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熊本地震に機動隊3500人(C)日刊ゲンダイ
広がる震災の余波…伊勢志摩サミット「警備」不足の深刻
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180339
2016年4月28日 日刊ゲンダイ
伊勢志摩サミットまであと1カ月。ある問題が浮上している。警備態勢の問題だ。警察庁では2万数千人規模の部隊を三重、愛知を中心に投入する予定だが、熊本地震の発生により現在、多くの機動隊が熊本に派遣されている。今もなお不明者の捜索や復旧作業、治安対策に取り組んでいて、部隊の派遣は継続される見込みだ。
熊本県警によると、26日の段階で、全国35都府県の警察から派遣された警察官の数は約3500〜3600人。その多くがサミットでも警備を担当する機動隊だ。1人の隊員が地震もサミットも担当することはできず、人手不足となるのは明らかだろう。
しかも、今回のサミットの警備は大規模かつ複雑だ。開催される三重・賢島は海に囲まれており、陸・海・空からの警備が必要な上、空港から遠い。
晴れれば、各国首脳は愛知県の中部国際空港からヘリで移動する予定だが、悪天候でヘリが飛ばなければ最悪だ。高速道と一般道を使う陸路移動となり、その走行距離は約195キロ。その道沿い全てを警備しなければならない。当日の天気がどうなるかは確証がなく、警察は空路、陸路のどちらでも対応できるよう訓練しておく必要があるのだ。
しかも、三重、愛知だけでなく、国の中枢である首都圏もテロに襲われる可能性があり、警備は広範囲に及ぶ。警察への負担は増大だ。サミットの場所を決める際、安倍政権は景観や伝統などにこだわったらしいが、その“しわ寄せ”が今になってきている。元兵庫県警刑事の飛松五男氏がこう言う。
「サミットの警備計画は約1年前から練られています。しかし、突然の熊本地震発生で、機動隊員を熊本に派遣しなければいけなくなった。全国の警察で人員計画の練り直しが行われていると思います。全世界が注目するサミットでは絶対に“失敗”は許されない。道沿いで爆竹が鳴るようなことすらあってはいけません。隊員たちは緊張と疲労の連続でしょう。そもそも、空港に近い都市で行えば、これほどの人員を割く必要もありませんでした」
当日、晴れることを祈るしかないのか。
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