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川内、伊方両原発の稼働は危険過ぎる 日本外交と政治の正体
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180807
2016年5月6日 孫崎享外 交評論家 日刊ゲンダイ 文字お越し
国会前の反原発デモ集会(C)日刊ゲンダイ
熊本など九州地方で激しい余震が続いているが、恐ろしいのは地震だけではない。原発である。
4月29日付の朝日新聞は、原子力規制委の田中委員長の発言を報じていた。
「我々が納得できる科学的な根拠はない。止めるべきだとの声があるから、政治家に言われたからといって止めるつもりはない。現状はすべて想定内。今の川内原発で、想定外の事故が起きるとは判断していない」
唖然とするだけでなく、ぞっとする発言である。
熊本地震について、橋本徹夫・気象庁地震予知情報課長は「国内の内陸地震はM6.5ぐらいになると『本震余震型』で経過するのが過去の事例であり、そう推移すると判断していた。過去の経験則で言うのは厳しい。自分たちの推定以上の規模だった」と認めている。
地震の専門家が「過去の経験則で言うのはダメ」と断言しているのである。
国内にある建物は地震の大きさを想定し、建築基準に基づいて建設されている。原発は「基準地震動」を設定する。そこで起こり得る最大値を設定し、それに耐える設計、建物だから安全――となるのである。
新基準では「基準地震動は、敷地ごとに震源を特定して敷地内震動及び震源を特定せず最新の科学・技術的知見をふまえ策定」となっている。その際の基準は地震による加速度を使い、単位はガルである。新基準で最大地震の想定について、再稼働中の川内原発は620ガル、再稼働が予定されている伊方原発は650ガルである。
熊本地震では、4月14日に最大1580ガル、続く16日に1362ガルをそれぞれ観測。他の地域でも、益城1362ガル、宇土882ガル、熊本843ガル、湯布院723ガル……など、軒並み川内、伊方両原発の想定基準を大幅に上回っている。
「地震の安全性は裁判官などの素人が判断すべき問題ではない。専門家に任すべきだ」
経産省OBや“原子力ムラ”などからは、こんな声が出ているが、専門家であっても、国民が納得できる根拠が示せるとは思えない。
川内、伊方の両原発を再稼働させることは国民の生命を危うくするだけである。
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