの一歩である。それはまた、「米大統領に、被爆の実相をじかに知ってほしい」という被爆者と被爆地の願いにこたえる行動である。

 同時に、この一歩を、「核兵器のない世界」の実現へとつなげるためには、米国政府が、核兵器禁止条約の国際交渉開始に背を向けてきた、これまでの態度をあらためることが必要であることを、率直に指摘しなくてはならない。

(2)

 「核兵器のない世界」の実現のためには、核兵器廃絶・禁止を正面からの主題とした国際条約――核兵器禁止条約の国際交渉を開始することが不可欠である。それは、毎年の国連総会で、加盟国の圧倒的多数の賛成で決議されている国際社会の声である。それは、被爆者と被爆地の強い願いである。

 ところが、米国は率先して、他の核保有国――英仏中ロとともに、「核抑止力」論にたって、「段階的アプローチこそ核軍縮に向けて前進するための唯一の実際的な選択肢」として、核兵器禁止条約の国際交渉に反対する態度をとってきた。

 核軍縮の個々の部分的措置を前進させることは重要だが、そうした部分的措置の積み重ねだけでは、「核兵器のない世界」に到達できない。そのことは、核兵器問題をめぐる外交の全歴史が証明していることである。

 日本共産党は、「段階的アプローチ」の名で核兵器廃絶を永久に先送りする核兵器固執論を抜本的に再検討することを、核保有諸国に求める。米国・オバマ大統領に対して、広島を訪問するのであれば、被爆者の声に誠実に耳を傾け、原爆投下による残酷きわまる実相を直視し、これまでの米国の核兵器政策の真剣な再検討に踏み出すことを求める。

(3)

 安倍首相は、今回のオバマ大統領の広島訪問について、「核兵器のない世界に向けて大きな力となる」と述べている。しかし、核兵器問題をめぐって、日本政府の姿勢が、きびしく問われていることを、指摘しなくてはならない。

 日本政府は、国連総会で圧倒的多数の賛成で採択されている、核兵器禁止の国際交渉開始を求める決議案に対して、1996年に初めて提案されてから、昨年の2015年の総会に至るまで、20年連続で「棄権」している。

 核兵器禁止条約を求める国際世論の高まりを背景に、昨年の国連総会では、「核兵器のない世界」を実現するための「法的措置」を討議するための作業部会を求める決議が採択され、現在、スイスのジュネーブで作業部会が開催されている。この会議は、大多数の国が、核兵器禁止条約の必要性を強調する、画期的会議となっている。しかし、核保有国がこの会議をボイコットするもとで、日本政府はこの会議で、「核保有国の参加する場で議論をすべきだ」「段階的アプローチが現実的」などと主張し、世界の大勢に背を向けて、核保有国の代弁者というべき役割を果たしている。

 これらは被爆国日本の政府として、恥ずべきものである。こうした姿勢を根本的にあらためることこそ、日本政府に強く求められていることを、強調したい。

http://www.jcp.or.jp/web_policy/2016/05/post-720.html


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