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早くも数値水増し 政府「保育&介護士」月給増のマヤカシ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180424
2016年4月28日 日刊ゲンダイ
保育士、介護士の待遇改善は遠い(C)日刊ゲンダイ
「待機児童ゼロ」「介護離職ゼロ」の「1億総活躍」の実現に向け、安倍首相が来年度から保育士の月給6000円増、介護士は1万円アップの方針をブチ上げた。ベテラン保育士はさらに厚遇し、最高4万円程度上げるというが、この大盤振る舞いには早くもデータ水増し疑惑が浮上だ。
「1億総活躍国民会議」の資料だと、女性保育士の平均月給は26万8000円。最高4万円上げれば、就業女性の全産業平均の月給31万1000円にほぼ到達する算段だ。介護士は平均26万2000円。1万円アップで、飲食など競合他産業の平均月給27万4000円と同水準になるとはじいている。
ところが、厚労省の「賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均月給は21万9000円、介護士は同22万3000円で、全産業平均より約10万円も低い。今回のデータは“手心”が加えられているようにも見える。内閣官房・1億総活躍推進室に問い合わせると、こんな答えが返ってきた。
「今回の数値は、厚労省の同じ調査結果を基にしているが、平均給与の計算にはボーナス分を含めています。月給プラスボーナスを単純に12で割った結果、保育士、介護士ともに月給26万円を超える水準になりました」(担当者)
とはいえ、「月給26万円超」が、本当に保育士と介護士の給与実態を表しているのか。待機児童問題に詳しい「認定NPO法人フローレンス」代表理事の駒崎弘樹氏はこう反論する。
「ボーナス分を加味したとしても、実際よりも相当な高水準です。東京の公立認可保育所の保育士ならば、26万円くらいもらえるかもしれませんが、認可外の保育士の多くは非正規雇用で、月給16万円程度。今回の数値は、低賃金の保育士のデータを除外して、都合よくカサ上げしたと疑われても仕方がありません」
介護士の給与水準はどうなのか。
「昨年4月に介護報酬が2%超も引き下げられたことで、介護施設の運営者はなかなか賃金の引き上げに踏み切れない現状です。実際は、月十数万円程度しかもらえない方が多いようです」(介護士の待遇問題を国会で追及する民進党・山井和則衆院議員)
今回の政府案、実効性は推して知るべしだ。
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