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野党統一候補の纐纈(こうけつ)厚氏の出馬会見(C)日刊ゲンダイ
2016参院選 全選挙区「当落予想」 “安倍王国”山口にも異変 自民県連に渦巻く候補者への不満
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180477
2016年5月4日 日刊ゲンダイ
安倍首相のお膝元、山口県は全国有数の「保守王国」である。当然、参院選(1人区)も圧勝するとみられている。だが、意外にも現地を取材すると綻びが見える。
自民党候補は、現職の江島潔参院議員。下関市長を4期つとめた後、参院に転出している。安倍首相直系の“子飼い”として地元では有名だ。2013年に初当選した時も、安倍首相の全面支援を受けている。だが「出馬の経緯をめぐって反発を生み、盤石とは言い難い状況になっている」と下関市議は話す。
「当時、東部選出の有力県議が出馬の意向を示していたのです。なのに、首相の鶴の一声で江島さんが候補となった。当然、県連内に不満や疑問が渦巻き、いまでも不協和音が残っています」(県政ウオッチャー)
自民党の県議や市議が反発しているのは、下関市長時代の江島議員の評判が良くなかったからだ。
「4期14年の江島市政では、安倍首相が勤務していた神戸製鋼が市内のゴミ処理関連の事業を連続受注し、談合疑惑が浮上して裁判にもなった。女性問題も発覚、結局、05年に追われるように5選出馬を断念しています。なぜ、そんな人物を候補にしたのかと不満が強いのです」(下関市議)
安倍首相の選挙区でもある下関市。しかし、街を歩いていても活気がない。かつて32万人を記録した人口も、30万人を割り込み、現在は28万人。商店街にはシャッターを下ろしている店も目立つ。商工会議所関係者がこう漏らした。
「神戸製鋼など安倍系企業ばかりがおいしい仕事を取る一方、地元中小企業は冷遇されています。アベノミクスの恩恵は、下関を含めて県内に及んでいない」
自民党に対抗する野党陣営は、勢いづいている。4月7日、野党統一候補の纐纈厚・元山口大副学長の出馬会見が山口市内で開かれた。
政策協定を結んだ野党3党(民進党・共産党・社民党)の代表が勢ぞろいし、SEALDsも駆け付けた。SEALDsのメンバーが挨拶すると、会場のボルテージは上がり、昨年夏の国会前デモが山口にタイムスリップしたかのような雰囲気となった。
どうやら野党陣営は、選挙区情勢を分析したうえで自信を深めているようだ。
県内衆院4選挙区を自民が独占しているが、県西部の下関では市長時代の江島議員の不評の記憶が消えず、県東部では候補者選定のシコリが残り、県中部の山口市には、纐纈氏が副学長を務めた山口大学がある。たしかに、西部・中部・東部のどの地域も、江島議員が突出して集票するとは考えにくいのだ。
(ジャーナリスト・横田一)
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